シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

投資入門(4) 「インデックスファンド積立を始めるために読んだ3冊の本」

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今までのおさらい

イオンラウンジに入れなくなりました。妻の持っていたイオンゴールドカードが使えなくなったからです。株主になれば株主優待でイオンラウンジに入れます。そんなことからイオン株に興味を持ち、購入しようと調べ始めました。

しかし、株は価格が変動します。銀行預金より金利が良くても、株の価格が下がってしまえば元も子もありません。イオン株は過去5年間で500円以上の変動がありますから、今の状態が続いて140円の配当があったとしても、配当が吹っ飛んでしまう可能性があります。

この頃に勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践」を読みました。そこには、株はプロが得して個人が損するもの、素人がいきなり数十万円である銘柄株を購入するのは一番避けるべき投資方法だと解説されていました。なので、イオン株購入は保留すること決めました。

リスクの少ない投資方法を求めて

投資に興味を持ってから何冊か投資関係の本を読みました。そこから得られた情報を簡単に書いてみます。

勝間さんが本の中で言うように、投資先を国内と国外、債券と株式を4等分してインデックスファンドを選べばリスクの分散が可能で、毎月積み立てれば変動を吸収できる、そう考えました。投資をしてお金を増やすというのもありますが、そういう技術についてもっと知りたいを思ったのです。俄然やる気が出てきました。そこで読んだのが次の本です。 

一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門

一番やさしい! 一番くわしい!  はじめての「投資信託」入門

一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門

 

 ファイナンシャルプランナー・竹川美奈子さんが書いた本です。竹川さんは「投資信託にだまされるな! ---買うべき投信、買ってはいけない投信」というベストセラーもあり、投資信託関連の著作がたくさんある方です。この本は初心者にとても優しいく書かれています。

世界中どこでも人間の生活は豊かになり、経済が成長します。卵はひとつの籠にもらずにリスクを分散して、10年、20年と積み立てれば人間が豊かを求める限り、投資に対するリターンはある、この本を読んでそう確信を持ちました。

〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと

〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと

〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと

 

 投資信託の格付け評価など経済情報を投資家向けに伝えているモーニングスターの社長:朝倉智也さんの書いた本です。モーニングスターの投資信託検索機能を使って、お勧めする条件の投資信託を実際に解説しながら検索して探していきます。こういうサイトはある程度経験すれば使い方は把握するものですが、用語の意味も分からない状態でしたので、とても参考になりました。

この本はある程度投資信託のことを知り始めた人が現実に投資信託で資金運用するのに役立つよう書かれています。資金計画の立て方から、目標が達成して終了するまでのことです。

ここで意外だったのは、まず先に住宅資金や老後などライフイベントに必要な資金目標を決め、それから逆算して利回りを決定するということ。安定した債権に多く投資するのか、リスクは大きいけれども利回りの大きい株式を多くするのか決めるのです。利回りが15%以上必要になれば計画を最初からやり直すということですが、「大丈夫なの?」と半信半疑でした。

それから、意外だったことがもうひとつ。資金目標に到達したら、予定した時期にならなくても投資信託を売却して辞めるということです。あれ? なるべく増やすんじゃなにの? そう疑問が湧きました。そこが投資信託を運営、販売してリベート得る立場の人との違いかも知れません。

忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術

忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 (アスカビジネス)

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CFPファイナンシャルプランナーであるカン・チュンド(姜 忠道)さんの本です。投資信託については3冊目の本ですから、特別に新しく知ったことはありませんでした。ただ、ポートフォリオ(参考: Q.ポートフォリオ理論とはなんですか?)に新興国を加えたパターンや日本株式を除外するパターンがありました。
新興国はまだ未知数の新しい力に期待するねらいがあり、日本株式を除外するのは日本経済の力を見捨てた投資です。スタンダードな配分は国内債券1/4・国内株式1/4・国外債券1/4・国外株式1/4ですね。
あと意外だったのが65歳で7000万溜まったあとの話です。私はとてもそんな金額に到達しませんが、その後について、著者のカン・チュンドさんは年に5%の配当を目指し、生活は4%を切り崩してに使う、さらに増やしていけと言うのです。「投資信託選びでいちばん知りたいこと」の朝倉さんは、リーマンショックのようなものが怖い、目標に達したら期間が到達しなくても現金にしろ、そういいますから随分違います。