目次
- サツマイモ先生・青木昆陽ゆかりの地
- 幕張昆陽地下道
- 青木昆陽甘薯試作地
- 「奉納 千葉澱粉共同組合」のプレート
- 「昆陽先生甘藷試作之地」記念碑
- 「秋葉神社」と「昆陽神社」
- 鳥居越しに見える幕張のビル
- 偉人を神として祀る文化
- おまけ
サツマイモ先生・青木昆陽ゆかりの地
青木昆陽は中学の歴史に登場する偉人です。
飢饉が続く江戸時代、将軍・徳川吉宗へ「サツマイモを作って飢えないようにしよう」と進言し、栽培を成功させました。
そのサツマイモが最初に根づいた畑が幕張にあります。
さてその、「青木昆陽甘薯試作地」はどこにあるのでしょう?
場所はこちら。
マップを見ると、試作地の西には「秋葉神社と昆陽神社」の二つの神社があるのが分かります。
「京成幕張」駅前にある保育園の名前が「幕張いもっこ保育園」。
元気に育ちそうなイメージの保育園です。
幕張昆陽地下道
地下道の名前にもなっています。この地下道は2004年7月に開通しました。
青木昆陽甘薯試作地
「奉納 千葉澱粉共同組合」のプレート
ブロック塀と門の扉を奉納したようです。千葉澱粉共同組合は青木昆陽に感謝しているのですね。思わすほっこりとしてしまいます。
「昆陽先生甘藷試作之地」記念碑
ブロック塀に囲まれた一角に記念碑が建っています。江戸時代、この地に青木昆陽がサツマイモを栽培しました。
「秋葉神社」と「昆陽神社」
由緒を記載した看板がありました。
それによりますと、もともとは「秋葉神社」があって、そこに青木昆陽の偉業を記念して、「昆陽神社」として祀ったものだそうです。
【左:秋葉神社・右:昆陽神社】
道路工事のために社殿は取り壊され、一時的に子守神社に移転した。2006年11月に新しく作られた現在の社殿に戻った。
(「wikipedia:青木昆陽/昆陽神社」より)
地下道の上に出来たばかりの境内です。
砂利が敷いてあるだけで何もありません。周りは住宅。神社は杜の中にあることが多いものですが、かなり違った印象を受けます。
鳥居越しに見える幕張のビル
東側には昆陽神社の鳥居、南側には秋葉神社の鳥居があります。
秋葉神社の鳥居の中に、アパホテル(旧プリンス)、ニューオータニ幕張が見えます。
灯籠と鳥居の柱の間に見える「SEVEN&iHOLDINGS」の看板。ここが「イトーヨーカドー」。
その裏に放送大学があります
ここから海浜幕張駅までは約2キロ、幕張の浜までは3キロくらいです。
鳥居の柱、灯篭に「平成18年」と刻まれています。建てられてからまだ10年、新しい神社です。
偉人を神として祀る文化
日本には偉人を神として祀る文化がありました。
日光東照宮、天満宮、明治神宮、象山神社、松陰神社、東郷神社、乃木神社など・・・。これは一神教の国では考えられないことです。
- 神社.com|歴史に触れてみる
・歌人や貴族、思想家など偉人が神さまになっている
・信長も秀吉も家康も神さまになっている
・全国各地の藩でも殿さまを神さまとして祀る
今回、地下道の名前が「幕張昆陽地下道」であることを知りました。これからは偉人を神として祀るのは不都合が多いですから、地名や施設名として残すのが良い方法ですね。
おまけ
幕張ベイタウンに「バレンタイン通り」という通りがあります。これは2005年の千葉ロッテマリーンズが優勝し、ベイタウンでのパレードを記念したものです。