シロッコ手習鑑

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シロッコ手習鑑

高卒シニアなのに臨床心理士になりたいと思い立って放送大学生になりました。

書けないから書けるへ。レポートを書くために一番大切なこと・放送大学「日本語リテラシー」

放送大学 本の紹介

目次

日本語リテラシー (放送大学教材)

日本語リテラシー (放送大学教材)

 

レポートを書くのには、何が一番大切なのか

放送大学「日本語リテラシー」の授業動画を視聴し、印刷教材を読了しました。この科目は大学で提出を求められるレポート、論文の書き方を説いた授業です。

なぜ、私がこの科目を選択したのか? 

それは自分の考えていることを文章で自由に表現する能力が欲しい、もっとましな文章を書けるようになりたいと考えたからです。

授業は、日本語の使い方を学ぶことの目的と意味から始まり、漢字・ひらがな・カタカナ・外来語の特徴と使うときの注意点、漢語と和語の特徴、、「は」と「が」の違い、パラグラフなど広範囲に渡りました。

授業を終了して、一番実践的で役に立つと感じたのは「12章 レポートを書く①:論点の整理まで」です。レポートを書くプロセスは二つの章に分かれていて、この章はその前半にあたり、次のようなことが書かれています。

  • テーマを決めて具体的なタイトルを考える。
  • 問題意識を明確にする。
  • 観点を整理する。

「問題意識を明確にする」は「問い」を立てること。山田 ズーニーさんの「伝わる・揺さぶる!文章を書く」にも登場する話ですし、飯間浩明さんの「非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門」のクイズ文は、まさに 「問い」を立ててそれに答える文章の書き方を指導したものです。 「問い」の立て方がうまくいくと、自分の考えがスラスラをうまく説明できます。逆にこれに失敗すると何をどう書いてよいか分からなくなってしまいます。

 「観点を整理する」 は具体的な論を引き出すための観点(気になる点)を抽出する方法を説明したものです。これも解説したいところですが、前回のブログ『「は」と「が」はどう使い分ければいいのか・放送大学「日本語リテラシー」』もこの本の紹介でした。詳しくは本を読んでいただければと思います。

さて、今回は「テーマを決めて具体的なタイトルを考える」、これが大切だというお話をします。

タイトルを考えるのは蕎麦打ちの水回しに似ている

「麺打ち太郎」と言うオモチャのような蕎麦打ちセットを購入したのをきっかけに蕎麦打ちに凝ったことがあります。電子はかり、蕎麦切り包丁と購入して、ホームセンターに出かけるたびに道具を探し、のし板、こね鉢、麺棒、茹でた麺をすくう網まで揃えました。

美味しい蕎麦を打つには蕎麦粉が大切です。それから、蕎麦は薄く伸して細く切る必要があります。何故かというと、蕎麦は茹でると美味しい成分がお湯の中に解けてしまいます。それを防ぐにはなるべく細く切って茹でる時間を短くする必要があるのです。

細く切るのには、薄く綺麗にのす必要があり、薄くのすには適度な蕎麦の固さが重要。そのためには最初に水とそば粉を混ぜ合わせる水回しが重要です。水回しに失敗すると茹でたときに切れやすくもなり、水回しの成功は蕎麦打ちの最初の難関なのです。

水回しに失敗すれば綺麗に美味しい蕎麦が打てないと同じように、分かりやすくブログを書くためには「テーマを決めて具体的なタイトルを考える」ことが大切です。よい(書きやすい)タイトルが決まれば、問題意識を明確にするのも比較的楽で、具体的な論を引き出す観点の抽出も楽になってきます。始まりが肝心なのですね。 

タイトルが決まれば三分の一は終ったようなもの

井上ひさしbotがタイトルについて、以下のツイートをしています。  

そこで、井上ひさしさんがどんなタイトルをつけていたか紹介してみます。

  • モッキンポット師の後始末 設定は井上ひさしさんが上智大学にいたときにお世話になった指導神父がモデル。学生が引き越したトラブルに引き込まれる話です。その神父の名前がモッキンポット師。この名前は実在するのでしょうか? 絶妙に響きのいい名前です。
  • さそりたち メインフレームと呼ばれる大型汎用コンピュータの売り込みをする四人組の話です。売り込む方法は「スパイ大作戦」のようなだまし、色仕掛け、嘘八百となんでもあり。そのチームの名前が「さそり」。さそりは毒があり、毒のイメージのチーム名なのです。あと少しで売り込みに成功するというとき、人情劇に巻き込まれて失敗します。そんな短編が何本か。
    いいえ私はさそり座のおんな~🎵 
  • 四十一番の少年 井上ひさしさんは仙台の孤児院にいたことがあります。父が死に母と別れて孤児院で暮らさなかればならない少年。その少年が悲しい事件に巻き込まれます。その少年の孤児院での出席番号が四十一番なのです。

いかがですか? さすが日本劇作家協会理事、社団法人日本文藝家協会理事、社団法人日本ペンクラブ会長!「三分の一以上は書いた、ということになります」というのも頷けます。

ここまで井上ひさしさんのタイトルを解説して、こんな高尚なことは書けないし、タイトルも無理と感じました。タイトルが大切なのは分かった。それでいいことにします。

レポートが書ければブログも書けるんじゃね?

蕎麦打ちの話や井上ひさしさんのタイトルの話と少し寄り道し過ぎました。

最後に「日本語リテラシー」に書かれていることを紹介します。

”何について”と”何を”は違う。”何を”考えたいかを考えよ。

「日本語リテラシー」p195

「問い」を立てて考えやすいタイトル、具体的であることが必要だと言います。
ブログタイトル についての記事を見ると、どうやって注目を集めてクリックしてもらうかを解説しているものが多いようです。けれども、自分の考えが書けなくては元も子もありません。

書くための論点が導きやすいタイトルを考えたいものです。

タイトル重要。

文章の反省:「こと」、「もの」をいっぱい使っている・・・Orz

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