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この餃子の具みたいなものは何だ?
放送大学で知り合った友人が Facebook に見たことのないものの写真をアップしていました。大きい餃子の皮をむいて具を取り出したようなものです。
「何ですか、これ? 初めてみたような」
「ご存知ありませんか?中津川の栗きんとんです」
「へぇ、栗きんとんって、黄金色をしているものだと思ってました」
私には意外なものでした。
では、なぜ中津川の栗きんとんは黄金色でないのか。調べてみると、栗きんとんには二種類のものがあることが分かりました。
ひとつは、私が知っていた「おせち」に出てくる栗きんとん。これは、栗とさつまいも、くちなしの実から作ります。
作り方はこちらに詳しく出ています、作れないですけど。
黄金になるのはくちなしの実で着色しているからです。くちなしの実を調べると、こんな色、形をしていました。
(無料写真素材 Photo-AC「高松市紫雲山クチナシの実」)
「くちなしの~♪ しろい花~♪」と、渡哲也さんが歌ってましたが、実は濃いオレンジなのです。
それに対して、トップの写真の栗きんとんがあります。これは、栗を茹でて裏ごしし、砂糖を加え、火にかけながら練りあげたものです。
調べてみると食べてみたくなります。古くからある中津川の「栗きんとん」は栗本来の味がして、江戸時代の素朴な味がするに違いありません。
中津川「栗きんとん」はどんなものか
「栗きんとん」で検索すると、私の知っているおせち料理の「栗きんとん」もヒットしますけど、餃子の具のようなものもヒットします。
知らなかったのは私だけ?
なんか、どこにでもある温泉饅頭とは違った魅力に引き寄せられてきます。
こんなサイトがありました。
中津川は栗きんとん発祥の地であり、その記念碑が駅前にあるそうです。それから、
議場に栗を飾ったというニュースもあります。
さらには、中津川で栗きんとんを作っている14店舗の栗きんとんを1個づつ詰合せた『栗きんとんめぐり風流・ささゆり』というのもあります。
微妙に味が違うんでしょうか。なんとまぁ、中津川の栗きんとんへ力の入れようは相当なものです。
百聞は一見に如かず、というか食べてみたくなりました。
中津川「栗きんとん」は何処から買うか
アマゾンで検索すると、「くり屋南陽軒」、「七福 栗きんとん」などがヒットします。
どれも、レビューは高評価。
栗きんとん 10個(少人数 1?3人向き) 栗つぶいっぱい 色もよし ほっこりおいしい人気和菓子【中津川 七福栗農園】
- 出版社/メーカー: 栗菓匠 七福
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
しかし、老舗と言われる「すや」、「川上屋」はアマゾンでは販売していません。どちらの店も通販をしていますが、定価の他に「すや」が660円、「川上屋」が800円の配送料がかかります。
うーん・・・、アマゾンにするかブランドにこだわるか・・・。そしたら、百貨店でも取り扱っていて、その中に船橋西武があるのを発見しました。
- 栗きんとん 川上屋 -栗きんとん発祥の地・中津川- 御菓子処 川上屋本店 / 店舗のご案内
- 秋のお取り寄せ 栗菓子「川上屋」|西武船橋店|西武・そごう
秋のお取り寄せ 栗菓子「川上屋」
■11月中旬まで 毎週金曜日入荷予定
■地下1階=諸国銘菓
岐阜・中津川の栗菓子 川上屋
江戸末期の1864年・元治元年創業の老舗。
これなら会社の帰りに寄れます。毎週金曜日に入荷予定ですから、金曜日に行くことにします。それなら、品切れもせず、鮮度もいいでしょうから。
西武船橋は、平成30年2月末日で閉店することになっています。
今回が初めての西武船橋で、なおかつ、最後の西武船橋になりそうです。
船橋駅前の西武
地下1階・諸国銘菓コーナー
取り寄せたばかり?
栗きんとんを食べてみる
厳かに箱から取り出したのがこの栗きんとんです。
食べてみると栗の味がします。栗と少しの砂糖しか使っていないのですから、当たり前。それと、後引きます。何個も食べたくなります。
しかし、1個250円もしますから、バクバクと何個も食べる訳にもいきません。中津川の「栗きんとん」江戸時代の素朴な味がしました。
自分でバクバク食べるのは贅沢だですが、贈り物にすると喜ばれると思います。