NEC WiFi 無線LAN ルーター 親機 11ac/n/a/g/b 1300+450Mbps 3LDK 3階建 Aterm WG1800HP2
- 出版社/メーカー: NEC
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: Personal Computers
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目次
無線LANルータが壊れた
12月7日の朝。無線LANルータに接続してあったPCからネットに接続できなくなりました。*1
ONU、Atrem BL190HW、Atrem WR8500N を再起動してもダメ。そこで親のAtrem BL190HWにPCを接続してみるとつながりました。
ここで無線LANルータが壊れたと判断。そこで無線LANルータを購入しようと調べたのですが、その機種の多いこと困惑してしまいました。
今まで使っていたのは2009年11月に購入したこの機種です。
ここに書かれたカスタマーレビューを見ると、これ一択じゃないの? と思ってしまいますよね。
ところが今回は機種の選択が大変でした。そこで、どんなふうにして機種を選んだのを書いてみます。*2
メーカはどこを選ぶ?
価格コムの無線LANルーター(Wi-Fiルーター)に販売されているメーカ名の一覧があります。
- バッファロー(118)
- エレコム(64)
- IODATA(28)
- NEC(24)
- COREGA(11)
- TP-Link(9)
- PLANEX(8)
- ASUS(6)
- Huawei(3)
- NETGEAR(3)
- ロジテック(3)
- APPLE(3)
- D-Link(1)
- ASRock(1)
- MICRO RESEARCH(1)
カッコ内の数字は機種数です。(2016/12/14現在)
これを見ると紹介されている機種数の多さから、バッファローから選びたくなるのですが、この会社にはいい思い出がありません。
1995年頃はWindows3.1にWinsockをインストールして、モデムからプロパイダに電話してインターネットに接続していました。ルータは使っていません。
ISDNからADSLになったころから、バッファローやI-O DATAのルータを使っていました。このルータで悩まされたのが固まることです。会社のルータが固まると休みでも出社してリセットしなくてはなりません。自宅でも何度か固まったことがあり、ネット機器にうとい妻でさえ、リセットの手順を覚えてしまったほどです。
その後、会社のルータをヤマハのものにすると全く固まりません。あぁ、やっぱり、家庭用ではダメなんだとこのとき感じました。
それを教訓に自宅の無線LANルータをNECのものにしました。これを購入したのは2009年11月。それ以来固まった記憶がありません(1回くらいあった?)。
「それは10年以上も前の話だ。バッファローやI-O DATAの方が安定しているよ」という方はいるのでしょうか ?
売れ筋はバッファローのようですが、実績から今回もNECから選ぶことにしました。
NECの無線LANルーターは12機種もある
さて、それではNECの無線LANルーターの製品情報ページを見てみましょう。
IEEE802.11a/b/g/n/acを選ぶか、IEEE802.11a/b/g/nを選ぶか
[11ac]対応が9機種、[11n]対応が3機種ありますが、これは無線LANの規格です。
NECの「お使いの無線の種類を選んでください」をみると、[11ac] は IEEE802.11a/b/g/n/ac、「11n」は IEEE802.11a/b/g/n のことなのが分かりますが、どう違うのが分かりせんよね。
IEEE 802.11は、IEEEが定めた無線LAN規格です。(「無線LAN - 802.11b/11a/11g/11n」に詳しい解説があります)
- IEEE802.11a/b/g/n
IEEE802.11a IEEE802.11b IEEE802.11g IEEE802.11nの規格が使える - IEEE802.11a/b/g/n/ac
IEEE802.11a/b/g/n の規格の他に IEEE802.11ac の規格の通信ができる。
つまり、IEEE802.11a/b/g/n/acは新しい高性能の規格で、古い無線LANの機器とも通信できるということです。これからは IEEE802.11a/b/g/n/ac です。
IEEE802.11a/b/g/n/acの9機種からどれを選ぶか
NECの[11ac]に対応 しているのは9機種です。(製品比較表 | AtermStation)
有線LANの接続
- WAN側は1000Mbpsと100Mbpsの2種類
- LAN側も1000Mbpsと100Mbpsの2種類
- LAN側のポートは3ポートと4ポートの2種類
WAN側は1000Mbps、LAN側も1000Mbpsの機種を選びます。
伝送速度を比較する
無線の伝送速度を比較してみると機種によってずいぶんと違います。
- 5GHz帯 11ac 1733Mbps 2.4GHz帯 11n 800Mbps
- 5GHz帯 11ac 1733Mbps 2.4GHz帯 11n 450Mbps
- 5GHz帯 11ac 1300Mbps 2.4GHz帯 11n 450Mbps
- 5GHz帯 11ac 867Mbps 2.4GHz帯 11n 300Mbps
同じ規格値であっても機種によっては実効値も違っているようです。高価なほど高速のようですが、子機も同じ規格でないと性能が発揮できませんから、高性能なのが良いとは限りません。
ストリーム数、アンテナ数ってなに?
通信技術は年々進歩します。
私がアマチュア無線をやっていたころのFM通信技術から考えると、今の携帯電話の通話チャンネルは想像も出来ないほど増えています。何年かぶりにPCの電源やビデオカードを買いにいくと新しい規格の製品が現れて戸惑ってしまうのは私だけではないでしょう。
無線LANの規格を見て、一番分からなかったのがこのふたつです。
- ストリーム数
- アンテナ数
色々と検索したのですが、「ネットワークエンジニアとして」の「IEEE802.11nとは」にある図をみると分かりやすいです。
送信するデータを分割して別々のアンテナから送り、受信側では別々のアンテナから受信した信号のパケットを組み立てなおしています。
ストリーム数、アンテナ数どちらも多い方が高速なのは分かりました。しかし、子機がそれに対応していないと意味がありません。
WiFiの子機にはそんなにアンテナが入っているの
バッファローのサイトに次のような記述がありました。
iPhone 7 は、最速※のWi-Fi規格「11ac」+「2×2」に対応。iPhone 6 と比べて約2倍(理論値)の高速Wi-Fiを体感できます。
( バッファロー「iPhone 7 のWi-Fi選びは11ac(3x3・4x4)がおすすめ 」より)
今後は多くのストリームが使える子機が多くなるでしょうし、同時に使うこともあるでしょう。
なるべくアンテナ数が多くて、ストリームの多い無線LANルーターを選ぶべきです。
まとめ
無線LANルータが壊れました(本当は壊れていなかった)。
それで、新しく購入しようとしましたが、私の信頼しているNEC「Aterm」には12も機種があります。3X3、4X4ってナニという状態です。
どの機種を選ぶべきか。調べた結果、値段の折り合いから 3X3 のAterm WG1800HP2 が良いということになり、こちらを購入しました。
無線LANには電波の強さ、届く距離の問題がありますが、それはデータだけでは分からないと思います。
Aterm WG1800HP2 を設置したのは自宅の軽量鉄骨の2F。どの部屋からも今のところ問題なく接続出来ています。
*1:「WiFi」という呼び方も使われます。「Wi-Fi」は無線LAN規格のひとつです。同じ無線LANの規格にはBluetoothもあります。
*2:この無線LANルータが壊れたという判断は誤りでした。翌日には親ルータからもつながらなくなってしまいました。それが回復した顛末は次の記事に書きましたので、興味がある方はごらんください。「完全シャットダウン」でネット接続(DHCP)の不具合を解決できた話