シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

映画

映画の感想を書きたい人にお勧め・モルモット吉田 「映画評論・入門!」

モルモット吉田 「映画評論・入門!」に出会い、映画の感想を書くのに役に立たちそうなことから購入しました。 読んで結果は期待以上。映画の感想は何を書けばいいのか、どうすれば自分にしか書けない差別化されたものにできるのか、その答えがありました。

良さが分からなかった映画のリベンジ・1981年度キネマ旬報ベスト・テン1位「泥の河」

30年くらい前に小栗康平監督「泥の河」を見ました。たぶん、レンタルビデオでした。キネマ旬報ベスト・テン1位と評価の高い作品だったのですけれども、その良さを理解することはできませんでした。

退屈・窮屈に辟易している王女から大人の王女へ・オードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」

はてな匿名ダイアリーに「同じ映画を何度も見るって普通じゃないよ」と言う記事があり、それに対する私の考えを書きました。 その記事のブックマークコメントなかに「結局答えてないような」と言うのがあって気になっていました。

銃を持たないと誓った男がなぜ戦争に行くのか・沖縄県浦添城跡が舞台「ハクソー・リッジ」

映画館に行くたびに「ハクソー・リッジ」の予告を見せられ、銃を持たないと誓った男がなぜ戦争にいくのか、安っぽいヒューマニズムを描いた映画なんじゃないかと思い、映画を見に行くつもりがありませんでした。 ブログ「【映画】メルギブソン監督ハクソーリ…

「こんな化け物に恋するとかありえないだろ」・実写版『美女と野獣』の感想

はてなブログのデザインテーマ「Brooklyn」の作者・シロマティさんの「実写版の映画『美女と野獣』が素晴らしすぎた」を読みました。 「こんな化け物に恋するとかありえないだろ」という言葉が気になり映画を見てきました。

山田洋次監督はフミさんが喜こぶ映画を作る・NHK特集名作100選「寅さんは生きている~山田洋次の世界~」

映画「男はつらいよ」。その制作発表から映画が完成するまでの山田洋次監督を描いた『NHK特集名作100選「寅さんは生きている~山田洋次の世界~」』を見ました。 このビデオで山田洋次監督の映画に対する姿勢を知ることが出来ました。

立川談志さんがミュージカルを愛していたと知り、嫌いなはずの「ラ・ラ・ランド」見てきた。

「立川志らくのシネマ徒然草」を読みました。そこには、立川談志さんがミュージカルを愛していたそうで、これを理解できない自分は馬鹿だと思い、ミュージカルを見始めたと言う話が載っていました。そうなのか、と嫌いなはずの「ラ・ラ・ランド」見てきまし…

実際のプロファイリングとはどう違う? 映画『羊たちの沈黙』との比較

「6章 犯罪についての心理学」の最後に、『羊たちの沈黙』のようなプロファイリングが登場する映画やドラマを見て、実際のプロファイリングとの違いについて考察をしてみようという学習課題があります。 それで、『羊たちの沈黙』を見てプロファイリングにつ…

TOHOシネマズ「シネマイレージ」がなかなかよい・映画を6本観れば1本ご招待

去年の10月にTOHOシネマズの「シネマイレージ」に加入しました。 「シネマイレージ」には、映画を6本見ると1本無料で見れるスタンプラリーという精度があります。昨日見た「浮雲」で5本目。あと一本みれば映画を無料で見ることが出来ます。

「同じ映画を何度も見てどこが面白いんですか?」に答えてみます

はてな匿名ダイアリーに「何度も同じ映画を見るのってホントキモいと思う」という投稿がありました。 私もそう思っていたことがありましたが、今では同じ映画を何度も見ることもあります。

信仰を捨てるのか信者の命を救うのか・・・マーティン・スコセッシ監督『沈黙‐サイレンス‐』

スコセッシ監督の『沈黙‐サイレンス‐』を見ました。素晴らしい映画でアカデミー賞の候補になるかと思っていたのですが、撮影賞にしかなりませんでした。 遠藤周作さんの原作はキリスト教会から反論が出て、教会では禁書にもなったそうです。 キリスト教徒か…

霍建起(フォ・ジェンチー)監督が描く理想の郵便配達・中国映画「山の郵便配達」の感想

テレビで放送された中国映画「山の郵便配達」を2、3度見たことがあります。 これといった事件は何も起こらない映画なのですがとても良い映画でした。 今度は劇場で見てきました。

将棋盤を挟んで次の一手を求める姿はまるで格闘技・映画「聖の青春」

「怪童」と呼ばれた天才棋士村山聖さんを描いた「聖の青春」をみました。 ぷっくりした村山さんは知っていましたがネフローゼという難病だったのは最近しりました。 難病でありながら命を削るようにして名人を目指した生き方は見事です。

なぜ、この映画は悲しく心が熱くなるのだろう・「この世界の片隅に」の感想

「この世界の片隅に」を見ました。 戦争がどんどん激しくなり、すずは大切なものを次々と失っていくのですが、そのことを引き起こした人たちを恨みもしません。これは悲しかった。

何かを面白いと言う人がいるのに、自分がその面白さを分からないと損した気分になりませんか?

「これのどこが面白いのか?」と悩んだり、「〇〇は××だから面白いんだよ!」と説明するのは無駄だというブログを読みました。 むかし見たけれども凄さが理解できなかった映画を見直して、凄さが分かったという経験があります。 それをもとに面白さの理解が変…

「邦画はクソ!」というあなたに見て欲しい日本映画黄金期の名作

黒沢明監督の「七人の侍」の感想を書こうとして、「邦画」について検索しようとすると、「邦画はクソ」とか「邦画 つまらない」と表示されました。 えっ? 日本映画黄金期の名作を見ないで言っているんじゃないの? と思いました。 映画や小説は古典と競争し…

クリント・イーストウッド演ずるブロンディは良い人なのか/セルジオ・レオーネ監督「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」

マカロニ・ウェスタンの「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」を見てきました。 心温まる感動はありませんが痛快でユーモアのある娯楽映画でした。

余命半年の男が見つけた最後に打ち込むべきもの・黒沢明監督「生きる」の感想

TOHOシネマズ 市川コルトンプラザの「午前10時の映画祭」で上映されている黒沢明監督の「生きる」を見てきました。 「生きる」は凄い映画です。「生きる」の凄さについて書いてみました。

「神に祈って頼るな。自力で突破せよ」 牧師が生還へ導く・「ポセイドン・アドベンチャー」の感想

午前10時の映画祭で「ポセイドン・アドベンチャー」をみました。映画の前に町山智浩さんの解説動画を見ました。「これは聖書なんだ。ノアの箱舟なんだ」。これを理解してから見ると全然違います。

オープニングから度肝を抜かれた。サム・ペキンパー監督「ゲッタウェイ」の感想

巨匠と言われるサム・ペキンパー監督の「ゲッタウェイ」を見ました。 見事なストリー展開、サスペンスで手に汗を握る展開で充分映画を堪能出来ました。

パレスチナ映画ってどうなの?イスラエル占領下の若者の愛、友情、信頼そして裏切りを描いた「オマールの壁」

「ニューズウィーク日本版」で映画『オマールの壁』を知り、渋谷「UPLINK」で見てきました。 ぶっちゃけ、パレスチナ映画ってどうなの? パレスチナは弱小国です。パレスチナの映画なんて聞いたこともありません。 映画賞をとって新聞や雑誌に褒められても、…

ガチの映画好きにはたまらない・渋谷のミニシアター「UPLINK」に行ってきた

「ニューズウィーク日本版」で知った映画『オマールの壁』を見るために渋谷のミニシアター「UPLINK」に行って来ました。 映画も素晴らしかったのですが、「UPLINK」 も面白かったので紹介します。 是非、みなさんも出かけてみてください。

パレスチナのラブストーリー『オマールの壁』・気になる映画だから見ようかな

ニューズウィーク日本版で元朝日新聞記者の川上泰徳さんが書いていた映画『オマールの壁』に関する解説を読みました。 この監督の作品は、自爆攻撃をする若者を描いた映画でアカデミー賞外国語映画賞にノミネート。『オマールの壁』で2回目のノミネート。 し…

惹かれあう男女。それを引き裂く力のせめぎ合い・第38回アカデミー賞5部門受賞「ドクトル・ジバゴ 」

第38回アカデミー賞の5部門受賞作品「ドクトル・ジバゴ」をTOHOシネマズ 市川コルトンプラザで見てきました。 ロシア革命の戦場で医師として治療にあたるジバゴ。そして、夫のパーシャを探している看護師のラーラが出会います。その二人を引き裂くのがロシア…

リタイアブルーなんてぶっ飛ばせ!・頑固じいさんのロードムービー「ハリーとトント」(ネタバレ)

区画整理のためアパートから強制的に追い立てられた72歳の老人ハリーが住む場所を求めて旅をする話の映画「ハリーとトント」を見てきました。 7月からセミリタイアで、少し落ち込んでいたのですが、頑固で自由気ままなハリーを見て元気が出てきました。 みな…

小津安二郎監督は何を描いたのか・映画「東京物語」のあらすじと感想

30年前にテレビで放送された「東京物語」を録画して何度か観たけれども、その凄さを理解できませんでした。 大きなスクリーンで観るチャンスがありましたので、みてきました。 「秋刀魚の味」は凄かったけれども、「東京物語」はそれほどでもないんじゃない…

凄さが理解できなかった小津芸術に再挑戦・小津安二郎監督「秋刀魚の味」

あの頃映画 秋刀魚の味 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹 発売日: 2013/07/06 メディア: DVD この商品を含むブログ (6件) を見る ランキング参加中邦画 目次 今さら知った小津映画の凄さ 「秋刀魚の味」のどこがよかったのか 平山という主人公の優しさがよく伝わ…

スナイパーに感じる卑怯さ:クリント・イーストウッド「アメリカン・スナイパー」

【注意】ネタバレです。私は映画はある程度の情報を集めてみた方が映画の良さを味わえると思います。しかし、逆に考える人は読まない方が良いと思います。 目次 スナイパーに感じる卑怯さ 「アメリカンスナイパー」予告動画 戦争映画は何度も見たいとは思い…

人生の耐え方が分かってしょうがない! 『「東京物語」と小津安二郎 なぜ世界はベスト1に選んだのか』

小津安二郎監督の映画の良さがイマイチよく分かりませんでした。 近く「秋刀魚の味」と「東京物語」を見る事が出来る機会があります。その前に理解を深めようと『「東京物語」と小津安二郎 なぜ世界はベスト1に選んだのか』を読みました。 小津さんの映画は…

映画「母と暮せば」・山田洋次監督は世界に通用しないのか

小説 母と暮せば 作者: 山田洋次,井上麻矢 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/12/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ランキング参加中邦画 目次 市川コルトンプラザで山田洋次監督の「母と暮せば」 義母の感想 ビートたけ…