シロッコ手習鑑

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シロッコ手習鑑

高卒シニアなのに臨床心理士になりたいと思い立って放送大学生になりました。

「ご遠慮申し上げます」と「失礼させていただきます」、私が好きな「喪中はがき」の例文はこっち

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目次

2種類の喪中はがき文面

年賀状を準備する時期になりました。

さて、今年はどうしょうと思っていると、喪中はがきが届いて、その文面が気になりました。文面はこんな感じです。

  1. 喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。
  2. 喪中のため新年のご挨拶を失礼させていただきます。 

今までこの文面を気にしたことがなかったのですが、今回は少しひっかかりました。

  1. 「ご遠慮申し上げます」は「私に年賀状を出さないでね」と言っているように感じます。「喪中なら言われなくても年賀状は出しませんよ。そのくらい分かっています」とちょっとツッコミたい気分です。
  2. 「失礼させていただきます」は「喪中だから年賀状をださないけど、ごめんね」という感じでしょうか。親しい人が亡くなって気落ちしているから、年賀状をだしてもいいんじゃない? そう思わないでもないですが、年賀状は出しませんよ。

文例を検索すると、1の「ご遠慮申し上げます」が先に紹介されていることが多いようです。

でも、私が好きなのは2.の「失礼させていただきます」の文面です。

遠慮ってどんな意味

さて、「ご遠慮」は「年賀状をよこさないでね」と言っているのか、「年賀状を出しませんよ」と言っているのでしょうか。

[名](スル)《3が原義》
1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「―なくいただきます」「年長者への―がある」「この部屋ではタバコは―してください」
2 辞退すること。また、ある場所から引き下がること。「せっかくですが出席を―します」「君は―してくれ」
3 遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと。遠謀。「深謀―」
4 江戸時代、武士や僧に科した刑罰の一。軽い謹慎刑で、自宅での籠居?(ろうきょ)?を命じたもの。夜間のひそかな外出は黙認された。

(「えんりょ【遠慮】の意味 - goo国語辞書」より) 

「言葉や行動を慎み控えてください」のイメージもありますが、「辞退する」のイメージもありますね。

主語があって「私はご遠慮申し上げます」なら、「辞退します」でしょうか。

そもそも「年賀状をよこすな、という意味で喪中はがきをだすんだ」と言われれば、それもそうです、と言うしかないのですが・・・。

私が死んでも喪に服さないで欲しい

そもそもなぜ、喪に服するのでしょうか。

近親者が亡くなった場合に、一定の期間、死を悼(いた)み、身を慎むことを「忌服(きふく)」と言ったり、「服喪(ふくも)」と言ったりします。 古くは、門戸を閉じ、酒肉を断ち、弔(ちょう)せず、賀(が)せず、音曲をなさず、嫁とりをせず、財を分かたずというようなしきたりが暮らしの中に 息づいて、それが今日も、部分的に受け継がれているのです。
特に忌服期間中は、故人の冥福を祈り、行動を慎みます。晴れがましいことや派手な行動は慎みましょう。門や玄関の正月飾り(注連縄、門松など)、鏡餅等の飾り付けや正月料理、お屠蘇でのお祝いは致しません。
年始まわりや神社、仏閣への初詣も控えるのが一般的です。

 (メモリアルアートの大野屋「喪中とは?期間と範囲は?」より)

なるほど。

私が死んでも悲しむ人はいなそうな気もします。だけど、妻を失ったことは予想しないほど大きな喪失感がありましたから、私でも少しは悲しむ人がいるかも知れません。

でも、私のために喪に服している姿を想像すると残念な気持ちになります。

私が死んでも喪に服すのはご遠慮申し上げます。

最後に

「ご遠慮」と「失礼」の2種類の喪中はがきがきて、「ご遠慮」が気になって記事を書きました。しかし、最初はそう感じたのですが、今ではどっちでもいいような気もします。

私が喪中はがきを出したときはどんな文面だったのか、忘れてしまいましたが気になるところです。

もし、「ご遠慮申し上げます」の喪中はがきをいただいた方がこの文章を読んだら困るとも思ったのですが、きっと読まないから大丈夫。

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