目次
- 2017/11/08 追記
- あなたは行列が嫌いですか?
- 行列するときに気をつけること
- 店の外にぶら下げてあるメニュー
- 中はカウンターのみ6席
- もはやこれはラーメンではないと思う
- いよいよ、「つけそば」が来ました。
- まとめ
- おまけ
2017/11/08 追記
2017/11/03に「ラーメン豚極有」という名前でリニューアルしています。
あなたは行列が嫌いですか?
JR市川北口を出て、250m弱のところ行列の絶えない人気ラーメン店「市川ウズマサ」があります。
どのくらい人気なのか。「全国で人気のラーメン屋さんランキング」というサイトがありますが、そこでの順位は次の通りです。
- 総合部門:千葉県で8位
- つけ麺部門:全国で18位、千葉県で2位
食べたい人がいっぱいいれば行列が出来ることになります。雨の日も、暑い真夏でも、ラーメンを食べるために並んでいる人がいます。
そこまでして食べる価値はあるのか。ひとつ置いた隣にはこの店よりも大きくて綺麗な店構えのラーメン屋さんがあり、牛丼の松屋、天丼てんや、ケンタッキー、ミスドも近いのですが、「市川ウズマサ」のラーメンを食べたい人が並ぶのです。ラーメンファンの拘りは恐るべし。
前に一度食べたことがあり、私もときどき食べたいのですが、もう一人の自分がこう言います。
「お前は境界型の糖尿病なのだ。糖質はなるべくひかえなさい」
「市川ウズマサ」のつけそばを食べたのは東日本大震災で電車が動かず友人宅に泊ったときですから5年以上も前。それに、こんなときのために、宗田先生から「体の中の過剰な糖を尿と一緒に出すことで血糖値を下げる」スーグラを処方していただいています。
ここのラーメンはいつかレポートしたいと考えていましたから、私も並ぶことにしました。
行列するときに気をつけること
「市川ウズマサ」では周りの店に迷惑をかけないよう少し変った行列の仕方をします。まず、店の前に椅子が6個ありますので、6名までは椅子に座ります。それよりも行列が長くなったときには、ブティックの店先を飛ばして並びます。店先を行列でふさいで迷惑をかけないようにするためです。
私はこちらの女性の後ろに並びました。並んだのは8人目。
店の外にぶら下げてあるメニュー
行列のあいだに見ることが出来るよう二ヶ所にWクリップで止められたメニューがあります。実は行列に並ぶ前から食べるラーメンは決めていました。
つけそば 820円。前金なのでお金を準備しようとしましたが、小銭がなくて、5千20円でお願いすることにしました。
食べ終わった人が出てくると一人中に入って行きます。15分か、20分くらい待ったでしょうか。いよいよ店内へ入ります。
中はカウンターのみ6席
以前、「市川ウズマサ」は新田にありました。そのときよりも店は狭くなったようです。
店内にいたのは、私の間に並んでいた女性以外は全員男性。隣にひとりで来た女性がiPhoneで撮影してから食べていました。雰囲気からしてライターかブロガーなのではないかと思いましたが、どうでしょう。
店内は全員無言です。楽しい雰囲気の食事を提供するというよりも、美味しいラーメンを作る「ラーメン道」を究めようとする店主と、それに賛同する人たちが集まった場所という感じ。いきなり素人が入って食べると違和感を感じるに違いありません。
もはやこれはラーメンではないと思う
私が初めてラーメンを食べたのは小学6年生のとき。私の住んでいた村に食堂はありませんでしたから、ラーメンを食べるには町まで行かなくてはなりません。親からもらった100円玉を握りしめて10キロ以上もある町までの山道をヒイヒイと自転車を漕がなければなりませんでした。
ラーメンは80円くらい。ナルトやシナチク、ほうれん草は入っていたかどうか記憶にないのですが、丸いリンゴの輪切りのようなものは肉の味がして美味しかった。今考えればハムだったと思います。
あれから、 ラーメンはどんどん進化しました。味噌ラーメン、塩ラーメン、とんこつラーメン、つけ麺・・・。
いよいよ、「つけそば」が来ました。
見てください、この太い麺。太さは丸亀製麺のうどんくらいあります。麺をよく見ると茶色いブツブツがあります。これは使用されている粉が小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にした全粒粉と言われるものが入っているからです。
店主は、「全国で人気のラーメン屋さんランキング」で堂々1位の「中華蕎麦 とみ田」がプロデュースした「本家 大黒屋本舗 平井店」の店長をしていました。そのつながりで「中華蕎麦 とみ田」が使用している麺の製麺所と同じところで作られているものなのだそうです。
この麺をつけ汁にひたして口に運びます。麺にからんだ濃厚なドロドロした魚介豚骨スープの味。麺は歯ごたえがあってつよい小麦の味がします。
麺が小麦本来の味を求めてどんどん太く進化した硬めのものですから、昔ながらのスープでは味が負けてしまいます。だから、濃厚なドロドロした魚介豚骨スープに進化したものと思われます。
麺はかなりのボリュームがあります。
「麺大盛り」を頼んだお客さんがいたのですが、「メニューに書いてあることを良く読んでください。大丈夫ですか?」と注意されていました。
メニューには 「残さず食べ切れる自信のある方のみご注文ください」と注意書きがあり、100g増量で100円増。標準が250g、少な目が180gですから、たった100円で50%近い麺の増量はお得ですが、自信のないひとはやめておくのが無難と思われます。
先に入ったお客さんは、麺を食べ終わると つけ汁をスープで割って貰って飲んでいました。そこは私も真似をします。あ、やっぱり、濃いままのスープを少し飲んでみるんだったと後悔しました。
ちなみに、メニューには煮干し醤油スープの中華そばが先に書いてありますが、中華そばを食べているのを見たのは一人だけ。6席で入れ替わっている人もいますから、私が食べている人を見たのは8人くらい。そのほとんどがつけそばを食べる食べているようでした。
まとめ
JR市川北口を出て、250m弱のところ行列の絶えない人気ラーメン店「市川ウズマサ」があります。
その行列に並んで「つけそば」を食べました。
濃厚なドロドロした魚介豚骨スープ。小麦本来の味がする太い麺。「男の世界」と言いますか、ギャルやJKは寄せ付けない世界を目指している味だと思います。
店内は狭いですし、小さい子供を連れて家族で食事を楽しむようなお店ではありません。サービスも至れり尽くせりではありませんが、今までにないラーメンを味わえると思います。
市川にきたら、一度は食べてみてください。
おまけ
『「とみ田」つけそば』を見つけました。製麺所が同じと言われていますから、「市川ウズマサ」の「つけそば」に近い味なのかもしれません。