シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

私が来学期に受けたい面接授業(2019年度2学期)

f:id:sirocco:20190715015541j:plain

(acworksさんによる写真ACからの写真)

目次

私が期待している面接授業

2019年度2学期の面接授業が閲覧できるようになってます。

2学期面接授業の開講期間は10月19日(土)~2月2日(日)。

科目登録申請は 8/15〜8/30(郵送)、8/15〜8/31(Web)。

全ての学習センターをくまなく検討した訳ではないですが、気になった科目を拾い上げて、来学期の科目登録申請はどれにするか、検討してみます。

文化心理学

今学期に履修した「社会心理学」に「第12回 木を見る西洋人、森を見る東洋人」という項目がありました。西洋人と東洋人の思考様式や自己観は違うというのです。

f:id:sirocco:20190716033309p:plain

(「Masuda & Nisbett (2001)」より)

この絵をみたあと、絵を見ずに他人に説明するとしたら、みなさん、どんな順序で説明をしますか?

「池のようなところでした・・・」

こんな感じで始める人が多いと思いますが、それは東洋人の思考です。

西洋人は「大きな魚がいました」から始めるのだそうです。

これには驚きました。

映画を観るにも、現実の世界を把握するにも、西洋人と東洋人は違うというのです。 

ボスだけを見る欧米人 みんなの顔まで見る日本人 (講談社+α新書)

ボスだけを見る欧米人 みんなの顔まで見る日本人 (講談社+α新書)

 

この本は先の論文を発表した増田准教授 の本です。これにはさらに多くの事例が紹介してあります。

個人的期待度:★★★★☆ 栃木SC

10月26日(土)・27日(日)

定員 60名

向田 久美子(放送大学・准教授)

【授業内容】
心理学は、人間の行動の普遍的原理を見出そうとする学問ですが、一方で、人間の行動(認知、動機づけ、感情など)には文化によってさまざまな違いが見られます。本講義では、近年発展してきた文化心理学の知見を紹介しながら、文化(特に東アジア圏と北米圏)による行動の違いと、それがもつ機能的な意味、さらには文化差が生み出されるプロセスについて考えていきたいと思います。

【授業テーマ】
第1回文化心理学の成り立ち
第2回個人主義と集団主義
第3回文化的自己観
第4回文化と自尊感情
第5回文化と認知
第6回しつけと教育に見る文化差
第7回文化的産物に見る文化差
第8回文化を捉える枠組み

栃木学習センターまでは遠い・・・。

新幹線を使っても宇都宮まで2時間。さらに歩いて25分。

JR宇都宮駅

・徒歩 健脚な方で約25分。下の地図参照

・タクシー 東口から千円程度。

 (「栃木学習センター ・アクセス」より)

江戸歌舞伎に見る「悪」

個人的期待度:★★★★★ 千葉SC

10月19日(土)・20日(日) 

定員 45名

鵜飼伴子(武蔵野大学非常勤講師)

【授業内容】

江戸歌舞伎には、国くずしと呼ばれる天下国家の転覆をねらうスケールの大きな謀反人や、自分の欲望のままに人殺しを重ねる青年、盗みはするが非道はしないことをポリシーとする盗賊、不倫相手と共謀して夫を亡き者にしようと画策する悪女など、老若男女さまざまなタイプの悪人が登場します。歌舞伎・浄瑠璃作品の悪役のキャラクターに注目して、江戸歌舞伎における悪の魅力について考えてみようと思います。

【授業テーマ】

第1回歌舞伎の悪役の発生と展開(概観)

第2回上方の悪人劇と悪人役者(初代中山新九郎と初代中村歌右衛門)

第3回江戸の顔見世狂言(暫の受)

第4回謀反人劇の主役(天竺徳兵衛、武智光秀ほか)

第5回生世話の悪人(四代目鶴屋南北作品)

第6回幕末明治の白浪もの(河竹黙阿弥作品)

第7回悪婆と毒婦第8回まとめ(試験)

 

悪について

悪について

 

昔、「悪」について学びました。

人を苦しめるものは基本的に悪だと理解しています。

そうすると、一人の大金持ちからお金を奪って、食うや食わずの貧しい人に配るはトータルすれば善なのではないか。そんな考えも浮かんできます。でも、今の世の中セキュリティがきつくて、「ねずみ小僧」のような人はやりにくそうです。

これだけ格差が開いて、不満が高まると「ねずみ小僧」が出てくるのかも知れません。

「日本から出て行け」と言って人を悲しませるヘイトスピーチも「悪」ですし、人を苦しめる「いじめ」も「悪」。ファシズムも「悪」だと思います。

テオドール・アドルノはナチスに協力した一般人の心理的傾向を研究し、権威主義的パーソナリティを解明しました。

この尺度に回答すると、どれだけ権威主義パーソナリティなのか測定できるようになっています。(まだ、やっていません。ちょっと、怖い・・・)

ともかく、歌舞伎は「悪」をどのように描いているか、興味があります。 

地域文化の継承と創新:現地にて

個人的期待度:★★★☆☆ 千葉SC

定員 15名

10月26日(土)・27日(日)

【授業内容】
本授業では、香取市(旧佐原市)の小野川沿いで伝統建造物を活かすとともに、地域文化の継承をする地域の活動家や事業者から継承するための知恵と工夫を学びます。また、銚子市においては、醸造業を基盤とする明治から昭和にかけての近代化とともに発展してきた地域文化の継承と地域との関わりについて学びます。更に、以上のことを複合して、次の時代に伝えるために必要な取り組み、考え方についても学びます。
【授業テーマ】
第1回町中博物館めぐりとおかみさん会
第2回小野川の町並み再生と創新
第3回古民家レストランのねらい
第4回地域内連携を目的とした竹灯りワークショップによる創新
第5回醸造文化の継承と創新
第6回地域鉄道を支える仕組み
第7回観光地の実態と今後
第8回漁師文化とまちづくり、その継承と創新
(レポート)

【受講者が当日用意するもの】
歩きやすい服装・靴、バインダー、カメラ

【その他(特記事項)】
竹灯りづくり500円、1日目昼食1,500円、懇親会3,000円程度、宿泊費7,000円程度(銚子駅若しくは佐原駅周辺のビジネスホテルでシングルを予約予定)
1日目:佐原~銚子JR運賃、2日目:銚子電鉄往復運賃
2日目昼食1,000円程度

懇親会があるぞ!

それから、宿泊ではかなり盛り上がるかも。

航空ビジネスについて知ろう

個人的期待度:★★★☆☆ 千葉SC

1月11日(土)・12日(日)

この授業は、【1月12日(日)のみANA機体工場(東京都大田区羽田空港3丁目5-4)】で行います

定員 40名

【授業内容】

グローバル化を促進する重要なインフラである航空業界は、一見華やかに見えますが様々な課題も抱えています。1日目は、そのような航空業界の特徴と課題を広く学んだあと、旬の話題である「LCC」「航空物流」について更に深く学びます。2日目は、「安全」「ホスピタリティー」「顧客満足」といった航空業界が得意とする3つのキーワードについて、より専門的に学びます。「安全」に関する講義では、羽田空港のANA機体工場で航空安全の最前線の様子を見学する予定です。

【授業テーマ】

第1回航空産業概論Ⅰ(歴史・特徴)(土川)

第2回航空産業概論Ⅱ(ネットワーク、アライアンス、空港など)(土川)

第3回LCC(土川)

第4回航空物流(土川)

第5回ANA機体工場見学(土川)

第6回ヒューマンエラー対策 ~人は誰しもミスをおかす者~(加藤・土川)

第7回ANAのホスピタリティ~電話応対におけるカスタマー・エンゲージメント構築の必要性(斉藤・土川)

第8回電話応対におけるカスタマー・エンゲージメント構築の必要性(斉藤・土川)

(試験)

ANAの機体工場見学があります。

航空機のヒューマンエラー対策はどのようなものか、興味があります。

ヨーロッパの色彩文化

個人的期待度:★★★☆☆ 千葉SC

12月7日(土)・8日(日)

定員 45名

【授業内容】色がもたらす気分や印象、いわゆる色のイメージを色彩感情と言います。本講では、ヨーロッパの人びとが色にどのような気持ちを託し、独自の色彩感情をつくってきたのか、中世から現代までを視野に入れ考えてみます。絵画に描かれた衣服の色、文学作品の色彩描写、また民俗的、宗教的な思想を検討し、色に対する独自の感情がどのようにして生み出されたのかを講義します。日本人の色彩感情・日本の文化との若干の比較も行います。

【授業テーマ】

第1回色彩体系と色彩論、色彩感情の歴史

第2回緑と自然感情:五月祭の緑衣

第3回忌み嫌われた黄色:排除と蔑視の色

第4回縞柄とクロモフォビア(色彩嫌悪)

第5回赤と古代の伝統:パープルとスカーレット

第6回青のシンボル:聖母マリアの色から20世紀のジーンズまで

第7回黒の発見:中世末期の憂愁感の表象

第8回黒服の系譜:プロテスタントの倫理観から現代まで(レポート)

日本人が好きな、鳥居、富士山、天皇、相撲・・・。

色の好みも西洋と東洋は違うのだと思います。

映画と精神分析

個人的期待度:★★★★☆ 神奈川SC

11月09日(土)10日(日)

定員 80名

【授業内容】

<到達目標>

精神分析の創始者フロイトと、後継者として最も影響を与えた分析家の一人ジャック・ラカンの教えを、映画作品を観ながら、できるだけ平易な言葉で説明していきます。とくに主要概念である「性愛」「自我」「生の欲動」「死の欲動」「大文字の他者」等についての理解を目標とします。

<授業概要>

「性愛」と「生と死」をメインテーマにかかげ、映画(主に誰でも楽しめるハリウッド映画)を前半後半の二つに分け鑑賞します。毎回60分ほどの鑑賞の前後に、精神分析の立場から解釈します。精神分析以外にも、社会学的、歴史学的、思想的考察を適宜加えます。

【授業テーマ】

第1回オリエンテーション

第2回映画作品A前半鑑賞・講義

第3回映画作品A後半鑑賞・講義

第4回映画作品B前半鑑賞・講義

第5回映画作品B後半鑑賞・講義

第6回映画作品C前半鑑賞・講義

第7回映画作品C後半鑑賞・講義

第8回まとめ(習熟度達成テスト)

精神分析的に映画を観たことがないので、興味があります。

神奈川学習センターには行ったことがありません。

■電車利用

横浜市営地下鉄・弘明寺駅下車(徒歩5分)
京急線・弘明寺駅下車(徒歩12分)

(「神奈川学習センター ・アクセス」) 

新検見川⇒津田沼⇒横浜⇒弘明寺(横浜市営) で1時間52分。

新幹線を使った宇都宮とさほど変わりません。

うーん。

木を見る西洋人・森を見る東洋人

栃木SC「文化心理学」の神奈川SC版でしょうか。

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか

 

担当講師はこの本を翻訳された 村本由紀子(東京大学教授)です。
個人的期待度:★★★★☆ 神奈川SC

11月22日(金)・29日(金)

定員 100名

【授業内容】

<到達目標>

心と文化の問題に関わる幅広いトピックスについて、主要な研究動向を説明する力と、さまざまな社会事象を社会・文化心理学的な観点から分析し、理解する力を身につけることを目指します。

<授業概要>

「違う文化に生きる人は、違うものの見方、考え方をしているのではないか?」海外経験を通じて、あるいはメディアを通じて異文化に触れ、こうした思いを抱いたことのある人は多いのではないでしょうか。この授業では、社会・文化心理学、およびその関連領域のさまざまな研究成果を手がかりに、「心と文化」の関係を多面的に検討します。

【授業テーマ】

第1回異文化を知るということ

第2回目に映る世界のかたち:知覚・思考様式の文化差

第3回西洋的な自己、東洋的な自己

第4回社会の現場に表れた文化差

第5回信頼社会のアメリカ、安心社会の日本

第6回文化の多層性、多様性:「欧米vs.アジア」を越えて

第7回心と文化研究の新展開

第8回総括・質疑応答(最終試験)

【学生へのメッセージ】
特別な事前知識は必要としませんが、授業中の実習や討論では積極的な参加、発言を期待します。実習の一環として、授業内容に関連する心理学実験・調査への参加をお願いすることがあります。

【受講者が当日用意するもの】

【教科書】「木を見る西洋人 森を見る東洋人:思考の違いはいかにして生まれるか」(R・E・ニスベット(著)村本由紀子(訳)

手元に図書館から借りたボロボロの「木を見る西洋人 森を見る東洋人:思考の違いはいかにして生まれるか」と「ボスだけを見る欧米人 みんなの顔まで見る日本人」がありますが、後者を半分程度読んだだけです。

この二冊は購入しようと思います。

討論・心理学実験・調査があるのでしょうか。ドキドキ・・・。

他の科目との日程重複問題もありますが、栃木SCの「文化心理学」よりはこちらを優先させようと思います。

宇都宮まで新幹線を使えば所要時間はほぼ同じですが、金銭負担が楽です。 

古文書から読み解く百姓の実像

今回は、神奈川SCに好みの面接授業が多かった。

5月11日(土)・5月12日(日)に埼玉SCで面接授業「武士の思想『葉隠』を読む」を聞いてきましたが、武士の思想を知るのは楽しかった。今度は、古文書から百姓の実像を読み解くという授業です。

時代劇に登場する百姓は貧しくて苦しんでいる。そんなイメージばかりですが、それは明治政府が行ったプロパガンダの影響が大きいのではないか。しょっちゅう祭りはあったし、寄り合いも多く、神社やお寺を詣でる旅、温泉への湯治、友人が来れば酒を飲み、エロ本みたいのもあって、それなりに楽しんでいたのではないか。そんな想像をしています。

さて、「古文書から読み解く百姓の実像」はどんなでしょうか。

個人的期待度:★★★★☆ 神奈川SC

10月26日(土)・27日(日)

定員 40名

担当講師  田上 繁(神奈川大学名誉教授)

【授業内容】

<到達目標>

古文書の内容を理解し、歴史研究における実証分析の重要性が理解できる能力を修得します。

<授業概要>

近年、江戸時代の百姓像をめぐっては、従来のような領主権力の強さばかりを強調する捉え方に疑問が投げかけられています。百姓のあるべき規範を定めたという「慶安の触書」は実際には広く公布されていませんし、百姓の生活が低レベルにとどめられていたという事実もありません。本講義では、主に古文書や翻刻などのコピーを利用しながら、百姓の識字率や経済力、さらに、領主との関係などについて、百姓の真の姿を学ぶことにします。

【授業テーマ】

第1回従来の百姓像の捉え方

第2回寺子屋で学ぶ百姓

第3回江戸時代の女性像

第4回百姓の経済力

第5回上総国戸田村の百姓一揆

第6回領主をくじで決める百姓たち

第7回領主の家計を仕切る百姓たち

第8回村を運営する百姓の理念(レポート)
【学生へのメッセージ】

主に地域に残る古文書のコピーを使って進めますので、古文書に関心を持ち、初歩的な読解力を身につけて、古文書から歴史事実が解明できる醍醐味を感じとってほしいと思います。 

 古文書は苦手です。

AIさん、解読してください。現代語に翻訳もお願いします。

いくつ科目登録申請をするべきか

前期は日程がバッティングしまくりでした。

今回はどれほどでもなそうです。

面接授業は定員があります。希望者が多いと抽選になってしまいます。

あまりに受講申し込みが少なかったのか、中止になって返金されたこともあります。

さて、来学期は何科目の登録申請をすべきでしょうか。

3科目くらい受講できるのが理想です。落選を見込んで多く申請しても、全部当選すると困ります。3科目登録申請することにします。

  • 江戸歌舞伎に見る「悪」:千葉SC
    10月19日(土)・20日(日)
  • 地域文化の継承と創新:現地にて 千葉SC
    10月26日(土)・27日(日)
  • 文化心理学・栃木SC
    10月26日(土)・27日(日)
  • 古文書から読み解く百姓の実像:神奈川SC
    10月26日(土)・27日(日)
  • 木を見る西洋人 森を見る東洋人:神奈川SC
    11月22日(金)・29日(金)
  • 映画と精神分析:神奈川SC
    11月9日(土)10日(日)
  • ヨーロッパの色彩文化・千葉SC
    12月7日(土)12月8日
  • 航空ビジネスについて知ろう:千葉SC
    1月11日(土)・12日(日)

 

私が一番手に入れたいスキルは、自分の頭で考え、それを文章で表現する技術です。

  1. 江戸歌舞伎に見る「悪」:千葉SC
  2. 木を見る西洋人 森を見る東洋人:神奈川SC
  3. 古文書から読み解く百姓の実像:神奈川SC
  4. 映画と精神分析:神奈川SC

3「古文書から読み解く百姓の実像」と、4「映画と精神分析」のどちらかを残します。

「木を見る西洋人 森を見る東洋人」は本をがっちり読めばいいから、「パス」ということもあるかも知れません。

最終決断は、8/15〜8/31にします。