「終戦のエンペラー」はマッカーサーが戦争責任者を追究する話
『小さいおうち』に片岡孝太郎さんが出演されているんですね。
私が片岡孝太郎さんを知ったのは昨年上映された「終戦のエンペラー」の昭和天皇役です。
映画「終戦のエンペラー」は終戦後にダグラス・マッカーサーが太平洋戦争の戦争責任者を追究する話です。実際に調査をするのは日本に詳しいことからマッカーサーに命じられた若い将校で、東条英機など重要と思われる人物を訪ね、天皇を裁判にかけるべきかどうかを調べるのです。いかにもハリウッド映画という日本女性とのラブストーリーもあって、そのへんは余分だと思うのですが、天皇の戦争責任者追究の話だけではドキュメンタリーのような映画になってしまいますから、それを避けたのかもしれません。日本女性のお父さんを西田敏行さんが演じていて、娘の彼氏に日本の文化、思想を伝授するシーンがあって、アメリカの人たちは興味深く日本の思想を聞いたのかも知れません。
缶コーヒーBOSSのCMで出てくる変な宇宙人
ダグラス・マッカーサーを演じているのはBOSS缶コーヒーのCMで地球にやってきた宇宙人を演じているトミー・リー・ジョーンズ。CMでは笑いを誘うようなほのぼのとした雰囲気ですが、映画ではダグラス・マッカーサーですから重厚な役です。
昭和天皇を演じている片岡孝太郎さんが圧巻
そして昭和天皇を演じているのが片岡孝太郎さん。この昭和天皇の存在感は見事なものでした。なんと言いますか、気品があると言いますか、ちょっと変人っぽい雰囲気もしますがこれが圧巻でした。
実物が昭和天皇に似ているのかと思いましたが、演じていないときの画像を比較してみると雰囲気がまるで違いますね。これぞ演じているという感じです。
片岡孝太郎さんは歌舞伎役者ですから小さいときから色んな役を演じて来たのでしょう。だからこその演技だと思いました。
その片岡孝太郎さんが山田洋次監督の『小さいおうち』に出演しているそうです。どんな役なのでしょうか、とても楽しみです。
『小さいおうち』を見たら何か書きますね。