(ぱくたそ「ホームに到着する黄色い総武線」より)
目次
ランクの高い乗車位置を求めて
通勤には、混雑の少ない車両に乗りたい。そうすれば、よい乗車位置を確保しやすくなります。私の考えるよい乗車位置の優先順位は、次のようなものです。
- 北側の座席
南側は背中から直射日光があたることがあり、本を読みにくい。
北側ならベスト。 - 南側の座席
曇りの日なら直射日光の問題はない。直射日光があっても工夫すれば本が読めないことはない。 - 南側のドアと座席の角
座れなくてもドアと座席の角によりかかり本が読める。上り総武線はほとんど右側から乗車。こちら側のドアが開くことは少ない。 - 北側のドアと座席の角
こちら側はよく開く。 - 北側・南側の座席の前に立つ
本を読めなくもない。降りる人がいればドアの角にいるよりも座れる確率が高くなる。
私は総武線各駅を利用していて、千葉から3つ目の新検見川駅から乗車します。
ランクの高い乗車位置を確保するには、どの車両に乗ればよいのか。それが問題になります。
私が乗車していたのは先頭から2両目の車両。先頭車両は女性専用ですから乗車できません。先頭に近い車両に乗車するのは、ここの方が混雑が少ないはずという計算がありました。
ずっと、先頭に近い車両を利用していたのですが、最後尾の方が良いのではないかと思い浮かびました。それは千葉駅が去年の11月2にリニューアルオープンしたことによって、始発駅の状況に変化があったからです。
最後尾の車両は、先頭車両よりも空いているようでした。これからは最後尾に乗るようにすべきと考えました。なぜ、以前は先頭車両の方が良いと考えていたのか、それが千葉駅の改築でどう変わったのか、それを書いてみます。
ぼとんどの乗客は始発の千葉駅から乗車する
私は始発の千葉駅から3つ目の新検見川駅から乗車します。そのときにはほとんどの座席が埋まっていることが多く、どこに空席が残りやすいのか、それを考えるのがこの記事のテーマです。
電車が始発の千葉駅を出発して、私が乗車する新検見川駅まで、座席はどんな具合に埋まっていくのでしょうか。
以下は、Wikipediaに掲載されている2016年の1日あたりの乗車人員を拾いだしたものです。
駅 | 乗車人員/1日 | 割合 |
---|---|---|
千葉駅 | 105,205 | 59% |
西千葉駅 | 22,721 | 13% |
稲毛駅 | 50,514 | 28% |
計 | 178,440 |
乗車人員の割合から考えて、新検見川駅に到着する電車の乗客の60%は始発の千葉駅から乗車します。そのときの乗客の各車両への配分が強くのこったまま電車は新検見川駅へ到着すると思われます。
成田線、総武本線、外房線、内房線から千葉駅で東京方面に通勤する人も多いかと思います。とはいえ、これらの人は直通の快速電車を使う人がほとんどで、各駅停車を使う人はまずいないと思われます。
(Wikipedia「千葉駅」より)
どの車両が空いていそうか(千葉駅リニューアル前)
下の図は、千葉駅がリニューアルされる前の総武線各駅の1番、2番線のイメージ図です。*1
千葉駅には「東口改札」と「西口改札」があり、ほとんどの乗客は「東口改札」から入ってくると思われます。
エレベータのある通路は、成田線、総武本線、外房線、内房線からの乗り換える人が利用しますが、先に言ったようにこの4線から乗車する人は少ないはず。
すると、ほとんどの乗客はホームからすると地下1階のイメージになる「東口改札」方面から、ホームのある1階へ階段を上り、「西口改札」方面へ歩いていきます。そして、座れそうだったらその車両に乗る。つまり、後尾の車両から埋まっていくのではないかと考えました。だから、私はランクの高い乗車位置を求めて先頭車両だと乗っていたのです。
(参考:web.archive.org「【2015.7現在】千葉駅構内図」)
どの車両が空いていそうか(千葉駅リニューアル後)
こちらは、千葉駅がリニューアルされた後の総武線各駅の1番、2番線のイメージ図です。
リニューアルされても、ほとんどの乗客が「東口改札」から入ってくるのは変わりがないはずです。違うのはその「東口改札」が2階にあること。以前のイメージからすると地下1階からエスカレータで一気に2階に上り、「東口改札」を通過してホームに降ります。
やはり、 「西口改札」方面へ歩いて座れそうだったらその車両に乗る人が多いと考えますが、以前と違うのはエレベータのある階段からすると、後尾の方に戻ったところにも車両があること。
ここがポイントになると考えました。
電車を利用する人の心理として、目的地から遠い方向へ移動するのは抵抗があるのではないか、 もしかして、最後尾は先頭車両よりも空いているのではないかと考えたのです。
(参考:【2018.4現在】千葉駅構内図)
最後尾に乗車してみて
実際に最後尾に乗車した印象は、先頭車両よりも空いていると思います。
座席に空席があるかないかはギリギリ。あっても1、2か所です。
そこで、座るのを諦めてドアの角によりかかっていたのですが、そのために、座れるチャンスを見逃しました。乗車して次の駅である幕張で、2、3人降りたのですが、その席には、座席の前に立っていた人が座ってしまいます。
最初から座席の前に立っていれば、座れるチャンスはあるとおもいます。でも、どのへんに座った人が降りるのか、それは分からないのです。