マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目次
オレにだって、みんなが欲しがるブログネタがあるはずだ
本屋さんでこの本を見かけました。「はてな」の有名なブロガーの本ですから、手に取って立ち読み。「はじめに」の次の文章が刺さりました。
どんな分野であれ10年も働いたら「自分には売れるモノなど何もない」なんてことはありえません。もしそう感じているのだとしたら、その人に足りないのは「価値のある能力」ではなく、「価値ある能力に、気づく能力」です。価値を価値と認識する能力を欠いたままでは、いくら大量の金塊を手に入れても、不安が消える日は永久にやってこないでしょう。
ふむ、これは「どうすればこのブログを読んで貰えるか」を考えるのに役立つのではないか、そう思いました。
私には一流ビジネスマンとして勝ち上がる方法を提供できるようなブログネタはありません。しかし、ダメな男の生き方のブログネタはある。田舎での八方ふさがりな生活をしながら何を考えていたのか。何を考えて転職していたのか。
そんなネタでも役立つのではないか、だいいち今までは自己満足のような記事で、読んで貰う人に役立つことを主眼には書いてこなかったのではないか。
そんなことが思い浮かんできました。そして、購入して読むことしました。
「葉っぱビジネス」が教えてくれるもの
「さいごに」は日本料理に使われる「つまもの」を集めて売る「葉っぱビジネス」を立ち上げた話が紹介されています。
農協の職員だった横石さんは山にいくらでもある「葉っぱ」が売れるのではないかと考えます。
料亭の料理を見て「ウチの山にもあるんだけどね」と思う人はいるかも知れませんが、そこから先が普通の人とは違います。
実際に、日本料理店、割烹、料亭を片っぱしから訪ねて聞きいて回ります。どんな「葉っぱ」が売れるのか、どこから買っているのか、を知りたかったのですね。しかし、断られてばかり。
そこで、客としていろんなお店に行って聞き回り、「葉っぱビジネス」の立ち上げに成功する訳です。
口では簡単にいいますが、そこまでたどり着ける人がなかなかいないと思います。
「株式会社いろどり」のWebを見ると、多彩ですね。
2012年には映画『人生、いろどり』が作られ、「葉っぱ」を売るだけでなく、有料の視察、セミナー、「いろどりの写真集」「いろどり農家のばあちゃんストラップ」の販売などいろんなことをやっています。
「葉っぱ」が売れるものであることに気づき、「葉っぱビジネス」を成功させる能力のある人は何でも出来てしまうんですね。
私にも売れる、価値のある「葉っぱ」があるのではないか、そこから考えないと読んで貰えるブログにはならないようです。
マーケット感覚でブログネタを考える
読んで貰えるブログを書くのに役立ちそうな内容を2、3紹介します。
インドネシア・イスラムというキーワード
「第3章 マーケット感覚で変わる世の中の見え方・これからは英語の時代ってホント?」の中で、「インドネシアに魅力がある」と言っています。
私もインドネシアは魅力的だと考えたことがあります。
- バリに行ったときガイドさんと話していると日本に魅力を感じているのが分かりました。
- インドネシアの人口は2億4千万。世界4位です。これから経済大国になる可能性があります。
- インドネシアは76.5%がイスラム教。今、イスラム国やテロが問題になっていますから、ハラール食・お祈りなどイスラム文化に詳しくなれば有利です。
インドネシア・イスラムのキーワードが多いブログになれば、読んで貰える可能性が高くなるのではないか、これも選択肢です。
市場の選択は正しいのか
「成功の鍵は市場の選択」の中ではテレビ番組で取り上げられていた「結婚したいのにできない20代男性」の婚活について考えていました。
見た目がさわやかな好青年なのに収入が低いから相手が見つからない、という番組に「ちょっと考えてみてください」と言います。
- 結婚情報サービスに登録している女性は学歴や収入で男性を選ぼうとしている。そういうところに、学歴の高くなく、収入の多くない男性が登録しても不利。
- 最初から学歴や収入で人を選ばない人も多い。だから同窓会や友達の結婚式の二次会、街コンなどの方がいい。
なるほど。私も高齢者だけど、婚活をしたいと思うので参考になります。
さて、私の選んでいる「ブログ」という市場の選択は正しいのか、これも考えなくてはなりません。今のところは、それなりに私に向いている市場で足りないのはマーケット感覚だと認識しています。
みんな感動を求めている
『第4章 すべては「価値」から始まる』の中できちりんさんは、『感動市場』を紹介しています。
私が普通の人の平均よりも高いスキルを持っているのは、コンピュータのプログラムのこと。それと映画のことです。
誰でもなくて、私が紹介する映画は価値があるのではないか、「ジャパネットたかた」のように映画を紹介できるのではないかと思いました。
まとめ
どうすればこのブログを多くの人に読んで貰えるかを知りたくて、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」を読みました。
そして、「オレにだって、みんなが欲しがるブログネタがあるはずだ」と思うようになりました。
自分が書きたいことであって、みんなが知りたいこと。そんなことを考えながらブログを書いていきたいと思います。
まずは本の感想がメインですけどね。