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糖質制限が理解されない
私は二か月に一度、市原市の「宗田マタニティクリニック」で宗田先生の診察を受けています。
還暦を過ぎた男性がなぜマタニティクリニックで診察を受けているのか?
それは、私が境界型糖尿病だからです。糖尿病の義母にプレゼントした本がきっかけで、2012年2月から糖質制限を始めますと、その効果には驚くばかりです。
そのときのことは下の記事にに書いてあります。
私は、会社近くの医院で定期的に診察を受けていました。
1か月に一度の血液検査では、血圧が150/90mmHgくらい。血糖値が120前後、HbA1cが6.0程度、中性脂肪、コレステロール、ガンマGTP、尿酸・・・数値が高くでNGなものだらけ、完全なメタボ人間でした。健康診断を受けると「C」や「D」だらけです。
2週間に一度血圧の検査と投薬を受けていました。血圧とコレステロールを下げる薬です。しかし、検査の数値は改善しません。
ところが、糖質制限を始めると血糖値、HbA1c、中性脂肪は下がり、脂肪肝も治ってしまったではないですか、高かったコレステロールも基準範囲に入ります。
そこで、診察の時に先生に質問します。
「コレステロールが基準範囲に入りました。まだ、薬は必要なのでしょうか?」
すると「基準に収まったのは薬でバランスが取れているからだ。薬をやめればまた上がってしまう」との答。
こんな会話を診察の度に何度か繰り返します。薬で下がらなかったのが糖質制限で下がったのは確実です。それなのに投薬を続ける意味は何なのでしょう?
それに尿酸が8.4と高かったのですが、8.1と少しだけ下がりました。そうしたら、尿酸を下げる薬を投薬するというのです。
あれ? 前回より下がったのに・・・。8.4で投薬をしていなかったのに、8.1で投薬を開始する意味は何なのか。
宗田先生にメールを出した
2013年7月。このままこの医院で診察を続けてはダメなのではないか、そう考えて江部先生のブログやfaecebookで知った宗田先生にメールしました。糖質制限に理解のある内科医は近くにいません。市原市なら千葉市の隣りですから通院もそれほど苦にはならないと考えたからです。
「明日伺いますので、診察をお願いできないでしょうか」。さらに、今までのいきさつを書きました。
すると、「明日は休診ですが私はいますのでよかったらおいでください」。
あちゃー、休みを確認しないでメールしてしまいました。今さら、日にちを変更するのもなんなので、言葉に甘えて診察を受けることにしました。
宗田先生は「薬は全部なし。薬のお金で肉や魚をたべなさい」と言います。
血圧が不安だったので質問しますと、「下が100を超えていない。上も150くらいなら飲まなくても大丈夫」と言います。
それに尿酸が高ければ痛風になるかもしれないが、痛風の症状が出てからでも遅くない。痛風は痛いけれども怖い病気ではないといいます。
今までの治療は何だったのでしょう?
毎年、確定申告の時期になると医療費控除の申請をしていました。2週間に一度診察を受けて血圧測定、投薬。診察と薬で5千円を超えます。月に一度の血液検査もますから、年間では十数万円の医療費になるのです。
それが2か月に一度2~3千円の検査だけ。お金も、通院する時間も、精神的にもとても楽です。薬を飲みませんから、身体の負担も少ないはずです。思い切ってメールをだして良かったと思いました。
「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」
宗田先生が「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」を上梓されました。
糖質制限をしている人はケトン体の数値が高いことを健康である証として、自慢するようにfacebookやブログに公表しているのですが、今までの考え方ではとんでもない危険信号なのですね。この本を読み始めてよく分かりました。前のかかりつけ医院でケトン体を測定していれば、「糖質制限はやめなさい」と言われたでしょう。
このブログはこの本の感想を書くつもりでした。感想を書くならば、宗田先生にお世話になるようになったいきさつを書かねばと思ったら、長くなりそうです。
ワンテキスト・ワンテーマ。これで一本のブログにしました。
本の紹介と感想は後日ということで。