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風呂場のカランの水垢がひどい
年末の大掃除をしました。キッチンのシンクの上にある収納の取っ手に触ると油っぽかったり、色がくすんでいたのがすっかり綺麗になりました。
一方、風呂場のカランに水垢がついて、こんなになってしまいました。
水垢とは何か。Wikipediaから引用します。
水垢(みずあか)は、やかん、ボイラー、不適切な保守状況にある温水式セントラルヒーティング装置の内側などにみられる、硬くて灰色がかった、粉を吹いたような堆積物である。スケール(Scale)とも呼ばれる。硬水が蒸発するようなパイプの内側やその他の表面などにも同様の堆積物が見られることがある。
(略)
水垢と呼ばれるが主成分は石灰なので、不衛生なものではない。酸に溶ける性質があるため、溜まった石灰鱗の除去はクエン酸が有効である。
(Wikipedia:「水垢」より)
以前、クエン酸が良いと聞いて、100均から購入して義母に渡して綺麗になったと感謝されたことがありました。
今回は私がクエン酸で掃除してみます。
生協のクエン酸を使う
使ったのはこのクエン酸。
義母が「安いのよ」と言っていました。100円でないにしろ安いのは間違いないようです。
どんなふうにしたか
クエン酸のサラサラと白くなった部分に振りかけたり、スポンジにパラパラと取って水で濡らしながらこすると、あら不思議、簡単に綺麗に水垢がとれてしまいます。
こんな感じです。
なぜ、簡単に落ちるのか
水垢は炭酸カルシウムです。
炭酸カルシウムとクエン酸の反応を解説した記事がありました。
炭酸カルシウムをクエン酸と反応させると、次のような化学変化が起こります。
3CaCo3 + 2C6H8O7 → Ca3(C6H5O7)2 + 3H2CO3
■CaCo3は炭酸カルシウム ■C6H8O7はクエン酸
■Ca3(C6H5O7)2はクエン酸カルシウム ■H2CO3は炭酸クエン酸がカルシウム塩(えん)となってクエン酸カルシウムに変化します。
クエン酸カルシウムは炭酸カルシウムより溶解度が高いので、
こびり付いていたスケールが溶け出すのです。
残りは炭酸ですが、こちらは水と二酸化炭素に分解します。(「FPの家」槻岡建設:「加湿器の”白い汚れ”を落としたい!」より)
まぜるな危険
クエン酸のパッケージに「塩素系の製品と一緒にまぜると有害なガスが出て危険です」と注意書きがあります
塩素系の製品とはどんなものか
このリンク先にある画像のハイター、カビキラー、ブリーチ、パイプ洗浄剤などです。