シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

資産200億円株トレーダー cis さんに学んでインデックス投資の銘柄を検討する

目次

f:id:sirocco:20180328024731j:plain

cisさんの名言に学ぶ

トランプさんがアメリカ大統領に決まって相場が上昇しました。今後も上昇を続けるとは思えなかったので、国内株式は全部売却、国外株式は半分売却しました。

5年先、10年先を考えて積み立てを考えていたので、売却することになるとは思ってもみませんでした。

それで、問題は今後どうするかということです。方針としては、5年先、10年先を目標に積み立てを再開するつもりです。

そんなとき、こんなWebを見つけました。

kabumatome.doorblog.jp

資産200億円株トレーダー cis さんが、2chで話したことから、名言と思われる言葉を選び出したものです。

資産が200億円もあるなら、引退して自分の好きなことをすればいいのにと言いたいところです。でも、cis さんが好きなことは株取引で資産を増やすこと。そんなことを行ったら余計なお世話って言われるでしょう。

cisさんの名言の中で、私が注目したのは次のようなものです。

  1. 「一番買われている株を買う」
  2. 「新興は長期で持つとほぼ損できる」「時価総額はでかくなるけど、株価は下ってやつ」
  3. 「流れってなに?俺は何時如何なる時もその状況における最善の一手を打ち続けるのみですが」
  4. 「俺の一番の才能は情報分析力と世界最強のあくなき探求心なんですよ」

3と4の哲学的思想は簡単には真似できそうにありませんが、1と2はインデックス投資の銘柄を選ぶのに役立ちそうです。

そこで、cisさんの言葉をヒントに、インデックスファンドを比較して検討してみます。

一番買われている株を買う

「一番買われている株を買う」とは、「一番買われている株は値上がりしやすい」というこだと思います。値上がりしやすいならは、値下がりもしやすいとも言えますが、配当や成長を含めた全体の価値はどうなのでしょう。

インデックスファンドで「買われている株」に相当するのは、日経255です。

日経平均株価は、東証第一部上場銘柄のうち取引が活発で流動性の高い225銘柄を選定し、ダウ平均株価の株価平均型方式を基にした計算方法で修正平均を算出する。

(Wikipedia「日経平均株価」より)

東証第一部上場銘柄のうち取引が活発で流動性の高い225銘柄」だからです。

それに対してTOPIXがあります。

東証株価指数は、東証第一部上場株の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年1月4日の時価総額(当初数値は8兆6020億5695万1154円)を100として、新規上場・上場廃止・増減資・企業分割などにより修正され、指数化したものである。

(Wikipedia「東証株価指数」より)

TOPIXは上場している全銘柄の時価総額を計算し、基準日と比較したものです。

流動性の多い銘柄である「日経255」と、全体を表現している「TOPIX」を、比較してみます。

f:id:sirocco:20170116050135p:plain

(マネックス証券「投資信託・ファンド検索」の比較より)

短期間ではほぼ同じですが、長期的にみると日経255の方が成長しているようです。

流動性の多い花形の会社は、全体平均よりも成長率が高い言えるのかも知れません。

新興は長期で持つとほぼ損できる

「新興は長期で持つとほぼ損できる」で考えたのは、先進国株式と新興国株式を比較すると成長の度合いはどちらが高いんだろうということです。

この記事で紹介したカン・チュンドさんの「忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 」では、基本の4分割の他に、新興国を加えたパターンや日本株式を除外するパターンがありました。

新興国の成長に期待しても良いのでしょうか。

 私が積み立てを始めたときには、新興国を加えていましたが、途中で売却してしまいました。

先に発展した強いものが、益々強くなって勝ち続ける。それが資本主義ではないかと思ったからです。新興国や社会に貢献する良い会社を応援したい気持ちはあるんですが、お金の世界はきびしい・・・。

先進国株式と新興国株式を比較したのがこちらです。

f:id:sirocco:20170116050122p:plain

(マネックス証券「投資信託・ファンド検索」の比較より)
長期的に見ると新興国は先進国にかなわないようです。

上のグラフはドルの相場を反映されているのが分かります。2007年に118円くらいだったドルが、2012年には80円くらいまで下がり、そこから上昇をはじめて、2015年に121円がピークで、またやや下がっています。

2012年以前がグラフが横ばいになっているのは、株価は上昇しているのですが、ドルの下落がそれを打ち消しているからのようです。2012年からは円安ドル高の要素が加わって上昇しています。 

全世界と先進国の比較は次のようになります。

f:id:sirocco:20170116050436p:plain

(マネックス証券「投資信託・ファンド検索」の比較より)

ほとんど差がないですが、やや先進国が上回っています。全世界ファンドに占める先進国の割合が多いからなのかも知れません。

まとめ

資産200億円株トレーダーである cis さんが話した名言を読みました。

その中に、インデックス投資の銘柄を選ぶのに役立ちそうなものがありました。そこで、cisさんの言葉をヒントにインデックスファンドを比較して検討してみました。

流動性の多い「日経255」と全体を表現している「TOPIX」では、長期的にみると「日経255」の方が成長してます。「先進国株式」と「新興国株式」では「先進国株式」のほうが基準価格が伸びています。

この結果も重要ですが、なるべく広く分散させて、リスクを減らすことを忘れないようにしたいものです。