シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

Amazon ロジカル・シンキング の ベストセラー1位・「世界一やさしい問題解決の授業」

 

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

 

この本を書いたのはどんな人?

渡辺健介さんという方です。イェール大学を卒業後、マッキンゼー東京オフィスに入社して、ハーバード・ビジネススクールに留学。マッキンゼーニューヨークオフィスへ移籍の後に退職して、子供の才能を育てるためのプログラムを提供するための「デルタスタジオ」を設立したという方です。

「デルタスタジオ」では子供向けには科学実験、アート体験、ビジネス体験、医療体験、合宿など。他にも、大手企業で問題解決研修を行っているようようです。

アマゾンを見るとこの本の他にも「自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND」という中高生向けの問題解決能力を高めるための本を書いています。この本も読んでみたいですね。

いろんな課題を分析して実現する手法

「問題」というと、数学の問題を解く、入学試験の問題など、与えられた試験の解答を求める問いを思い浮かべるかも知れません。この本はそうではなくて、ずっと広い範囲の解決すべき課題を「お医者さんのように診断し、治し方を考える」ということを扱っています。

例えば、ブログを書いている人の切実な問題であるWEBのアクセスを増やすという問題に使えます。業務の問題点から原因を分析して対策案を提示するコンサルティング。その会社と言えば「マッキンゼー&カンパニー」を思い浮かべますが、そのマッキンゼーにいた人の書いた本です。

大きな問題も小さく分割すれば解ける

まえがきは「大きく複雑な問題も小さな分割にすれば解ける」ということから始まっています。私には、問題を分割して解決する事例にとても納得した経験があるので、この言葉にはとても共感しました。

私が最初に、問題を分割して解決する事例は知ったのはアマチュア無線の資格を取得するために学習したラジオの電気回路です。電波からアンテナで電気信号を作り、同調回路で必要な信号だけを取り出す。高周波増幅、検波、そして音声増幅をして音で出ます。ラジオの動作原理を知るまでは、全体が大きくて複雑な回路だと思っていました。単純な機能部品を組み合わせひとつの回路をつくり、回路を組み合わせてラジオになっているのです。このことが分かったとき、霧が晴れるように目の前がすっきりしました。

扱っているのはどんな問題か?

中学生バンド「キノコLovers」が開くコンサートに観客が集まらない。

観客が来ない原因を分析し、原因の仮説を立てます。仮説の検証、打ち手の洗い出し、最適な打ち手の選択、実行プランの作成、これらを思考ツールを使いながら進めていきます。コンサートに観客が集まらないという問題はWEBのアクセスが少ないのと似ていますね。ですから、同じような手法を使うことが出来ると思います。

何かをはじめても頓挫してしまった。そういう経験はたくさんあります。コンサルティング会社で使われている思考ツールを使いながらの問題解決は成功に近づくために有効だと感じました。

しかし、私の場合は実行できるどうかが問題なんですよね。

パソコンを買いたいがお金がたりない

もうひとつも問題はパソコンがほしいがお金がたりないという問題です。 これも目標を設定して問題を分析して実現する方法を検討します。

アメリカの凄さの原点をみた「あとがき」

渡辺健介さんは中2から米国のグリニッジハイスクールで学んだそうです。そこでの歴史の授業が印象的だったと「あとがき」にあります。どんな歴史の授業かと言いますと公民権運動の歴史なら、黒人差別をされている実際の映像をクラス全員で見る。キング牧師の自伝や関連する小説を読むことも要求されるそうです。多くの資料で疑似体験させて全員で議論。そうして論文を書く。そういう歴史の授業だったそうです。現在も黒人差別があるのか、その原因は何なのか、本能なのか環境なのか、どうすればなくせるか、何をすれば良いかを深く考える授業なのです。

事件の概要や年号を暗記するだけの歴史学習には意味がないんですよね。中学や高校の歴史の授業は本来は大学受験のためにあるのではなく、人格形成のための学習をするはずなんですから。

本は薄いですし、中高生向けですから内容も平易です。まとめにあたる「あとがき」だけでも読む価値があると思います。

登場した思考ツール

  • 分解の木
  • 課題分析シート
  • 効果・実行しやすさマトリックス図
  • 実行プランの線表
  • 現状と目標のギャップ分析図
  • 仮説の木
  • 出費分析
  • 「良い点、悪い点」リスト 
  • 「評価軸x評価」リスト