シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

主役級は半分以上が「陽」でなければならない・『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』(1)

目次

こんなブログを綴りたい

こんなブログにしたいと思うものに出会いました。伊集院光さんのラジオ番組『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!』です。

出会ったときのことは、こちらに書いてあります。

Youtubeやニコニコ動画のアップされたのを聞きはじめ、これが面白くて、全部の放送を聞いてしまいました。*1

そして、これを真似すれば、面白い映画紹介のブログになるのではないか、と考えたのです。

伊集院さんのパーソナリティ力量は素晴らしい。彼の映画感想は洞察が深く鋭く、こんな見方があるのだと感心ばかりしていました。

そして、ブログにはラジオパーソナリティと同じ技量がいる。その技を盗むべきだと考えたのです。そこで、久米宏さんの本を読んでみようと思いつきました。

ブログは単発記事でなく、書く人の魅力で読者を集めるべきでしょう。記事を100本、1000本と重ねていくうちに、その人らしい魅力が出てくる。それは、ラジオパーソナリティ、テレビのパーソナリティと同じなのです。

久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった

久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった

 

以前、池上彰さんの『わかりやすく〈伝える〉技術』を読んだことがあります。そこにはキャスターとして一番うまいと思うのは久米宏さんで、何がどのように凄いのかが書かれていました。

『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』は、読み始めると熱中してスラスラと読み終えました。

どんなところがブログに役立つと考えたのか、それを書いて行きます。

「主役級は半分以上が陽でなければならない」

テレビ朝日が社運をかけて始める『ニュースステーション』のために、久米宏さんは『ザ・ベストテン』などを降板し、休養期間として「富良野塾」を訪れています。「富良野塾」は倉本聰さんが開いた脚本家や俳優の養成施設で、その建物などが作れれている時期でした。

そこで毎日穴掘りをしながら、倉本聰さんに『ニュースステーション』のキャスティングをどうするか相談しています。

倉本さん「人間には陽と陰の人がいて、ドラマの出演者を決める場合、主役級は半分以上が陽でなければならない」といい、それはキャスティングに役立ったと久米さんは書いています。

なるほど・・・スタート時の『ニュースステーション』のメンバーで考えるとこんな感じでしょうか。

  • 久米 宏さん・・・陽
  • 小宮悦子さん・・・陽
  • 小林一喜さん・・・陰 

軽薄そうな久米宏さん、そこを「陰」の小林一喜さんがおさえます。そこに小宮悦子さんが「華」となります。久米宏さんは企画の段階から参加していて、セット、衣装など、いろんなアイディアが盛り込まれているのです。

山田太一さん脚本の『冬構え』というドラマがありました。老いた笠智衆さんが死に場所を求めて美しい秋の東北を旅するというものです。

冬構え [DVD]

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  • 笠智衆さん・・・・陰
  • 金田賢一さん・・・陽
  • 岸本加世子さん・・陽

独立する資金のない板前・金田賢一さんにいきなり300万円が渡され、「なんだ、あのじいさん」と岸本加世子さんと二人で笠智衆さんを追っていきます。そこに沢村貞子さんと出会い・・・とドラマが展開されます。

描くのは「陰」の笠智衆さんですけれども、金田賢一さん、岸本加世子さんが「陽」として盛り上げていました。

ブログにも「陽」が必要だ

売れているブログ、Youtuber をみると、「陽」が多いですね。

それで、私のキャラクターはどうなのかというと、どうしても「陰」っぽくなってしまいます。

久米宏さん、小林一喜さん、笠智衆さん、伊集院光さん・・・自虐ネタ「ヒロシです」のヒロシ さん・・・。

ヒロシです。

ヒロシです。

 

 私はどのタイプなのか。

  • 年齢は笠智衆さんに近くなっていく(陰)
  • 「学んでビッグになってやるぞ」と、年齢にふさわしくない野望(陽)
  • 伊集院光さん、ヒロシ さんっぽい(陽)

こんな感じでブログを続けていければと思うのであります。

演劇を学んで人前で面白く話せるようになりたい、とか、久米宏さんの真似をしたいことはまだまだありますが、それは次回ということで。

 

*1:116本の映画ですから、232回の放送になるはずですが、正確には、永六輔さんの回がみつからなくて、『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』についての感想だけ、最終回が伊集院さんの「週末これ借りよう編」だけだったことから、全部で230回の放送。