40年目の同窓会
ブログを書くために映画「同胞(はらから)」を検索すると、40年目の同窓会が開かれたという動画を見つけました。映画「同胞」に主演した本物の青年団の人たちが山田洋次監督や倍賞千恵子さんなど役者さんを招いて40周年の記念イベントを開いたのですね。
テレビ岩手のニュース
映画「同胞(はらから)」の40年目の同窓会が開かれたというテレビ岩手のニュース。当時、農村演劇で活躍していた30人のメンバーが参加していたと紹介されています。トラックやトラクターを運転している人や、演劇当日のエキストラなどもいるのでしょうね。
この中で、郵便局員を演じた本物の郵便局員・藤田賢吉さんが話しています。
撮影当日の朝、急に賠償千恵子さんにダンスを申し込むシーンが加えられたそうで、女優さんにダンスを申し込むなんて、ちょっと考えられなかったそうです。映画の中ではプロ顔負けの演技をしている藤田さんですが、この動画を見ると舞台挨拶には慣れていないようで、やっぱり普通の人なのだと分かります。
工藤金子さんは、賠償千恵子さんとずっと、手紙のやりとり、電話など交流を続けてきたそうです。賠償さんは姉貴分、学校にすれば担任の先生だと話しています。工藤さんにとって、映画はとても大きな出来事だったのですね。それを大切にして来たというのが分かるエピソードです。
岩手めんこいテレビ「八幡平探訪#40」
八幡平探訪#40 八幡平ロケ 映画「同胞(はらから)」の思い出 - YouTube
岩手めんこいテレビ「八幡平探訪#40 八幡平ロケ 映画「同胞(はらから)」の思い出」
岩手めんこいテレビが工藤金子さんを訪ね、映画撮影当時の思い出を取材した番組です。工藤金子さんは自宅に映画台本などの資料を展示しているそうです。
もりおか映画祭2013
もりおか映画祭2013で「同胞(はらから)」が上映され、そのときの舞台挨拶の様子です。賠償千恵子さんが「本物だからリアリティがすごい」というような話をされています。
本物の郵便局員、藤田さんは「急に、賠償千恵子さんにダンスを申し込めと言われて、寒気がした」と話しています。アフレコが大変だったとも。
「同胞」感謝祭 40年目の出会い
『「同胞」感謝祭 40年目の出会い』の様子。藤田さんはダンスのときは床にチョークで線が引いてあり、そのとおり動かなければならなかったと話しています。
本読みをしてリハーサルをして行くうちに、山田監督が役者さんよりも本物の青年団が良い感じるようになる。そして決断して、役者さんには別な役に回って貰い、青年団に出演して貰う。
外されることになった役者さんは不満だったでしょう。青年団の人達は不安だったかも知れません。そして、それを実行して責任を持つ。監督の仕事の辛いところです。
イベントの動画を見ると、みなさん楽しそうで映画「同胞(はらから)」の思い出を大切にしているのが分かりますね。