目次
連作障害が発生した
今の家に入居した年から、庭の隅っこにある家庭菜園に、野菜を栽培しています。
最初の年はナス、トマトなどの実がしっかりなりました。
ここの宅地はもともと畑でしたから、土が良かったのでしょう。
ところが次の年になると、野菜は以前のような元気がありません。特にナスは苗の勢いがなくて駄目。連作障害です。
連作障害とは何か
連作に起因する何らかの理由(主として土壌に関係する理由)により、次第に生育不良となっていく現象を、連作障害(れんさくしょうがい)という。(Wikipedia「連作:連作障害」より)
連作障害の原因
Wikipediaの「原因」のトップには「土壌中の微量元素のアンバランス」が記載されています。
特定の肥料成分を多く施したり、植物の養分吸収特性に合わない施肥をしていると、微量要素の過剰症や欠乏症(いわゆる生理病)が発生する。
どうやって解決したのか
結論から言うと、家の前にある畑で野菜を栽培しているプロの農家に「牛ふん堆肥」をいただいて解決しました。これをたっぷり使えば連作障害にならないのです。
連作障害にはどう対処すればよいのか
私は農家の息子ですが、農業技術については全く無知。小さいときから農作業の手伝いをしましたが、嫌々ながらの作業です。指示されたことをやるだけですから、農業技術など身につくはずもありません。
家庭菜園には肥料として次のようなものを入れてました。
- 苦土石灰(苦土石灰とは?成分や効果、使い方、使用量の目安、撒き方は?)
- 油粕 (油粕の特徴と使い方【肥料の上手な施し方】)
- 化成肥料(化成肥料とは?使い方、種類や成分、有機肥料との違いは?)
しかし、連作障害になってしまいました。
どのくらい間隔で連作障害にならないのか
まず単純に考えて、連作なのですから、間をあければよいのでは、と考えて調べました。
ところが、休栽期間を守るとすると、私の好きなナスは7年に一回しか栽培できなくなってしまいます。
7年以上休栽……エンドウ、ナス、スイカ
5~6年休栽……ゴボウ、トマト、ピーマン、サトウダイコン
3~4年休栽……ダイズ、シロウリ、ナガイモ、サトイモ
2年以上休栽……キュウリ、ジャガイモ、インゲン
(「水耕栽培ナビ/連作障害の出やすい野菜を把握しておく」より)
これでは話になりません。もっと良い方法はないものかと調べてみます。
接ぎ木苗なら連作に強い。
そう母から聞いてましたのでなるべく接ぎ木苗を使いました。接ぎ木苗とは、丈夫で生命力の強いカボチャの苗を切って、同じウリ科のキュウリの苗をつなぎます。そうすると病気になりにくくて強いキュウリになる、そういう原理です。
しかし、イマイチ苗は元気にはなりませんでした。植える場所をナスとキュウリを入れ替えてみたりもしました。けれども、それほど効果はありません。ナスは7年以上も休んだほうが良いというのですから無理もないのです。
土壌改良が重要
家の前に四方を住宅に囲まれた畑があります。そこに、キャベツ、ネギが交互に栽培されるのですが、見事な成長ぶりにはいつも感心しています。
駅まで歩く途中に野菜を見かけますが、家の前の野菜と比べると貧弱で見劣りします。家の前にある畑の主は農業の名人なのです。
何が違うのかと考えました。
- さすがだなと気がついたのは畑を休ませることです。
- 作付けの間にトウモロコシのような飼料を栽培し、成長するとトラクターで踏みつぶします。
- それと、たっぷりの牛ふんの入った堆肥を入れることです。
畑の主からのプレゼント「牛ふん堆肥」
ある年、かなりの量の牛ふん堆肥をいただきました。そうしましたら、その年の野菜の元気のいいこと。前年と同じ野菜の苗を植えたとは思えませんでした。
牛ふん堆肥をいただいたのはこの年だけでしたが、翌年、ホームセンターから牛ふんを購入してたっぷり入れてみました。
バッチリ! 連作障害知らずです。
それからは、牛ふんをたっぷり入れることにしています。毎年、形のいい美味しい野菜がたっぷり採れます。
アマゾンでも牛ふん堆肥を売っているのにびっくりです。苗を買いにホームセンターに行きますからアマゾンから買うまでもありません。送料が高いからです。
家庭菜園の野菜たち
【きゅうりの花】
【トマトが成り始めた】
【秋にはチンゲン菜】チンゲン菜は炒めて食べても、鍋にいれてもおいしく食べられます。春になるとトウが立って菜の花が咲きます。それも食べられます。
最近は寒いのか、春までもたないで枯れてしまうことが多くなりました・・・Orz
まとめ
そろそろ家庭菜園に野菜の苗を植える時期。今の家に住み始めてから、毎年休みなく野菜をつくっていますが、連作障害でよく育たないことがありました。
それが解決できたは、家の前にある畑で野菜を栽培している農家の人から大量の牛ふん堆肥をいただいたことです。
その年は大豊作。それ以来、毎年牛ふん堆肥を入れて豊作続きです。
義母は私が、うどんを打ったり、蕎麦を打ったりすると、「美味しい、美味しい」といい何でも誉め上手です。野菜が豊作だと大喜びしまう。そんな義母がいるから、今年も野菜を栽培するのです。
こちらもオススメ