シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

来期の面接授業は受けたい科目がバッティングしまくりだ(2019年度1学期)

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(「photo-ac」より)

目次

あと5学期、2年半で卒業しそうだ

放送大学の単位認定試験が終了し、解放感を味わっているところです。

次は来学期の科目登録申請が待ち受けていて、 2月13日(水) 09:00 から 2月28日(木) 24:00 までに申請しなければなりません。

履修科目の検討が必要ですが、その前に、現在までの履修状況をみてみます。

私は2016年4月に入学しました。様子見に2科目からスタートし、1学期あたり放送授業を5科目から6科目、面接授業を2科目履修してきました。

私の履修状況は以下のとおりです。

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卒業まで60単位が不足していて、そのうち12単位が面接・オンライン授業である必要があり、放送授業は48単位以上必要です。

  • 履修が必要な放送授業
    48単位・・・24科目
  • 履修が必要な面接・オンライン授業
    12単位・・・12科目

放送授業を1学期あたり5科目ずつ履修していけば、残りあと5学期、2年半。
残り5学期とすると面接・オンライン授業は1学期あたり約3科目の履修が必要になります。

私が期待している面接授業

まず、科目登録申請する面接授業を検討します。

私が面接授業にどんな期待をしているか、「平成31年度(2019年度)第1学期 面接授業」から拾い出した科目を紹介します。

感性を培い心を表現する

個人的期待度:★★★★★ 千葉SC

5月18日(土)・25日(土)・6月1日(土)・6月8日(土)
【授業内容】
詩や随筆を学び、感性を育み自己表現を試みます。
心に感じたことを詩や随筆に書いて表現することで、感動や感情を自己表現することができます。自分の心と対話することで自己表現が豊かになるようにする学びです。

【授業テーマ】
第1回風景に宿る言葉の表現
第2回音が伝える言葉の表現
第3回色が伝える言葉の表現
第4回香りが伝える言葉の表現
第5回日本の美意識と言葉の表現
第6回比喩と言葉の表現
第7回記憶を語る・言葉の表現
第8回自分の心を表現する

 私はシニアですから、これから資格をとって社会に出て活躍したいと言っても、その夢はなかなか実現しそうにありません。そうすると、自分を表現したいという望みが強くなります。

私が一番手に入れたいスキルは、自分の頭で考え、それを文章で表現する技術です。

 私は、子どものときから、作文が大嫌いでした。これを履修すれば表現できるようになるかもしれない・・・そう、期待が膨らみます。 

西洋美術の名作概論

個人的期待度:★★★★☆ 多摩SC

6月8日(土)・6月15日(土)・6月22日(土)・6月29日(土)

【授業内容】
西洋美術史のなかから、ルネサンス以降の画家を選び、その画家の代表作を中心に、生涯と作品の概観、その画家が生きた時代と国の文化事情の分析、他の画家との比較検討を行い、近代西洋美術の展開のおおよそを把握できるようにします。中心となる代表作をめぐっては、まずは受講者に作品記述をしてもらい、その記述を基に相互討論を繰り返し、自らの言葉で作品とその作家について語れるようになるのを目標とします。
【授業テーマ】
第1回レオナルド・ダ・ヴィンチ《最後の晩餐》-ルネサンスがもたらしたもの
第2回ヤン・ブリューゲル《雪中の狩人》-風景への眼差し
第3回ミケランジェロ・メリシ・ダ・カラヴァッジョ《聖マタイの召命》-絵画世界の聖と俗
第4回レンブラント・ファン・レイン《テュルプ博士の解剖学講義》-市民社会の男たち
第5回ヨハネス・フェルメール《牛乳を注ぐ女》-市民社会の女たち
第6回ジャン・ドミニック・アングル《グランド・オダリスク》-古典と近代の狭間で
第7回クロードモネ《印象・日の出》-印象派の革新性
第8回パブロ・ピカソ《アビニオンの娘たち》-新しい絵画に向けて

近代西洋美術の作品記述をする。その記述を基に相互討論を繰り返し、自らの言葉で作品とその作家について語れるようになる。

そんなこと出来るようになるんかい!

美術作品を見ても、なんか分かんないけどカッコイイ!、そんな程度のことしか思い浮かびません。作品とその作家について語れるようになれれば素晴らしい。

しかし、難易度が高そうです・・・Orz。

質的調査法

個人的期待度:★★★★☆ 千葉SC

6月1日(土)・6月2日(日)・6月8日(土)・6月9日(日)

【授業内容】
インタビュー、聞き語りそしてライフヒストリーなど、人との対話を中心とした質的調査法について知り、その方法に深く関わるための準備に何が必要かを考えます。インタビュー調査、ライフストーリー調査といった一個人に向き合う調査や民俗(族)誌的な記述をめざす調査の分析成果を見ながら、調査方法の意義について考えます。またワークショップ、アクションリサーチといった調査者と被調査者の間で立ち上がる知識のあり方についても学びます。
そして調査者と被調査者の間に起こる問題を「調査地被害」「個人情報」「信頼関係」の観点から考察し、研究倫理のあり方も考察します。
【授業テーマ】
第1回ガイダンス 人との対話で成立する質的調査について
第2回さまざまな社会集団の調査 村落調査、民俗調査、人類学調査と記述(1)
第3回さまざまな社会集団の調査 村落調査、民俗調査、人類学調査と記述(2)
第4回個人に焦点を当てた調査 ライフヒストリー、ライフストーリーと記述(1)
第5回個人に焦点を当てた調査 ライフヒストリー、ライフストーリーと記述(2)
第6回調査者、被調査者で学び働きかける調査 アクションリサーチとワークショップ(1)
第7回調査者、被調査者で学び働きかける調査 アクションリサーチとワークショップ(2)
第8回調査をされるという被害 「調査地被害」から考える研究倫理およびまとめ

開沼博さんが書いた『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか 」』という本がありました。

福島生まれの開沼博さんは、県知事へのインタビューなど、調査をすすめ、福島の相双地方がなぜ原発のムラになったのかを考察していきます。

「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか

「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか

 

これを履修するとこんな本が書けるようになるんかい!

無理そうだけど、一歩一歩近づけば何かできるようになるかもしれません。 

泉鏡花の「夜叉ヶ池」

個人的期待度:★★★★☆ 群馬SC

2019年6月1日(土)・2日(日)

【授業内容】
 泉鏡花(1873〈明6〉~1939〈昭14〉)の戯曲「夜叉ヶ池」(1913〈大2〉)を取り上げる。テキストを講読するとともに、上演の映像資料を観ることで作品を理解する。「夜叉ヶ池」の時は現代(発表時とすれば1913)。実在する夜叉ヶ池への雨乞いの伝説をベースに、人間と竜神との接点を描く。恋愛・契約・義理・近代等をめぐって両者は対立している。人物の心情はもとより、空間の構成や、引用された伝説等の分析を行い、この作品が戯曲である意味を考察する。泉鏡花の他の作品との関連についても言及したい。
【授業テーマ】
第1回泉鏡花について、戯曲の時代―大正2年―
第2回「夜叉ヶ池」―設定、ストーリー1―
第3回「夜叉ヶ池」―空間の構成―
第4回「夜叉ヶ池」―伝説の引用―
第5回「夜叉ヶ池」―ストーリー2―
第6回「夜叉ヶ池」―謡曲の引用―
第7回「夜叉ヶ池」―水の力、歌の力―
第8回「夜叉ヶ池」―恋愛vs契約―、レポート(16:15~17:00)

 泉鏡花の演劇を鑑賞して作品を理解する。

映画ファンとしてはよだれが出そうな授業です。

作品について、登場人物について、語れるようになりたい! 

考古学の基礎

個人的期待度:★★★★☆ 大阪SC

5月11日(土)・5月12日(日)

【授業内容】
この授業では、一日目を大阪学習センターで講義ならびに実習を行い、二日目は考古学関連の遺跡や資料館など、現地に行って、考古学の実際を学びます。一日目では、前半に考古学の学問やその方法論あるいは最近の成果などをごく簡単に紹介し、後半には考古学の基礎技術である拓本や実測の初歩について実習を行う予定です。二日目は、箸墓古墳、纏向遺跡、ホケノ山古墳等を見学します。 

【授業テーマ】
第1回考古学とはどのような学問か
第2回考古学の基礎知識
第3回考古学的な調査方法の実践(拓本)
第4回考古宅的な調査方法の実践(実測)
第5回遺跡などの見学とその解説
第6回同上
第7回同上
第8回同上

私たちの先祖はどんな暮らしをして、何を考えていきていたのか。考古学は夢とロマンがあふれています。

そんな考古学を学び、 二日目には講師の先生に箸墓古墳、纏向遺跡、ホケノ山古墳などを案内してもらえます。観光ガイドではありませんよ。プロの大学教授・長友朋子先生です。こんな贅沢はなかなかできません。

去年は、観光を兼ねて北海道SCにいきました。

今年は大阪に行くのもいいかもしれません。 

ゲーテのイタリア紀行

個人的期待度:★★★☆☆ 千葉SC

7月6日(土)・7月7日(日)

【授業内容】
ドイツの文豪ゲーテはおよそ2年の間イタリアのほぼ全土を旅行し、多くの文化財を体験しました。その記録である『イタリア紀行』は、今日の我々にとっても立派なガイドブックとして読むことができます。彼はイタリアで何を見て、何を感じたのか…ゲーテとイタリアを再発見する「読書による旅」に出発しましょう。
【授業テーマ】
第1回出発〜ゲーテの生い立ちとイタリア紀行のきっかけ
第2回ヴェローナとヴィチェンツァ
第3回ヴェネツィア
第4回第1次ローマ滞在
第5回ナポリ
第6回シチリア島
第7回第2次ローマ滞在
第8回まとめ

ドイツの文豪ゲーテ。はい、そこまでは知っていますが、 本を読んだことはありません。

ゲーテはイタリアを旅行して何を感じて書いたのか。これって、ブログを書くのに参考になりそうです。イタリアに行ったこともありますから、あれこれと思いを巡らすことができそうです。

ゲーテのような紀行文書きたい! ゲーテを読んだことありませんが。

武士の思想『葉隠』を読む

個人的期待度:★★★★☆ 埼玉SC

5月11日(土)・5月12日(日)

【授業内容】
今日でもサムライや武士という言葉がしばしば用いられますが、私たちが抱く武士のイメージと実際の武士の思想やありようは必ずしも等しくありません。武士の理想を安易に私たちの道徳と重ねてはなりませんが、同じ人間であることもまた事実ですから、そこから学ぶこともあるはずです。本講座では江戸時代の武士道書である山本常朝口述の『葉隠』を読みながら、私たちと何が異なり、また何が学びとりうるか、一人一人考えてみることを目指します。
【授業テーマ】
第1回武士の思想を学ぶ意味
第2回山本常朝と『葉隠』
第3回生き方としての「死身」
第4回思い通りにならない現実を生きる
第5回浪人・切腹という御奉公
第6回力のない者の存在意義
第7回心を点検する方法
第8回思いが現実を突き動かす

江戸時代の武士は何を考えていたのか。

映画やドラマに江戸時代の武士が登場しますが、それは現代人が都合よく勝手に作り出したエンターテインメントです。

主君に仕えて生きるとはどういうことなのか。そこから何を学べるのか。

興味があります。

世界のユダヤエリート

個人的期待度:★★★☆☆ 埼玉SC

4月13日(土)・4月14日(日)

【授業内容】
明治日本の近代化。日露戦争の勝利。第二次大戦後の復興。それらの陰には日本人とユダヤ人の知られざる共同作業がありました。日本近現代史に刻印された日猶人物群像を授業前半で解明します。後半では国際政治・経済に威勢をふるうユダヤエリートの戦略、彼らが影響力を手に入れることが出来た秘訣についてアメリカを中心に学びます。欧米の学会でも長らくタブー視されてきた上記テーマについて最新の研究成果に基づいて講義を行います。
【授業テーマ】
第1回日露戦争とユダヤ人
第2回法制定、外交、難民救護における日猶の連携
第3回日本洋楽界を育てたユダヤ人
第4回日本経済とユダヤ人
第5回日本人学者を育てたユダヤの恩師
第6回在米ユダヤ・ロビーとユダヤ・マネー
第7回米経済に占めるユダヤ・パワー
第8回ユダヤ人企業家成功の原因 

【受講者が当日用意するもの】
この授業は担当講師が具体的に教科書のページをひもときながら内容を解説してゆく方式をとります。それ故、授業開始時までに必ず教科書を入手して下さい。

【教科書】
・日本の恩人 ユダヤ人(佐藤唯行/日新報道/¥1,620/ISBN=9784817407863)

ユダヤ人は祖国を失い、ホロコーストに遭っています。

キリスト教、イスラム教は利子をとることを禁止していましたが、ユダヤ教は他宗教からは利子をとることを許していました。

旧約聖書は「貧者」と「同胞」への利子を禁じているが、申命記23章20節では異邦人からは利息を取ってもよいと明言しており、中世のユダヤ人にとっては異邦人たるキリスト教徒から利子を徴収してもトーラーの教えに違反しなかった。

 (「利子 - Wikipedia」より)

 そんなことにより、ユダヤ人が裕福になったのかもしれません。

その一方で、明治以降、多くのユダヤ人が来て日本の発展に貢献したようです。

ユダヤ人について知りたい! 

日程がバッティングしまくりだ

興味のある面接授業をピックアップすると、 多くの授業の日程がぶつかっているのがわかりました。こんな重複したのは初めてです。

  • 「感性を培い心を表現する」 千葉SC
    5月18日(土)・25日(土)6月1日(土)6月8日(土)
  • 「西洋美術の名作概論」 多摩SC
    6月8日(土)・6月15日(土)・6月22日(土)・6月29日(土)
  • 「質的調査法」 千葉SC
    6月1日(土)6月2日(日)6月8日(土)・6月9日(日)
  • 「泉鏡花の『夜叉ヶ池』」 群馬SC
    6月1日(土)6月2日(日) 

■1科目だけ選択する

 「感性を培い心を表現する」か「質的調査法」のどちらかを選択すると、ほかの3科目は選べなくなります。

■2科目選択する

「西洋美術の名作概論」と「泉鏡花の『夜叉ヶ池』」なら2科目選択できます。

 

以下の2科目はどちらかひとつしか選べません。

  • 「考古学の基礎」 大阪SC
    5月11日(土)・5月12日(日)
  • 「武士の思想『葉隠』を読む」 埼玉SC
    5月11日(土)・5月12日(日)

以下は重複しないので自由に選べます。

  • 「世界のユダヤエリート」 埼玉SC
    4月13日(土)・4月14日(日)
  • 「ゲーテのイタリア紀行」 千葉SC
    7月6日(土)・7月7日(日)

この中から何科目申請するかも問題になります。

人気のある科目は抽選になり、外れる場合があります。 そうかといって、多めに申請して当選するとお金が大変です。

前学期は3科目申請しましたが、1科目は、なぜか中止になり、お金が戻ってきました。

そんなことも踏まえ、3科目申請することにします。 

私が一番手に入れたいスキルは何か

私が一番手に入れたいスキルは、自分の頭で考え、それを文章で表現する技術です。

大事なことなので、二度言いました。

これを優先して考えると、次の3科目を申請するという結論になりました。

  • 「世界のユダヤエリート」 埼玉SC
    4月13日(土)・4月14日(日)
  • 「武士の思想『葉隠』を読む」 埼玉SC
    5月11日(土)・5月12日(日)
  • 「感性を培い心を表現する」 千葉SC
    5月18日(土)・25日(土)・6月1日(土)・6月8日(土)

 放送授業についてはこれから検討します。