シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

記述式科目に挫折した私が楽して卒業するために選ぶ科目(放送大学:2023年度1学期)

stable-diffusion にイメージを伝えて書いて貰った画像

目次

格調高く記述式科目に挑んだけれども挫折

 中身がないのに高いところばかり目指す意識高い系。私もそんな人間です。誰もがうらやむ論文を書きたいとばかり、格調高く記述式科目を履修しましたが、あえなく挫折してしまいました。

 意識高い系は、本当のことがわかりません。私もそのひとりです。無理してカッコいい論文を書こうとしても、ダメなのです。

 履修したのは次の3つです。

ヤマがあたった

「世界文学の古典を読む(’20)」

ヤマを張って700字程度の原稿を準備しました。すると、運良くヤマが的中原稿を貼り付けて、あっという間に単位認定試験が終了しました。
単位を取得できた可能性大です。

手も足もでなかった

「日本美術史の近代とその外部(’18)」

通信指導問題さえ提出することが出来ませんでした。美術史知識がないのに、テキストと同レベルの記述を要求されました。講師が生徒を対等の立場と見ているような心地よさはありましたけれど、私は無力でした。

ヤマが外れた

「ヨーロッパ文学の読み方―近代篇(’19)」

この科目もヤマを張りました。通信指導問題・3回の過去問で、出題される①文学作品、②テーマを予想して原稿を準備。
しかし、問題を開けてみると、該当する①作品はあったものの、②テーマはかすりもしません。50分以内に明確な論点を見つけて自分の考えを語るには、私の知識が足りず無理です。

 基礎知識もないのにいきなり論じるのは今の私には無理です。意識高い記述式科目は選択すべきでないと悟りました。

単位とるなら「記述式」より「選択式」

 以前、どうしても今年中に卒業したい理由をブログに書きました。「今年はなんとしても卒業したい! 卒業までの必要単位と卒業したい理由(放送大学)」です

卒業には5単位か、7単位不足する

単位とるなら「記述式」より「選択式」。それに、後日レポートの面接授業を履修すればなんとかなりそうです。

自宅受験でも「期日・時限」重複はNG

 単位認定試験はインターネットを使い自宅で受験します。50分の受験時間が確保されればいつでも試験を受けられるのですが、「期日・時限」が同じ科目は1科目しか登録出来ません。これは学習センターで試験が行われたときの名残りです。新型コロナウイルスがおさまれば、学習センターでの試験が復活するのかも知れません。

私が選んだ5科目の放送授業

期日・時限 科目名 メディア 試験 平均1 平均2
7/19  6時限  総合人類学としてのヒト学(’18) ラジオ 択一 78.1 87.7
7/21  5時限 都市と地域の社会学(’18)  ラジオ 択一 85.5 93.3
7/22  8時限 世界文学への招待(’22)  テレビ 択一  89.3  
7/23  1時限 考古学(’18)  テレビ 択一 74.3  75.45
7/23  7時限 新しい言語学(’18)  ラジオ 択一 81.48  85.1

 「選択式」でも平均点が60点を割っていて、半数が落とされるような科目もあります。ここにあげた科目はきっと大丈夫でしょう。

 これらの単位が取得できれば、10単位。ひと科目くらい落としても卒業できそうです。

「中国語Ⅰ('23)」は卒業に貢献しない

 これ以外に「中国語Ⅰ('23)」(7/19  3時限)を考えていました。デュオリンゴで「ユニット 5 挨拶のフレーズを使う」まで進んでいたのですが、「人間と文化」コースでないことから、卒業を優先しました。

履修できるかどうか分からない「面接授業」

 「面接授業」は科目登録申請をしても、受講できるとは限りません。「面接授業」は会場の都合から人数が限定されています。それに、新型コロナの問題がありますから、定員は約半分です。

 今学期は次の1科目を登録申請するつもりです。

「音のメディアリテラシー入門 」とは

  • 1単位
  • 千葉学習センター
  • 科目区分    導入科目:人間と文化 ← これ重要
  • 定員    25名
  • 5月27日(土)〜28日(日)
  • 【授業テーマ】
    第1回イントロダクション:レコード・電話・ラジオそしてテレビへ~音響メディアの近代史
    第2回テレビを聴く! テレビに耳を澄ましてみよう!
    第3回ニュースを聴く:音から読み解くニュース番組
    第4回CMを聴く:音で魅せる!音で売る!
    第5回ドラマを聴く:テレビドラマ、映画の音風景(1)
    第6回映画を聴く:テレビドラマ・映画の音風景(2)
    第7回スポーツ放送を聴く:実況放送に息づく日本の音文化
    第8回まとめ 音の器としてのテレビ面接授業「音のメディアリテラシー入門 」
  • 【成績評価】
    成績評価は、授業中の学習状況及び後日提出のレポートの評点。
    レポートテーマ(予定):「〇〇〇(番組名等)を聴いて」(任意のテレビ番組を視聴し、音から分析・考察)

後日提出のレポートによる評価なのでなんとかなるような気がします。

履修する放送授業の魅力

「総合人類学としてのヒト学(’18)」

私は何者なのか。チンパンジーから別れた私達は、どんな理由から今のような社会が生まれたのか考えてみたい、という思いがあります。

・集団での分配行動、平等主義。

・家族のインセスト・タブー、外婚、コミュニティーの存在、性別分業。

「都市と地域の社会学(’18)」

85.5、93.3。なんと言っても平均点が高いのが魅力でしょう。

「都市の下位文化」、「広島における外国にルーツを持つ人々」、「都市と社会的不平等・貧困」などに興味がわきます。

「世界文学への招待(’22)」

 美術、文学、映画・・・なんで評価されているのか、分かってないことがあります。

「きょう、ママンが死んだ。」、殺人の動機が「太陽が眩しかったから」。それがなぜ素晴らしいのか。

「いちばん近い世界文学・今日の韓国文学を読む」、「光州事件を描く――ハン・ガンの『少年が来る』を読む」も魅力です。

「考古学(’18)」

 この科目も、 「私は何者なのか」という興味から選びました。

 「歴史学」は、文字による記録・文献がある時代を研究しますが、「考古学」は遺跡から出土したものを研究します。古い時代を詳しく知ることが困難なことから、事実の集合から推論する、そんな考察の果たす役割が多そうなのも魅力です。

「新しい言語学(’18)」

 81.4点、85.1点。この科目も平均点がかなり高く、単位をもらいやすそうです。

 文献を読む、考える、自分の考えを伝えるのに、言語を使いますから、言語能力を高めたいという願いはいつも持ち合わせています。

 特に以下の項目が興味深いです。

  • 認知言語学②-比喩-
    シミリー(直喩)、メタファー(隠喩)、メトニミー(換喩)、シネクドキー(提喩)
  • 言語習得論① -母語の習得と臨界期-
  • 言語習得論② -概念の獲得と語意学習-
  • 言語習得論③ -多言語環境における言語習得-

最後に

 昨年度は病気になってしまい、さらに志高く履修した記述式試験は、2科目手も足もでず、単位を落としてしまいました。そこで、来学期は楽して卒業できそうな科目を選びました。

 これで、卒業を確定できると思うのですが、どうでしょう。