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リアル書店の立ち読で見つけた本
津田沼の「丸善」へ本を買いに行ったことがあります。WEBライターのカナリヤ響子さんがクラウドソーシングの「ランサーズ」でスキルをつけるノウハウを紹介する歳に、お勧めしている本が気になったからです。
紹介されていた「書かずに文章がうまくなるトレーニング」は予想したとおり良い本でしたので購入することにしました。
そして、同じ作者の山口拓朗さんが書いた本がありましたので立ち読みしてみました。
本を開くと、「書くのが得意なひとは自問自答がうまい」ということから話が始まっています。
これだと思いました。ブログを書いても自分の考えが書いてなければ意味がありません。それにはどうすれば良いか。「考える」ということは「問い」を立てて自分なりの答えをみつけることです。
この本も購入することにしました。
葦の茂った河川敷を描いたエッセイ
新聞を購読すると無料で貰えるもらえる冊子に掲載されたエッセイを読んで、こんな文章を書けるようになりたいと思ったことがあります。
細部は忘れたんですけれども、それは葦の茂った河川敷の写真があって、葦から話が始まっていたと思います。なんでもないようなことから話が始まって静かに終わる文章でした。
どうしたら、こんな文章が書けるようになるのか。私もこんな文章を書けるようになりたいと思い、このことは長く記憶から消えないでいました。
葦の茂った河川敷からエッセイが書けるなら、私は道端の石ころ一個から文章を書けるようになりたいものだと思っていました。
それが、この本の『「自問自答」で文章は上達する』を実行すれば実現出来る気がします。
「自問自答」ってどうするの?
「自問自答」は文字通り、読者の代りに自分で質問して自分で解答します。
試しに、「道端にある石ころ一個」について自問自答してみます。
- その石はどんな形をしているか
- どんな色をしている?
- 大きさは?
- 何に使えそう?
・・・河原で平べったい石を投げて水切をしたことがある。私は下手だ。ふざけて投げて当たってしまったことがある。 - 石の材質は何だろう。
高校生のとき、出稼ぎで石垣積みの手伝いをしたことがある。 - この石はどこから来たのか
これは一人ブレーンストーミングですね。やってみると、それなり文章が書けるような気がしてきました。
高校生のとき、出稼ぎで石垣積みの手伝いをしたことについて、自問自答してみます。
- なぜ、高校生なのに出稼ぎしていたの?
人生、世の中をたくさんみたものが勝ちだと思っていた。
進学するという発想がなかった。高校を卒業したら農業をすると思っていた。 - 他のアルバイトはなかったの?
- そのお金は何に使ったの?
カメラやステレオを買った。北海道に旅行に行った。 - 楽しいことはあった?
- 今の学生アルバイトをどう思う?
著者の山口拓朗さんは、こんな簡単な質問の他に「スコップ質問」を提案しています。
スコップ、深く掘るということですね。
出稼ぎでの話なら、こんな感じでしょうか。
- 楽しいことはあった?
それはなぜ? - 今の学生アルバイトをどう思う?
自分の人生観と比較して語る。でも、今の学生さんのこと知らないし・・・。
自問自答が文章を書く推進力になるのが分かりました。
最初は小さな一歩から
文章を書けるようになりたい。文章がうまくなりたいと思って本を探すと、ネットの時代はいいもので、良書がすぐに見つかります。
「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 」
- 作者: バーバラミント,Barbara Minto,山崎康司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1999/03/01
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「論文の書き方」
この本も人気があるので買いましたが、積ん読になったままでした。井上ひさしさんが「完本 ベストセラーの戦後史」で、清水幾太郎「論文の書き方」を今でも読み返すと言うので読みました。
名著ですけれども、具体的に何か身についたかというと、???となってしまいます。
こういう名著と名高い本から読みたくなるものですが、何をどう書いて良いか分からない私には、もっとレベルの低い入門向けの本が役に立ちました。
その点、 山口拓朗さんの本はオススメです。
山口拓朗さんのサイト
まとめ
津田沼の「丸善」で「問題を解くだけで すらすら文章が書けるようになる本」という本に出合いました。立ち読みすると、「自問自答」すれば文章が書けるようになるということが書かれていました。
この本は文章が書けない私にはぴったりでした。自問自答すれば文章を書けるようになると思います。
「文章を書けない」から脱出したい人におススメです。