シロッコ手習鑑

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シロッコ手習鑑

高卒シニアなのに臨床心理士になりたいと思い立って放送大学生になりました。

クイズ文ってどんな文? 「非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門 」

本の紹介

 

この本にたどり着くまで

人との出会いは大事ですけれども、本との出会いも大事です。一生が変ったりします。

この本と出会ったのは別な本を読んでいるときでした。読んでいたのは、石黒圭さんの「文章は接続詞で決まる」(この本については後で書きますね)。この本を読んでいると、飯間浩明さんの説について触れています。

飯間浩明さんってどんな人?

飯間浩明さんって、どんな人なんだろう? そこで検索してみると『三省堂国語辞典』を編集している言葉のプロのようです。ツイッターで言葉について呟いてもいます。タイムラインを眺めてみると言葉についての興味深い解説がありました。さっそくフォローしました。

どんな本を書いている人?

次にアマゾンで「飯間浩明」で検索しますと辞書編纂関係の本が多いのですが、その中でもカスタマーレビューが22件と一番多いのが「非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門 」でした。

「著者からのコメント」を読むと単純明快です。

文章には、「事実・感想」からなる形式と、「問題・結論・理由」からなる形式とがあるというのが、私の考えです。
私は、前者を「日記文」、後者を「クイズ文」と名づけました。

(略)
「自分の考えたことを文章にして、読者に間違いなく伝えるには、どうすればいいか?」
これに対する私自身の答えと、その理由はこうです。
「そのためには、クイズ文という、『問題・結論・理由』という形式に従った文章を書けばいい。
なぜなら、この形式は、読者と一つの問題意識を共有し、かつ、読者を一つの結論に導くためのものだからだ」

私の言いたいことは、この一言だけです。 

レビューを見ると「著者からのコメント」を支持するものばかりです。私は記憶力が悪いせいか、理屈を確立してからでないと何も行動できないタチです。この単純明快が好きなので、購入して読むことにしました。

クイズ文って何?

クイズ文とは「問題」があって、その「答え」があって、その答えの「理由」を説明した文章です。上に引用した「著者からのコメント」がクイズ文です。

  • 問題:自分の考えたことを文章にして、読者に間違いなく伝えるには、どうすればいいか?
  • 結論:そのためには、クイズ文という、『問題・結論・理由』という形式に従った文章を書けばいい。
  • 理由:なぜなら、この形式は、読者と一つの問題意識を共有し、かつ、読者を一つの結論に導くためのものだからだ

この本では、まず、文章を事実と感想が書かれた「日記文」と自分の意見を主張するための「クイズ文」に分けます。そして、この「クイズ文」についてトレーニングしていきます。

これだけ単純なことで一冊の本が出来る

「著者からのコメント」が著者の言いたいことの全てです。あとはその重要性をどうやって知ってもらうか、どのように失敗してしまうことがあるのかが書かれています。

著者は大学で文章の書き方を教える授業を持っています。そこでクイズ文の書き方を指導していますから、その失敗例などでも学べます。

私は、実際にレポートや論文を書くことはありません。しかし、この本の内容を実行することが出来れば、以前よりも、明確な文章を書くことができるようになるのではないかと期待しています。