目次
- カプセルホテルで鍵のかかるのはロッカーだけ
- 「BIZCOURT CABINすすきの」は男性専用
- なぜ、カプセルに鍵がないのか
- なぜ、カプセルの仕切りは布なのか
- カプセル内の様子
- ロッカーはダイヤル式の鍵
- 部屋のタイプと料金
- 連泊
- 夕食はどうするか
- まとめ
カプセルホテルで鍵のかかるのはロッカーだけ
カプセルホテルに宿泊することにしました。
札幌のホテルを予約しようとしても、手頃なホテルが空いいてなかったからです。
宿泊希望は、6月29日と30日。
1泊 7000円程度の部屋を見込んでいたのに、空いているのは1万6千円以上の部屋ばかりだったからです。
予約はしてみたものの、カプセルホテルに泊まったことはありません。
不安はありましたが、6月29日、30日と宿泊した結果はまずまず。これからはカプセルホテルも使おうと思いました。
この経験はみなさんの役に立つことがあるかも知れません。
経験を共有すべく役立ちそうな情報を書きます。
「BIZCOURT CABINすすきの」は男性専用
このカプセルホテルは大きく二つのスペースに分かれています。
「IDカードがなくても入れる部分」と「IDカードがないと入れない部分」です。
IDカードはチェックインしたときに渡されます。
- IDカードがなくても入れる部分
「ラウンジ」
壁一面に漫画が置いてある。「課長 島耕作」の第1話を読んできました。魅力的なやり手の若い女性と割り切った浮気をする話で、島耕作が振り回されます。
「セルフカフェコーナー」
コーヒーが自由に飲めます。
「レストランスペース」
ブッフェスタイルの朝食を食べる場所。ラウンジと繋がっていますから、ラウンジで食べてもOK。朝食はおいしかった。
「自動販売機コーナー」
ジュース、ビール、カップラーメン。 - IDカードがないと入れない部分
「宿泊ルーム」
大きく100番台、200番台、300番台のブロックに分かれています。それぞれの入り口にはタッチすると開く曇りガラスのオートドア。
「サウナルーム・シャワーブース」
かなり広い。水風呂も湯舟もありません。お湯につかれないのは残念。
バスタオル、フェイスタオルが自由に使えます。
「化粧室(パウダールーム)」
ヘア・ドライヤーが使えます。カミソリ、歯ブラシ、ブラシのアメニティ。
「トイレ」
高速道路のトイレのように便器がならんでいます。手を洗って拭くペーパータオルを捨てるゴミ箱がいっぱいになる。頻繁に掃除をしているようです。
「ランドリーコーナー」
長期出張の人が使うようです。
全面禁煙。喫煙は喫煙コーナーのみ。
なぜ、カプセルに鍵がないのか
カプセルに鍵をかけることはできません。
カプセルホテルはホテルではない
カプセルは法律上、家具扱いとなるためです。
別に鍵のかかるロッカーが用意されています。(参考:Wikipedia「カプセルホテル」)
海外では、法令の違いから施錠可能な場合が多いそうです。
では、なぜ、日本ではカプセルに鍵をかけることが出来ないのか。
- カプセルホテルはなぜ寝室に内鍵がないのでしょうか?フロントで... - Yahoo!知恵袋
カプセルホテルはホテルではないからです。法律上では「簡易宿泊所」となります。鍵をつけてしまうと「旅館」となり様々な法令上の規制をクリアしなければならないためカプセルでは運営できません。
なるほど・・・鍵をつかないことで様々な規制をクリアしている訳ですね。
なぜ、カプセルの仕切りは布なのか
ベッドルームを仕切るには、厚手の丈夫な布がはってあるシャッターのようなものを下します。なぜ、ドアでないのでしょうか。
扉をつけると 「簡易宿泊所」でなくなってしまう
扉をつけると 「簡易宿泊所」でなくなってしまうから。これも、規制をクリアするためなんですね。ふむ・・・。
簡易宿泊所とはどんなものか。
簡易宿泊所でも一部屋の収容定員を予め定めておくことは、ホテル・旅館タイプと同じです。しかし、簡易宿泊所では部屋単位での宿泊はできません。
雑魚寝をする山小屋が簡易宿泊所の代表のようなものです。それと同じ基準を当てはめてもらうには、部屋をいう概念を作ってはいけない。そのためにカプセルにはドアも鍵もないということのようです。
カプセル内の様子
- 枕の右にあるダイヤルで照明の明るさを調節できる。
- ダイヤルの右は照明スイッチ。ベッドルームとロッカーのある部分。ロッカーのところにも同じスイッチがあり、階段の照明スイッチのようにどちらでもオンオフ可能。
- ダイヤルの上、天井近くにあるのはスプリンクラー(たぶん)。
- テレビはヘッドフォンをつける。ヘッドフォンの圧迫感が嫌なのでiPhoneのイヤホンを使用。延長コードをホテルのフロントから無料で借りることが出来た。
- WiFiも利用可能。
上段の部屋でしたので、落ちないかと少し不安。
ベッドから落ちたことはありませんから、大丈夫だとは思ったのですが、頭はシャッターのある方に近づけ、足はテレビの方に投げ出すようにして寝ました。
朝起きてみると、シャッターの一部が外れそうになってました。足で蹴とばしたのかも知れません。これは簡単になおりました。
ロッカーはダイヤル式の鍵
迷路のような配置
部屋はプライバシーを確保するためか、迷路のような配置になっています。Wikipediaの「カプセルホテル」にあるベッドルームが並んでいるイメージとはずいぶんと違います。そのせいか、いびきなど他の人の音に悩まされることもありませんでした。(自分のいびきが迷惑をかけた可能性はあります)
ロッカーには館内着が入ってる
ロッカーには館内着が入ってました。健康センターにあるような館内着です。色は地味目で、下が黒、上着は濃い茶色。パジャマとして着用していました。館内はこれで過ごせるので楽ちん。朝食時もこれで過ごしました。
ロッカーにはダイヤル式の鍵
鍵の使い方はこうです。
- オープンの位置で任意の4桁の数字を設定する。
- クローズの位置にレバーを回す。
- そこで、数字を設定した値から変更するとレバーが動かなくなる。
- 開けるときは、設定した数字に揃えれば、レバーをオープンの位置に動かせるようになる。
私のリュックはロッカーに入りました。
スーツケースは入りません。この階段の手すりにチェーンで固定するとか、フロントにあずける必要がありそうです。(預かってくれるか未確認)
この他に、フロント近くに貴重品の保管庫があります。
階段の上り下りは面倒
トイレや食事のためにベッドルームから下りるのですが、下りてしまってから、iPhoneや食券などの忘れ物があっても、奥までは手が届きません。ベッドルームから出るときは小物を出口付近に揃えてから出る。2,3回失敗すると、そんなノウハウが身に着きます。
部屋のタイプと料金
部屋のタイプによって料金が違います。申し込むときは、意味もよく分からないまま申し込みましたが、今ではその違いがよく分かります。
部屋は次の3種類のタイプがあります。
タイプA(2段ベッドタイプ)
出入口が足元にある。出入りに不便? 左右とも脇は壁なので上段であっても落ちるという不安はない。
タイプB(2段ベッドタイプ)
出入口が脇にある。私が泊まったタイオプ。出入りは便利不? 片方の2/3くらい壁がない。上段は少し不安。
タイプBのイメージ図
入り口が反対側にあるので顔を合わせることはない。近くの部屋の人を見かけることはあったが気にならなかった。
タイプC
段なしタイプ。少し広い。
連泊限定プランにすれば良かった
料金は「スタンダードプラン」 と「【連泊限定】連泊中の清掃なしで料金オトク♪プラン」があり、連泊限定が少し安くなっています。その代り、ベッドメイク、新しい館内着がありません。
どんな料金体系なのか、「BIZCOURT CABINすすきの」の「スタンダードプラン」を紹介してみます。朝食付きです。
タイプ | 日・月・火・水 | 木・金・土 |
---|---|---|
タイプA(2段/上下段おまかせ) | 4000円 | 5500円 |
タイプA(2段/下段) | 4000円 | 5500円 |
タイプB(2段/上下段おまかせ) | 4500円 | 6000円 |
タイプB(2段/下段) | 4500円 | 6000円 |
タイプC(段なし) | 5000円 | 6500円 |
(「BIZCOURT CABIN すすきの・スタンダードプラン」より作成 2018/07/12現在)
私は「じゃらんnet予約サービス」でタイプB(2段/上下段おまかせ)を予約し、6200円でした。
直接予約すると6000円(税込み)。2日で400円多く払ってしまいました・・・Orz
連泊
連泊だったので、着替えなど不要なものはロッカーに入れて出かけた。館内着はベッドルームへ。
夕方、帰ってくると、ベッドメイキングされ、新しい館内着が置いてあった。
(自動販売機コーナーから見えた自由の女神)
夕食はどうするか
近くの「元祖串かつ 恵美須商店」にしました。
ソース二度着け禁止の串カツ。
巨大なお刺身。裏はサーモン。
カスうどん。カスはモツを油で揚げたものらしい。初めて食べた。
これだけ食べて飲んで2000円ちょっと。2日目の朝、足を痛めてしまい。二日目の夕食もここでした。
まとめ
札幌のホテルを予約しようとしましたが、手頃なホテルが空いてなく、やむなくカプセルホテルに宿泊しました。
そこで知った情報をまとめます。
- 「BIZCOURT CABINすすきの」は男性専用です。
- 理由はカプセルに鍵がかからないから。
- なぜ、カプセルに鍵がないのか。
- カプセルは法律上、家具扱いとなるためです。
- 別に鍵のかかるロッカーが用意されている。
- カプセルホテルはホテルではない。
鍵をつけてしまうと「旅館」となり様々な法令上の規制をクリアしなければならない。
みなさんも利用してみてはいかがでしょうか。安くてお得です。