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40年ぶりのシュラフ選び
ボーイスカウトで使うキャンプ用品を揃えています。今回はシュラフ(寝袋)です。私が高校生にときにもシュラフを購入したことがあるのですが、そのときとは余りにも状況が違います。
私は登山が好きで、中学3年の夏休みには野球部でもないのに野球部にくっついて安達太良へキャンプに行き、高校のときには山岳部でもないのに山岳部の登山にくっついて行きました。高校時代には山の本を読んだりもしました。
高校生のときにシュラフを購入したのは雑誌「山と溪谷」の広告で見つけた「ICI石井スポ-ツ」だったと思いますが、シュラフを選ぶのに苦労をした記憶はありません。
ところが、今回は違います。アマゾンで検索しても5000件以上がヒットするのです。
- 検索結果 5,096件中 1-24件 "シュラフ"
- 検索結果 7,745件中 1-24件 "寝袋"
さて、 どう選べばよいのでしょう。
ボーイスカウト隊長のアドバイス
東大緑地でのキャンプのときに、ボーイ隊長さんから揃える必要がある物について説明がありました。そのとき、モンベル(mont-bell)のカタログをいただいていました。
そして、ボーイ隊長さんのシュラフについての話を要約すると次のようになります。
- 安いものは 2千円、3千円からあるが、安いのはそれなり。
- 高いものは何が違うかというと、軽くて小さくたためる。
- 1万5千円程度が目安。
このカタログでモンベルという会社を知りました。創業者は有名な登山家で、粗悪な手袋が原因で凍傷になったことから、自ら開発を始めたのだそうです。決意のほどはハンパではないです。
しかし、せっかく頂いたカタログ、すぐに紛失してしまいました。テーブルに置いてあったのですが、要らないものと勘違いして処分してしまったようです。
キャンプは春先から秋まで、いわゆる3シーズン。暑すぎて使いものならないようなものを選ばなくてはならないですね。
取りあえず、モンベル(mont-bell)
「シュラフ」について、初心者に一番分かりやすいように説明してあるのは以下のサイトのようです。
初めてなので無難にモンベルから選ぶことにしました。
しかし、「モンベルのシュラフ(寝袋)通販サイト」をみてください。こんなに寝袋がたくさんあるんです。
- ダウンモデル 45件
- 化繊綿(エクセロフト)モデル 18件
どうやって選べばよいのでしょう?
選び方が分かりやすく解説してあるのが以下です。
ポイントをまとめてみます。
中綿の選び方
900FPダウン | 800FPダウン | 650FPダウン | エクセロフト(化繊)
軽い <==============================> 重い
収納小さい <====================> 収納大きい
値段高い <========================> 値段安い
「スーパースパイラル」か「スパイラル」か?
スパイラルストレッチシステム。斜めにヒダのようなものをつけて伸縮性を持たせてあります。スーパースパイラルの方がさらに伸縮性が高いということですね。
著者:のMasaki Tさんは、身長170以上の男性はスーパースパイラル、それ以下の身長の男性や女性にはスパイラルストレッチシステムを勧めています。
うちの孫は160cmなので「スパイラル」でOKですね。
右ジッパーか?左ジッパーか?
右利きの人は右ジッパーの寝袋が使いやすいそうなので、右ジッパーを選択します。
#0~#7の数字の意味は何?
モデル名には「#3」のような数字がついています。例えば「ダウンハガー650 #3」。これは何なのでしょう?
その説明を見つけたのが以下のサイトです。
モンベルのシュラフには #0~#7まであり、数字が小さくなるほど保温性が上がるということです。
モンベルの通販サイトで確認してみると「EXP」というのもあります。「#3」や「#5」はモデルが違っても、コンフォート温度、リミット温度が同じなのかと考えて比べてみたのですが、微妙に違うようです。実際使用するときには問題にならない範囲なのでしょう。
ブログの著者、世捨て人「カナモ」さんは保温性、重量、収納サイズ、価格、完璧に近いシュラフと言ってます。
夏に登るんなら#5でもいいんですが、春先や晩秋になると、気温が20℃もある筈がなく、必然的に#3になります。
しかし、ボーイスカウトでは、春先や晩秋にキャンプはあるにしろ高い山には行かないはず、そもそも千葉県には500メートルより高い山はありません。高い山に登るとしたら他県まで行かなければならないのです。
そこで、ボーイ隊長にメールしました。返事は #5 でOKとのことでした。
最初はよく分からなかったモンベルの通販サイトの説明ですが、よくみると有益な情報が書かれているのが分かってきました。
- アルパイン ダウンハガー650 #3:夏の高山から冬の低山キャンプまで一年を通して使える。【コンフォート温度】5度【リミット温度】0度
- アルパイン ダウンハガー650 #5:夏の縦走や秋冬のキャンプなどにも適したモデル。【コンフォート温度】10度【リミット温度】6度
アルパイン ダウンハガー650 #5。このモデルを購入することにしました。しかし、今年の予定ではもうキャンプはないはずです。来年の春先に購入すればいいと考えていました。
10月下旬のキャンプでも #5 でいいのか?
ところが事情が変わります。10月24日に予定されていたハイキングがキャンプに変ったのです。ボーイ隊長にメールで確認したのが9月下旬、あれからめっきり涼しくなったので #5 でよいのかちょっと不安になってきました。
そこで、写真共有アプリ Big Canvas PhotoShare で知り合った咖哩隊長に聞いてみました。ツイッターのプロフィールを見ると、最近はもっぱら山登りに夢中のようですし、彼の Flickr の写真を見ても、シュラフのことを聞くのに適任者だと思ったからです。
@sirocco_jp おはようございます。テン泊ですか?この時期なら大丈夫だと思いますが、シュラフ以上に地べたからの冷気が結構きます{(-_-)}マットも併せて持って行かせてあげれば大丈夫かと。
— 咖哩隊長 (@CaptainCurry) 2015, 10月 18
@sirocco_jp 直接体が触れる地面との間に敷くマットレスの保温断熱効果って結構高いと思います。あとは寒かった時用に温度調節できるような服(汗をかかない程度の)を持たせてください。(ボーイスカウトなんで小学生?)子供は代謝が良いので大丈夫だとは思いますが。
— 咖哩隊長 (@CaptainCurry) 2015, 10月 18
咖哩隊長の話を聞いて安心。アマゾンに「アルパイン ダウンハガー650 #5 」を発注しました。
モンベル(mont-bell) 寝袋 アルパイン ダウンハガー650 #5 ブルーリッジ [最低使用温度6度] BLRI 1121268
- 出版社/メーカー: モンベル(mont-bell)
- メディア: スポーツ用品
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シュラフに入ってみた
アマゾンから届いたシュラフの印象は、「小さい!」、「軽い!」です。昔のシュラフとは大違い。
シュラフが届いたのは10月22日。その夜、シュラフに寝てみました。ちょっと暑苦しい感じ。 部屋の中ですから、寒気も遮られています。布団の上ですから地面からの冷気もきません。山とは環境が違いすぎるのであまり参考にはなりません。
実際にキャンプでシュラフに寝た孫は「ちょうどよかった」と言っています。たぶん、これで大丈夫です。
【参考】
下の 「寝袋・シュラフの選び方 - NAVER まとめ」に「3シーズン用の寝袋・シュラフの使い方」というのがあります。 寝袋のジッパーを全開にして、毛布のように体にかけたり、寝袋のジッパーを全部しめたり、さらに衣類を着込んだりするのですね。
山男の世界です。