シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

高齢者シングルが「お一人様限定ツアー」に参加して気づいた三つのメリット

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目次

お一人様限定ツアー初体験

 

今月いっぱいでリタイアし、来月から非常勤で働くことになりました。非常勤というのは、この仕事をこなしてくれるなら、時間は自由でいいよ、そんな感じの勤務体制です。

今まで働いた自分へのご褒美に海外にでも旅行したいのですが、問題があります。ツアーに参加するときはいつも妻が一緒だったのに、その妻はもういないのです。

そんなとき、ツアーを探していると、「お一人様限定ツアー」を見つけました。ツアーに参加するのは全員がおひとり様ということです。

普通のツアーを一人部屋で申し込むと追加料金がかかります。 お一人様限定ツアーは最初から全員が一人部屋ですから、追加料金が最初から組み込まれているイメージです。

妻はひとりでハワイに行っちゃうタイプで、旅行はいつも連れて行って貰っている感じでした。お一人様限定ツアーなら妻がいなくてもツアーに参加できるかなと思い申し込みました。

結果はなかなか楽しいものでした。どんなところが良かったのか書いてみます。

ツアーに一人で参加する寂しさ、惨めさがない

私の性格からして、ツアーで心配なのは孤立してしまわないかということ。

以前、妻と国内温泉連泊ツアーに参加したことがあります。参加者のほとんどは夫婦か女性の友達同士です。その中にひとりで参加している男性がいました。年齢は還暦ぐらい。iPadで子供か孫とツイッターのようなSNSで会話をしているようですが、周りのお喋りな女性たちや夫婦たちの中にポツンと寂しそうにしていたことが印象に残っていました。そんなふうにはなりたくないと考えてました。

一般ツアーに参加した高齢者シングルは孤立しやすいと思います。女性だけのグループや夫婦で仲良くしているところに割り込んで話をする勇気はありません。

それから、義母から聞いた話なのですが、ツアーで亡くなった奥さんの写真を立てて、ひとり食事をしていた男性を見たことがあるそうですが、それも嫌です。

かと言って、バックパッカーになって一人海外へ旅する勇気も湧いてきません・・・。

でも、お一人様限定ツアーなら全員が「お一人様」。孤立することはありませんでした。今回のツアー参加者は男性4人に女性4人。妻と参加したツアーでは妻以外と話すことはありませんでしたが、今回はほぼ全員と話すことができました。

参加したメンバーがつわもの揃いで面白い

どんなメンバーが参加するのか。

羽田空港に集合したのは男性4人、女性4人。合コンみたいに参加メンバーの紹介がありました。年齢を確認した訳ではないですが、男性は62、3歳から67、8歳くらい。それに対して女性陣は65歳から75歳くらいと、ひとまわりお姉さんだったように思います。
どのコースでも同じような年代の参加者なのか、コースによって違うのかは不明です。

  • 添乗員さん 女性の添乗員さんです。ジャパネットタカダ の高田社長のように声が甲高くて遠くまで通りますから添乗員の向いてますね。「日本と同じではダメ。競争にまけないように押して頑張るのが大事」だそうです。
    中国の中華料理は1枚の取り皿で間に合わすのだそうですが、頑張って取り皿をお願いしていました。
    船下りの船が座席指定でした。番号は窓側が小さい番号で通路側が大きいのか、その逆なのかが不明で中国の団体さんとモメました。私が窓側に座れるよう頑張っていただきました。しかし、船の係の人が来て私は通路側になったんですがね。中国でとにかく頑張らないとダメと学びました。
  • ITおばさん iPhoneを使っていました。BASICやCOBOLの時代からPCは使っていて、「カセットテープに録音したのよ」と話してました。TK-80でハンドアセンブルした私より古いかも。
    とっても旅慣れていて、世界中の観光地に行ったことがありそう。
    「セーヌ川はね」「アマゾン川はね」「九寨溝なんてつまんないわよ」「中国の棚田は凄いわよ、一度いってらっしゃい 」・・・などなど。
    圧巻は某市の食べ残ったスイカの皮の捨て方。スイカの皮はおろし金ですり下ろし、乾燥させてから燃えるゴミとして捨てるのだそうです。
  • シェーシェーおばさん 最近、中国語を習い始めたという彼女は「日本語のシェーシェーとは違うのよね」と「シェーシェー」と発音しながら手で波の形を作って見せてくれます。この方も旅なれてそう。
  • うなずきおばさん どんな話でも話を聞くと最初は「そうよねぇ」と相槌を打つ話の聞き上手。
  • マットレスおばさん 紫に染めた髪。8万円もする高価なマットレスを購入していました。きっと自宅にはTVショッピングで購入したものが溢れているのではと想像してしまいます。
  • 社長さん 「うちの子会社があってねぇ、行ったことがあります」。うちの子会社というから社長さんなんでしょうか。アメリカに出張したときの話とか。
  • 本田宗一郎さん 帽子をがぶっていましたが、食事のときに見ると晩年の本田宗一郎さんのような方でした。お一人様限定ツアーには何度も参加しているそうです。「お一人様限定」と謳っていなくても一人で申し込んでも追加料金のないツアーなら一人で参加する人はかなりいるそうです。ひとり同士ですぐ仲良くなるとのこと。
    船下りのときはカメラマンのモデルになり、高価なアルバムと集合写真を購入するお人よしさん。
  • 短パンおじさん 孫が3歳だそうで最年少かも。中国少数民族の衣装を買おうかどうか迷っているようでしたが、「せっかく買って行っても、娘は自分が気に入らないと着せないんですよ」と購入には至りませんでした。
  • 底辺ブロガー リタイア目前の底辺ブロガー。アドセンスなんて収入のあてにはなる訳もないのだがブログのネタを探している私。

みなんさん、いろんなところに行ってらっしゃるのにビックリでした。

もしかして婚活になるかも知れない

Googleでどんな関連する言葉で検索しているのか、そのことについて「教えて!goo」や「Yahoo!知恵袋」ではどんな質問をされているのか、これらのことが分かればブログを書くとき参考にすることができます。そして、これらの情報をに一括取得して表示するツールがあります。

ここで「お一人様限定」をキーワードに関連キーワードを取得すると、「婚活」や「街コン」という言葉も見つかります。

ふむふむ。お一人様限定ツアーを活用すれば婚活になるかも知れないのですね。

ただ、問題点がふたつあります。まず、「お一人様限定」はツアーに参加するのが「お一人様」であって、参加者が独身である保証はありません。それと、今回の参加者は一回りくらい高齢なお姉さんたちだったことです。これは旅行先が変れば参加する人の年齢層も違うかもしれませんね。例えば、イタリアやスペインあたりにするとか・・・。

まとめ

今までツアーに参加するときはいつも妻と一緒だったのですが、その妻はもういません。そこで「お一人様限定ツアー」に参加してみました。
「お一人様限定ツアー」は参加者同士の会話が多くて、今までのツアーとは違った楽しみ方ができました。
ツアーの最後に「ご帰国後交流会のご案内」というチラシもいただきました。帰国後もみんなで集まってトークを楽しもうという企画です。そして、そこで次のツアーの売り込みもあるようです。
初めての「お一人様限定ツアー」は楽しいことがいろいろとありました。

最後にデメリットを考えてみると、ツアーが少し割高であること、おばさんたちの声がでかくてうるさいということがありました。

デメリットを考えても楽しい旅でした。旅の内容については次回ということで。