シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

トルコはイスラム教の国だけど、ガイドと運転手は酒と競馬が好きだった

目次

トルコが難民やテロでピリピリしていて気になる

シリアからギリシャを目指していた難民の乗ったボートが転覆、子供を含め多の人が亡くなったり、自爆テロがあったり、よくトルコが注目をされます。

トルコはイスラム教の国、イスラム教と聞いてどんなイメージを持ちますか?

一日五回の「礼拝」、飲酒・賭博の禁止(コーランに書いてある)、黒い布をまとって身を隠す女性、ラマダン(断食)・・・と戒律の厳しい宗教のイメージがあります。 

ツアーに参加してトルコを旅したことがあります。2012年4月、4年前です。

トルコはイスラム教の国。イスラム教は厳格なイメージですが、私の体験したトルコはゆるくて快適でした。どんな様子だったのか、観光地を案内しながら紹介します。

そうだ、トルコへ行こう

何度か中国へ行こうと考えたことがあるのですが、私が中国へ行こうとすると何かが起こります。靖国神社の参拝で暴動のようなものが起きてイトーヨーカドーが襲撃されたり、尖閣諸島で漁船が海上保安庁の警備艇にぶつけてきたり。

そこで思いついたのがトルコです。

当時はまだ映画「海難1890」は作られていませんでしたが、トルコが親日国なのは知っていました。料理も美味しいということですし・・・。

どんなツアーだったのか

HISの安いツアーです。現地で観光を始めるまでは、何人で旅をするのかも分かりませんでした。

トルコを旅したのは最初から最後まで次の7名でした。

  • ガイド:30歳をちょっと過ぎたような坊主頭の男性。日本語が上手。
  • 運転手:下の写真の男性。
  • 私たち夫婦
  • 日本に帰ると結婚の決まっている女性。妻と良く話したようです。
  • 二人組の若い女性

車はこんな車です。

f:id:sirocco:20120422104307j:plain

トルコはアラビア文字を捨てた

トルコはアラビア文字ではありません。オスマン王朝の帝国でしたが1923年に共和国になりました。そのとき、アラビア文字を捨て、アルファベットになりました。

よくも切り替えが出来たものです。

【トルコリラ】

f:id:sirocco:20120420094153j:plain

【サフランブルのお土産屋さん】

ガイドさんによると、サフランブルはサフランの多いところと言う意味だそうです。イスタンブルはイスラム人が多いところという意味だそうな。

f:id:sirocco:20120422092130j:plain

【カッパドキアの救急車】 

f:id:sirocco:20120423114517j:plain

イスタンブルは歴史の街

最初のホテルは観光地の近くにあり、寝る前と翌朝、どこかのスピーカーからコーランが流れているのが聞こえました。

イスラム教では、一日に5回の礼拝が義務づけられていて、その時間になると街中の拡声器からコーランが流れます。モスクの隣には塔がありますが、塔は高いところからコーランを流すためのものです。

  • ファジャル(Fajar)・・・・・明けがたから日の出まで
  • ゾフゥル(Zohar)・・・・・正午から昼すぎまで
  • アッサル(Asar)・・・・・昼すぎから日没まで
  • マグリブ(Maghrib)・・・・・日没直後
  • イシャ(Isha)・・・・・就職前

コーランが流れる時間に車が走っていたことがありますが、街の様子には変化がないように見えました。祈っている人を見たのはブルーモスクの中で見かけた人だけでした。

トルコのイスラム教はかなりゆるいようです。

【ホテル近くの路面電車】

朝早く目が覚めましたのでホテル付近を散歩しました。

  • Google マップ  ストリーとビューでみるとこの近くです。 

f:id:sirocco:20120421123225j:plain

トプカプ宮殿

オスマン帝国の君主が住んでいた宮殿です。

日本の江戸城には「大奥」がありましたが、トプカプ宮殿には「ハーレム」がありました。

日本で「大奥」を舞台にした映画やドラマが作られて女性の愛憎が描かれ人気があります。トルコでも「ハーレム」を舞台にしたテレビドラマあり、女性はそのドラマが大好きだそうです。

f:id:sirocco:20120421150351j:plain

トプカプ宮殿でデジカメが壊れてしまいました。

ガイドは「グランド・バザールで売っていて、購入できるかも」と言いましたが見つからす、ずっとiPhoneで撮影してきました。

旅行保険の対象になり、帰ってから新しいものと交換してもらいましたが、デジカメが壊れたのは痛かった。

最高感度ISO3200が売りの「FinePix F30」。夜景が綺麗にとれ、当時としては画期的。よく活躍してくれたデジカメでした。

ブルーモスク

内部が白と青のタイルで装飾されていることからブルーモスクと呼ばれています。

f:id:sirocco:20120421144921j:plain

ブルーモスクにあったトルコ国旗

トルコの国旗は戦いで流れた血の海に三日月と星が映ったものを表しているそうです。

赤い国旗が似合います。

f:id:sirocco:20120421110229j:plain

【ブルーモスク内部】

女性の肌の露出に厳しいく、スカーフなどをかぶる必要があります。ミニスカなら腰に布を巻くとか。布は貸してくれます。

f:id:sirocco:20120421111438j:plain

f:id:sirocco:20120421112928j:plain

オベリスク

古代エジプトのモニュメントです。なぜ、それがトルコにあるのか、もって来たからですね。

イタリアでも見ました。

 

f:id:sirocco:20120421114202j:plain

アヤソフィア

元はキリスト教の聖堂だったのですが、モスクとして改築を繰り返して今の形になっています。 

f:id:sirocco:20120421144944j:plain

グランド バザール
巨大なバザールです。 

f:id:sirocco:20120421121314j:plain

f:id:sirocco:20120421121615j:plain

 

f:id:sirocco:20120421122113j:plain

この丸いのを買ってきました。鍋敷き?

f:id:sirocco:20120421123240j:plain

イスタンブールの城壁


イスタンブールの城壁

トルココーヒー

普段はドリップしたコーヒーを飲んでいますが、トルココーヒーは鍋のようなもので煮出したものです。味はドロッとしたような感じで、キレががないというか、さっぱりはしていませんでした。
 

f:id:sirocco:20120421140838j:plain

ガイドと運転手は酒と競馬が好きだった

2日目のホテルはボスポラス海峡を渡ってアジアにもどり、アンカラに行く途中の小さなホテルです。

ホテルに到着すると、ガイドさんから「これから近くのお店にビールを買いにいくから、一緒にいくか?」と誘われました。

この日はサッカーの試合があって、ガイドさんとドライバーとで、ビールを飲みながらサッカーを応援するのだそうだ。

日本と韓国の共同開催だった「2002 FIFAワールドカップ」のとき、日本は予選を勝ち抜いたが決勝トーナメントの1回戦でトルコに敗れています。そのことを話したら、彼らは覚えていました。

また別の日は新聞を見ながら二人で話しているから、「サッカーですか?」と聞くと「競馬だ」という答え。

うむ。これもイスラム教では禁止されているはずです。

f:id:sirocco:20120421193138j:plain

そのとき私はこんなものを買った。 

f:id:sirocco:20120421194221j:plain

長くなってきたので、今回はこのへんで。

sirocco.hatenablog.com