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最初にハマった写真共有SNS「Big Canvas PhotoShare」
2008年7月11日、日本でiPhoneが発売されました。
私はiPhoneを購入したいと考えていました。中島聡さんのブログで、一歳児がiPhoneのフォト・アルバムを操作している姿に感動したことがあったからです。
ところが、TVではiPhoneを購入するのには長い行列に並ばなければならないことが報道されています。しばらく入手は無理そうです。予約だけでもしようと半分あきらめ気分で近所のソフトバンクに行くと、なんと「今、買えますよ」とのこと。その場で入手することが出来ました。
そのiPhoneで最初にハマったのが、写真共有SNS「Big Canvas PhotoShare」。私のPhotoShare に投稿した写真のリストをみると、最初に投稿したのは7月14日。ファミレスで見つけたプラスチックの容器に水を入れて気圧の変化をみる気圧計です。
この気圧計に水ではなく青いマジックリ ンを入れるとなかなか綺麗で、気圧の変化を何度もポストした記憶があります。
「sirocco」は気象用語
「Big Canvas PhotoShare」を始めるにはIDを決めなければなりません。私は辞書をめくって適当な言葉を見つけてユーザ名を決めました。
買ったけれども、少しも使わない「トレンド日米表現辞典」をパラパラとめくると気象用語のところに「sirocco」という言葉がありました。それが気に入ったのです。
シロッコ(伊:scirocco,sirocco)は、初夏にアフリカから地中海を越えてイタリアに吹く暑い南風(あるいは東南)である。サハラ砂漠を起源とする風で、北アフリカでは乾燥しているが地中海を越えるためイタリア南部到達時には高温湿潤風となり、時に砂嵐を伴う。 (シロッコ - Wikipedia)
「エルニーニョ」や「六甲おろし」や「赤城おろし」、「親潮」のような言葉ですね。響きも良いので、ユーザ名に使うことにしました。(地方風 - Wikipedia)
TVの報道番組で、ヴェネツィアが水没する原因のひとつにこの用語が登場して紹介されたりすると、「ふむふむ、みなさん解説して貰わないと分からないですよね」などと一人優越感にひたり、満足したものです。
ブログタイトル「シロッコ手習鑑」
「はてなブログ」を始めるのにはブログタイトルを決める必要があります。そのときも手元にあった歌舞伎の名作案内をパラパラめくってみました。
そこで目に止まったのが「菅原伝授手習鑑」です。このときは、歌舞伎の内容も知らなかったのですが、「手習」という言葉が目指すべきブログの方向と一緒のように感じ、お借りして使うことにしました。
この「菅原伝授手習鑑」は新渡戸稲造「武士道」の中で、日本人の中に流れる忠義精神を描いた名作として紹介されいます。
忠義のために我が子を殺し、殺される子供もそれを望むという狂気の世界が描かれているのですが、私は「忠義」は大嫌いです。
VWの車種名にあると知ってがっかり
最初は、「地中海で起きる気象現象の名前なんて日本で知っている人は少ないだろう」と思っていました。
ところが、いろんなところに使われている言葉だと知ってがっかりです。
こうやって書いていると、次々と見つかって落ち込ん来ます。
- 「シロッコ」で検索して・・・約 3,280,000 件
- 「sirocco」・・・・・・・・・約 7,300,000 件
ユーザ名を決めるときに検索しなかった。これが一番後悔していることです。
ブランディングで有名になればPVアップに繋がります。しかし、登録商標の問題など不安な部分もあります。
そのへんについては次回検討します。
PS.おまけ
id:watto さんに教えていただいたのですが、スタジオジブリの由来もイタリア語で、風の名前なのだそうです。