目次
- Big Canvas PhotoShare
- PhotoShare と Instagram の違い
- PhotoShareの仲間たち
- PhotoShareのプチオフ会
- PhotoShareと関係ない人にはつまんない話
Big Canvas PhotoShare
アメリカで初代iPhone発売された1年後の7月11日、iPhone 3Gが日本でも発売されました。iPhoneを購入するための行列がTVで報道されて、当時のiPhone 人気は熱いものがありました。
iPhone 3Gが日本で発売されるタイミングを見計らって、iPhone の機能をフルに活用したアプリがリリースされました。写真共有SNS「Big Canvas PhotoShare」です。
私もさっそくiPhoneを購入しました。中島さんのブログで赤ん坊がiPhoneで写真を見ている動画を見たことがあり、(直感的なUIとhand-eye-cordinationの話)「凄いコンピュータが出来たもんだ、なんとか入手したい」と考えていたからです。
PhotoShareをインストールして写真をポストしまくります。写真のリストがこれです。
しかし、Instagramが出現するとPhotoShareは活気を失い、廃止されてしまいました。そのへんの事情について中島さんが興味深いことを言っています。
私と増井君がiPhone向けに作った PhotoShare (Big Canvas PhotoShare)は、世界初のスマートフォン向け写真共有SNSとして一気に100万ダウンロードを達成し、病み付きになるティーンエージャーが増えて(特に米国)PTAに問題視されるまでになりましたが、コミュニティが濃厚すぎてメンバー同士の愛憎がものすごいことになり、カジュアルな新規ユーザーには入りにくい状況になっていました。
そこに目を付けた Instagram が、フィルター付きのサービスをよりコミュニティ性の浅い形で作り、同時に Facebook/Twitter との連携を深めてあそこまでの成功を納めました。
メンバー同士の愛憎がものすごい。やっぱりそうだったのか、と思いました。ストーカーのようなことが発生してトラブルになったのを目撃したことがあります。私自身も誤解から急に無視されて屈辱的な気分を味わったことがあります。
そういう愛憎トラブル が嫌になったのかなと感じていたのですが、中島さんのコメントを読んでビジネスとしては成立しにくくなってしまったのだ知りました。 濃厚なコミュニティの中にいたからか、気が付きませんでした。
それから、日本人の作ったサービスなので日本語でポストされることが多く、英語圏のひとたちが敬遠する。それが勝ち残れなかった原因だ。そんなことを増井さんが言っていたと思います。そんな原因もあったのかもしれません。
PhotoShare と Instagram の違い
PhotoShare で出会った人たちとは今でも Twitter や Instagram、facebookで繋がっている人がたくさんいます。そして、「PhotoShareが良かった」と言います。Instagramは「いいね」をマークする交流が中心ですが、先発の PhotoShare には「いいね」 がありませんでした。コメント中心だったのです。
PhotoShareに写真をポストするとコメントがつき、そのコメントに返信するということを繰り返します。「いいね」は簡単ですが交流の深さがありません。だから、カジュアルな新規ユーザーには入りにくい状況になってしまったのですね。
PhotoShareの仲間たち
コミュニティが濃厚ですから、オフ会が良く行われていました。北海道から九州まで出かけていく人もいましたし、宿泊しながら九州を旅するオフに千葉から参加する人もいました。
PhotoShareがなくなっても交流は続いています。トールペイントをしている人に妻へのプレゼントの品をお願いしたり、妻がなくなったときお見舞いの品を送っていただいた人もいました。
スイスに住んでいる日本人が帰国するからとプチオフ会。アメリカに住んでいる人が帰国するというのでプチオフ会。
PhotoShareからの繋がりは深く続くのです。
PhotoShareのプチオフ会
前置きが長くなりました。
プチオフ会で「若鶏の唐揚げ バカ盛り」を食べてきました。
「大バカ盛り」は船に盛ったのが出てくるそうですが、人数が少なかったので食べるのを断念。ラーメンのどんぶりに盛ってある「バカ盛り」にしました。
それでも3人では食べ切れず、パックに入れて持ち帰りました。
PhotoShareと関係ない人にはつまんない話
「バカ盛り」の話をするつもりがPhotoShareの話になってしまいました。PhotoShareと関係ない人にはつまんない話ですよね。
PhotoShareに新規ユーザーが入りにくかったときと同じ状況になってしまいました。