シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

考える力を身に着けるにはどの科目を選択すべきか(放送大学:2019年度1学期)

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目次

どの科目を選択すれば「考える力」が身に着くか

2016年4月に放送大学に入学しました。間もなく3年が経過しようとしています。

来学期に受講したい授業科目を 2月28日までに登録することになっていて、面接授業につては決めた様子をブログに書きました。

この記事で「一番手に入れたいのは、自分の頭で考え文章で表現する技術だ」と言いました。「考える力」です。私が求める「考える力」は、様々なことに対して「問い」をたてて思索を深めていきたい。どうすればそのような力がつくのか。放送授業の選択も、このことを基準に検討していきます。

魅力的な履修科目をピックアップする

興味が湧きそうな科目を「 授業科目一覧 」からざっくりと拾い出し、単位認定試験順に並べてみました。

「考える力」をつけたいことから、記述式試験の科目を優先して考えます。5科目くらい履修するのが目標です。

単位認定試験 コース レベル 科目名 メディア 試験 持込 平均1 平均2 選択
7/21(日)9:15 基盤科目 110 市民自治の知識と実践(’15) ラジオ  記述  可  75.6  64  〇
7/21(日)17:55 心理と教育 320 生理心理学(’18) テレビ 記述  可 76.6    ✖
7/23(火)16:45 心理と教育 320 社会心理学('14) ラジオ 択一  ✖ 78.1 79.3   〇
7/25(木)11:35 心理と教育 320

錯覚の科学('14)

テレビ 択一  ✖ 73.8 74.4  〇
7/25(木)14:25 社会と産業 210

法学入門(’18)

ラジオ 択一  ✖ 58.7    〇
7/28(日)10:25  人間と文化 220  歴史と人間(’14) テレビ 択一  ✖  70.6 59.7  〇
7/28(日)10:25  人間と文化 330 心理臨床とイメージ(’16) テレビ 択一  ✖ 75.7  85.5  ✖
7/28(日)10:25 外国語科目 110 英語事始め(’17) ラジオ 択一   ✖ 67.9 61.8  ✖

記述式試験の科目が少ない

記述式試験の科目を履修したいと考えても簡単ではありません。そもそも記述式試験の科目が少ないのです。

どのくらい記述式試験の科目があるのか。

放送大学サイトに「平成30年度第1学期単位認定試験問題・解答・解説一覧」の非公表も含めた過去問題リストがあります。

それから、択一式、併用式、記述式がいくつあるか数えてみます。

これには Google Chrome が便利です。そのページの右上メニューから「検索」を選ぶと、フォームが出てきますので、そこに検索する文字を入力。するとその数が表示されます。

  • 択一 302科目
  • 併用  9 科目
  • 記述  29 科目
  • 合計 340科目

記述式の試験は 29 科目しかありません。全体の 8.5%です。しかも、私の選択している「心理と教育」コースの心理関係は択一式がほとんどで、記述式試験の科目が少ないのです。

検索すれば情報が出てくる時代です。択一で答えられる知識を増やすよりも、自分しか言えないことを考えたい。それには「何々について論じなさい」という問題の方が役に立つと思ったのです。これは心理学を学んでいては難しいのかもしれません。

コースの変更を考える?

試験時間が重なる問題

7月28日2時限に希望する科目が三つ重なっています。

なぜ、この科目を学びたいと考えたのか。それを整理して 1 科目を選択します。

  • 歴史と人間(’14)
    シラバスの講義概要、授業の目標に、「歴史をつくる人間を通じて歴史について考える」、「歴史的なものの見方を養う」、「具体的な人物を通して人間が歴史にどう関わっていたのかを探ってゆく」という言葉があります。
    考える、歴史的なものの見方、探ってゆく、そういう手法を学びたい。
    歴史と人物についてどう語って、どう指導していただけるのか、期待しています。「考える」という言葉が気に入ってます。
  • 心理臨床とイメージ(’16)
    映画や写真、絵画をみたときに、私は何を感じるのか。そういうことを書いていくにはどうすれば良いのか。イメージと自分を結びつけているものは何なのか、それを知るにはこの科目が力になるではないかと期待しています。
  • 英語事始め(’17)
    英語を学ぶ前に、日本語できちんと考えて表現できなければ意味ないじゃん。そうずっと思ってきました。それでも、仕事で英語が必要になると、英語を聞きまくったこともあります。
    その後、しばらく英語学習から離れていたのですが、ネットで翻訳が出来て、完成度が上がっていく時代になぜ英語を学ぼうとするのか。
    それは、放送大学を卒業してから英語が必要になりそうだからです。
    この先、大学院へ進学するか、他の通信教育へ学士入学したい。そうすると英語を学ばなければならなくなるのです。

さて、この 3 科目からどれを選ぶか。

英語はラスト近くに集中的にやったほうがいいのではないか。

「歴史と人間(’14)」はそろそろ閉講になりそうです。学びたいのなら早くしないといけません。

「心理臨床とイメージ(’16)」は次の機会があります。

 ということで、「歴史と人間(’14)」を選びました。

残り5科目から4科目を選ぶ

まず考えるのは「単位認定試験は1日1科目が楽だ」ということです。

そうすると、7月23日の「社会心理学('14)」を残したくなります。

  • 社会心理学('14)
    「服従の心理」・アイヒマンテスト。「心理学概論」、「科学的探究の方法」にも出てきました。
    「冷淡な傍観者」・犯罪の被害に遭っているのに誰かが助けるだろうとかかわらない心理。これも「心理学概論」に出てきました。
    「影響力の武器」・つい買わされてしまうセールスの話。これも「心理学概論」に出てきました。
    つい買わされてしまう6つの説得テクニック・「影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか」 - シロッコ手習鑑
    「偏見の心理」 、「後悔を好機に変える」など興味がわきます。
    重複している内容もありますが、「心理学概論」のときよりも深く扱うのかもしれません。そろそろ閉講になりそうなのも気になります。

あとは4科目から1科目を落とすことになります。 

7月21日に2科目。

  • 市民自治の知識と実践(’15)
    過去問題を見ると「~を説明してください」という問題であり、その長所と短所を自分で考え指摘するものです。
    択一式より力が付きそうです。

    シラバスにはこんな文字列があります。
    「市民自治を考察に入れながら、学問と実践の関係性を考える」、「社会の問題を解決する」、「市民団体を組織する」、「社会を動かす」、「合意を形成する」・・・これができるようになったら大変なことになります。

  • 生理心理学(’18)
    脳ではどのようにして精神活動を行うのか。それについての学問です。
    脳はどのようにして外界を知るのか。記憶の仕組み、学習と認知、ホルモンと情動の関係など・・・知りたいことだらけです。

 

9:15からと17:55からなので、時間が空きすぎます。自宅に戻るか図書館で過ごすか・・・。「生理心理学」は開講したばかりなので、次の機会ということもあります。

 

7月25日も2科目の試験があります。

  • 錯覚の科学('14)

    錯覚といえば、だまし絵とか、矢印の長さが違って見えるとか・・・面白そうだけれども、自分の頭で考えるのには、それほど重要ではないと思っていました。
    ところが、
    ・「人の記憶は確実なのか」
    ・「思考の錯覚と認知バイアス」
    ・「自己の一貫性と正当化が引き起こす錯覚」
    などのシラバスを見ると、自分は正しく考え判断しているのか、と自信がなくなってきました。

    これは履修すべきです。優先順位が高くなってきました。

  • 法学入門(’18)
    前回の平均点が 58.7 です。60点以上でないと単位がいただけませんから、半分くらいの人は単位を落としたようです。
    しかし、落ちるかどうかと「考える力」が身につくかどうかは、それほど関係ないと思っています。落ちても「考える力」が身につくかもしれませんし、単位がとれても役に立たないのなら学ぶ意味がありません。
    この科目で学ぶことは「私たちを取り巻く法はどのようなことから成り立っているのか」ということ。
    「世界史のなかにおける法のあり方-イスラーム法から」
    「法をめぐる中国・西洋の思考」
    「中国の「裁き」、西洋の裁判」
    これは物事を考えるうえで、知っておくべきでしょう。

11:35からと14:25から。間が1時限なのでほどよい間隔かもしれません。

7月25日は2科目受験でいこうと思います。

ということで、 「残り5科目から4科目を選ぶ」課題は「生理心理学(’18)」を落とすことにしました。まだ開講したばかりで、次の機会もあるのが大きな理由です。

まとめ

次学期に受講する授業科目を検討しました。

  1. 「市民自治の知識と実践(’15)」
  2. 「社会心理学('14)」
  3. 「錯覚の科学('14)」
  4. 「法学入門(’18)」
  5. 「歴史と人間(’14)」

以上、5科目を登録申請することにします。