目次
- PCが起動しない
- RAID 用のHDDはどれを購入すればよいのか
- HDDのセクター数を比較する
- 非AFTのHDDは高価だ
- まとめ
- おまけ
- 今になって安いのみつけました・・・Orz
- 2019/09/05追記 RAID1のHDDを非AFTからAFT仕様に交換出来る
PCが起動しない
夕べ、PCが起動しなくなりました。
最初は起動画面が表示され、ログインが出来ました。しかし、画面が真っ暗になったまま何の反応もありません。
HDDのアクセスランプを観察すると、チカチカとしてしばらく何の反応もなく、かなり時間が経過してチカチカとその繰り返し。Windowsのアップデートに手間取っているのかとも思いましたが、そうでもなさそうです。あきらめて電源ボタンを長押しして電源断。
再度、電源を投入するとHDDのアクセスランプが転倒したままで、何の反応もありません。電源ボタンを長押しして電源断。
うむ。RAID構成になっているHDDを確認してみることにします。
EPSON Endeavor Pro5000はメンテナンスが非常に簡単です。(特徴1 - メンテナンスが非常に簡単)前面の取ってを引くとパカリとHDDを収納しているケースが開きます。
- HDDを一台引き抜き。一台だけで起動してみました。すると、時間はかかりましたが正常に起動できました。
- HDDを交換して別のHDDで起動してみます。何処に刺してもNGです。Windowsが起動ドライブがないといいます。
RAID構成になっているHDDの1台が壊れたようです。
RAID 用のHDDはどれを購入すればよいのか
1TBのHDDを2台使ってRAID1を構成しています。その1台が壊れたのでHDDを交換すればOK。
「ポート:0」も「ポート:1」もSEAGATEの1TBを使用していましたが、交換するHDDは「ポート:0」の容量より同じか、大きければ問題ないはずです。
値段も手ごろなことからSEAGATE の「ST1000DM003/EWN 」を購入することにします。
HDDのセクター数を比較する
新しいHDDが今のよりもセクター数少なくては「ポート:0」のHDDをコピーできません。
同じSEAGATEのHDDです。同じ1TBならセクター数は同じなのではないかと安易に考えていました。念のためチェックしてみます。
- 新:ST1000DM003 1TB
トータルセクター:1,953,525,168
1セクターのバイト数:4096
以前は1セクターのバイト数は512バイトでしたが、新しいHDDにはAdvanced Format Technology が用いられ、セクタサイズが今までの 512バイトから 4096バイトに変わった新しいタイプのハードディスクです。
それでは「ポート:0」に刺さっている古いHDDの1セクターのバイト数はいくつなのか。データを見つけました。
- ST31000524AS 1セクターのバイト数: 512byte
RAIDはセクター単位で読み書きをしますから、1セクターのバイト数が違えばRAID1として動作はできないはず。ST1000DM003をキャンセルして、1セクターのバイト数が 512バイトのHDDをさがすことにしました。
非AFTのHDDは高価だ
AFT(Advanced Format Technology)と非AFTのハードディスクについてはこちらにも解説があります。
ST31000524AS:価格: ¥ 19,800
Seagate 3.5inch HDD 1TB SATA6.0Gb/s 7200回転 512セクターモデル ST31000524AS
- 出版社/メーカー: Seagate
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
ポート:0に 刺さっているHDDです。最初のカスタマーレビューがひかります。
ST31000524ASは7200.12世代で512byte/sector。新しい7200.14世代のST1000DM003は4096byte/sector。古いPCを持っている型は非AFT HDDであるこの製品を購入すべき。
でも高い!
日立 HGST HDS721010CLA332は 26,980円もする。
日立 HGST 3.5インチHDD(SerialATA)/容量1.0TB/回転数:7200rpm/キャッシュ:32MB HDS721010CLA332
- 出版社/メーカー: 日立グローバルストレージテクノロジーズ
- 発売日: 2009/12/20
- メディア: Personal Computers
- 購入: 10人 クリック: 53回
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Western Digital も探しましたが高い・・・Orz
Seagate の ST31000524AS:価格: ¥ 19,800を発注しました。新しいのなら7,000円弱なのに高いですね。
まとめ
RAID構成しているHDDが壊れました。
交換用のHDDを調べたところ、使用していたHDDはセクターのサイズが512バイト。古いタイプの非AFTでした。
今はセクターのサイズが4096バイトのAFTがほとんど。非AFTのHDDはとても高価ですが、発注しました。
おまけ
以下のリンクにジオメトリなどHDDについての解説があります。
2016/03/02 「AFT」と「非AFT」のハードディスクの機種一覧があります。HDDを交換するときは、「AFT」なのか「非AFT」なのかを確認して交換すればよいでしょう。
2016/03/02 同じ状況の人を見つけました。
- 『Raidでは使えない?』 WESTERN DIGITAL WD10EARS (1TB SATA300) のクチコミ掲示板
- 『AFT対応のHDDに交換したらNEC LaVie LL550/VG6Bのリカバリ出来なくなった』
- 非AFTからAFTのHDDに交換したらWindows Updateができなくなった
- 非AFTのシステム ハードディスクをAFTハードディスクに交換 (r271-635)
今になって安いのみつけました・・・Orz
【Western Digital】 WD Black 3.5inch HDD 1TB SATA 7200回転 64Mキャッシュ 512セクタ(非AFT) WD1001FAES
- 出版社/メーカー: Western Digital
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
2019/09/05追記 RAID1のHDDを非AFTからAFT仕様に交換出来る
AFTのHDDでもOKだったそうです。論理セクターがあって、そのサイズが同じ512バイトだから行けたのではないかということです。