シロッコ手習鑑

高卒シニアが放送大学の心理と教育コースで学んでいます。人間と文化コースにも興味があります。学んだことを基に自分の考えを組み立てて伝えていきたい。

放送大学を早く卒業することを目指すべきか、10年在籍をめざすべきか

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目次

放送大学は早く卒業することを目指すべきか

放送大学に入学したのが2016年4月。3年目の1学期が終了しようとしています。

単位取得の進行状況はこちら。

単位内訳 単位数 記事
卒業するために必要な単位数 124  
履修済の単位数 42  
今学期履修している単位数 12  
不足単位数 70  

 今学期の履修科目が認定されれば、卒業に必要な単位数の44%。2学期には卒業に必要な単位の半分を超えそうです。

あとどのくらいで卒業できそうかと、ざっくりと計算してみます。

現在は1学期に14単位取得するというペースで学んでいます。

  • 放送授業 2 単位 x 6科目 = 12単位
  • 面接授業 1 単位 x 2科目 = 2単位

残りは70単位ですから、70 ÷14=5、あと5学期、2年半で卒業に必要な単位は取得できそうです。

ところが、ここまで学んできて、放送大学を早く卒業することを目指すべきか、10年在籍をめざすべきか迷うことが多くなりました。

私が放送大学で学び始めたのは、元JAL機長が臨床心理士なって活躍しているのをみて、ミーハーに感動して心理学を学びたくなったからです。

ところが、心理学を学び始めると、期待していたものと少し違うように感じることが多くなりました。

心理学は心のメカニズムを客観的に研究する学問です。質問紙による調査や科学的な分析が多く、心の奥に入り込んで人間を知ることとは少し違うように思います。それに比べ、「人間と文化コース」の哲学、美学、文学の方が、私の希望に沿っているように感じることが多くなりました。

それから、放送大学で心理学を学んでも、現場で活躍できる人はごくわずかのようです。

私はシニアであり、もともと心理職を得るのは無理と承知のうえなのですが、臨床心理にこだわり、卒業して大学院を目指すべきなのか、それとも、10年在籍をめざすべきなのか、私の放送大学の今後を考えてみようと思います。

放送大学を卒業する価値はあるのか

放送大学を卒業するとどんなメリットがあるのでしょう。

まず、正式な大学ですから、卒業すれば大卒以上が条件の試験等は普通に受験可能になります。

それと、私の学んでいる「心理と教育コース」で言うなら、「認定心理士」を資格として得ることが出来ます。認定心理士とはどんな資格なのでしょうか。

認定心理士資格は、「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格で、4年制大学で心理学の標準的な基礎知識と基礎技能を修得していることを認定するものです。
4年制大学で一定数の心理学の単位を修得したうえで申請すれば資格を取得できます。職業に直結する資格ではありませんが、人とかかわる仕事やボランティア活動などで心理学の基礎知識・技能を生かしたい人や、将来、心理学の専門職を目指す人にはぜひ取得していただきたい資格です。

 (放送大学「認定心理士の資格取得を目指す方へ」より。太字強調は引用者による)

「放送大学バーチャルキャンパス」で「認定心理士を取得した」というと、いっぱい「おめでとうございます」の書き込みがありますが、「認定心理士」があってもなぁ・・・、というのが私の印象です。

認定心理士でも老人ホーム等は雇ってもらえるらしいですが、実際は「認定心理士」では無く「介護士」としての仕事ですので、介護の資格も必要です。

認定心理士の資格が取得できる通信制大学を探しているのですが…。... - Yahoo!知恵袋」より

認定心理士でも老人ホーム等は雇ってもらえるらしい・・・私が老人ホームに入る心配をする年齢ですので・・・Orz 

臨床心理士なら仕事でつかえる場合もありそうですが、大学院まで行かなければなりません。

で、「放送大学を卒業する価値はあるのか」の答えは、大学院へ行くなら早く卒業すべき、そうでないなら、「卒業してもしなくてもたいして変らない」です。

話は脇道にそれて

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが「慶応通信」に入学したそうです。慶應ならブランド力があるから、誇れるんですけれどもね。

これは大変そう。でも、慶應通信の「学習の流れ」を見たら、うらやましくなりました。レポートが多く、がっちり文章を指導して貰えそうだからです。

それにくらべ、放送大学はレポートがほとんどありません。通信指導と言っても、Webから選択式の問題に答えるだけ。単位認定試験も暗記力を問うマークシートの選択式がほとんど。これには飽きてきました。少しも学力がついたような気がしません・・・Orz

「放送大学大学院の修了生は臨床心理士合格率75.5%!」の秘密

放送大学にも「臨床心理士」になるコースはあります。

しかし、第2種指定大学院のため、大学院を修了しても、1年以上の実務経験を経てからでないと、受験資格がありません。

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(放送大学「学生募集の概要(大学院修士課程)」より)

それに、他のプログラムの倍率が1.16~2.55なのに「臨床心理学」の倍率は「13.47」とバカみたいに高いのです。

心理学を学びたい人へのメッセージとして、「放送大学大学院の修了生は臨床心理士合格率75.5%! [全国平均65.5%/2017年度]」と合格率が高いことを強調していますが、入学の難易度が高く、それだけ優秀人材がそろっているのが原因のようです。

大学院で研究したい良いテーマがあれば合格しやすい。そんな話も聞いたことがあります。

13.47倍・・・うーん、これならば、他大学院を受験した方が良いとも考えますが、シニアは敬遠されるよなぁ・・・と弱気になってしまうのです。

放送大学からの「公認心理師」は絶望的

「公認心理師法」が2017年9月15日に施行され、国家資格「公認心理師」が誕生することになりました。

放送大学から「公認心理師」を目指せるのでしょうか。

「臨床心理士」と同じように大学院を終了する必要があり、経過措置ルートとして、D・E・Fがありますが、条件は厳しいのです。 

これからどうするか

放送大学に入学して、3年目の1学期が終了しようとしています。2学期には卒業に必要な単位の半分を超えそうで、あと5学期、2年半で卒業に必要な単位は取得できそうです。

臨床心理の実践的な技術や知識を身に付けたくて学び始めたのですが、先は遠く出ぎ地が見えません。

放送大学を早く卒業することを目指すべきか、10年在籍をめざすべきか・・・。

考えてみましたが、よい方法は思い浮かびません。

「人間と文化コース」への変更を考えながら、履修を続けるしかなさそうです。