(街の画像が見つかるフリー写真素材集「街画ガイド」より)
目次
東京方面の快速に乗るには何番線から?
PCの画面を眺めながら社長がこんなことを言いました。
「千葉駅で東京方面の快速に乗るには何番線から乗ればいいのか。分かりにくくて混乱する」
彼はお葬式のために、市川から外房線の鎌取に行くのですが、その帰りを心配しています。
行くときは鎌取まで直通快速。帰りも運よく直通に乗れるとは限らず、千葉で乗り換えなかればならない可能性が高いのです。
千葉駅から東京方面へ出発する総武線快速は5種類ある。
- 千葉駅始発のもの
- 成田方面から来るもの(成田線:9番、10番)
- 銚子方面から来るもの(総武本線:7番、8番)
- 館山方面から来るもの(内房線:5番、6番)
- 勝浦方面から来るもの(外房線:3番、4番)
「JR東日本 総武・房総路線図」
https://www.jreast.co.jp/chiba/images/raininfo/soubu.pdf
- 各駅停車は、1番線、2番線のホーム。
東京方面から1番線か2番線に到着した黄色い電車はそのまま折り返します。
1番線、2番線のホームへ行き、出発する時間の早い電車に乗り込めばいいのです。 - 3番線から10番線のうち、どのホームから乗れば良いのか決まっていない。
これがどれだけ面倒なのか調べてみました。
千葉駅には快速・総武線専用のホームがない
1981年に津田沼駅 - 千葉駅間が複々線化しました。しかし、総武線快速用のホームは作られませんでした。千葉駅始発の総武線快速は、3~10番線と発車するホームがバラバラなのです。
慣れていないと混乱してしまいます。
いつも決まったホームから乗るのは楽です。
私は新検見川から市川に通勤していますが、使用するのは各駅停車のみ。東京方面に行くには 1 番ホームの電車に乗ることに決まっています。
ところが千葉駅での快速はそうではないのです。
東京方面快速の出発ホームは 8 種類
千葉駅から東京へ向かう総武線快速の出発ホームはどのくらいバラバラなのか。
「千葉駅 総武線快速 市川・東京方面 (上り)」から出発ホームを調べてみました。
これが大変でした。
思いつきで始めてみたものの、手作業では辛いものがあります。データが膨大なら最初から手作業はあきらめると思うのですが、始めてしまうと諦めるのももったいなくなってしまいます。
これが「サンクコストの呪縛」・・・。
でも、コツコツやってついに完成しました。このバラバラな出発ホームを見てください。
- 3番ホーム 16本
- 4番ホーム 12本
- 5番ホーム 12本
- 6番ホーム 9本
- 7番ホーム 18本
- 8番ホーム 23本
- 9番ホーム 19本
- 10番ホーム 7本
見事にバラバラです。
例えば、 千葉駅の東口から入って、LEDの掲示板で東京方面の快速をみると、次の二つが表示されていたとしましょう。
- 20:40 3番ホーム 行先:東京
- 20:42 8番ホーム 行先:久里浜
時計を見ると、20:38は過ぎている。
さて、3番ホームの20:40に間に合うのか、急いでホームまで行っても間に合わないかも知れません。
そしたら、次は8番ホームへ移動しなければなりませんが、3番ホームと8番ホームの時間差は2分。ボヤボヤしていると、その8番ホームの快速にも乗り遅れてしまうかも知れません。
千葉駅から東京方面の快速で通勤している人は、毎日こんな判断をしているんでしょうか。それだったら、そうとう判断力が鍛えられているに違いありません。
- 最後の千葉駅始発の津田沼行きは、津田沼に電車を停車させるための移動のようです。
- こちらに2016/11/06現在の「千葉駅 総武線快速 市川・東京方面 (上り)」をもとに作ったPDFを置きます。手作業で作ったのでミスがあるかも知れません。無保障です。
http://www.asahi-net.or.jp/~fj6k-hrks/pdf/chibaTimetable.pdf
おまけ
こんな複雑な線路のポイントってどうやって操作しているんでしょう。
1本の線路で東京方面から来た総武線快速は到着時刻によって3番から10番ホームへ振り分けられます。
逆にそれぞれのホームから出発した電車は総武線快速1本の線路で東京に向かいます。ポイントの操作を間違えたら、大変なことになります。
Yahoo!知恵袋をみると「列車集中制御装置」で制御しているようです。
分単位で分岐器の制御をしていると思うのですが、遅れが出たときの対応などどうするのか、 ちょっと考えただけでも大変そうです。
こちらもオススメ