(Wikipedia「かごしま丸」より)
目次
練習船での面接授業があるぞ
2月9日、千葉学習センター「PCサポート」に参加してきました。
そのとき、メイン講師から面白そうな面接授業の話を聞きました。鹿児島学習センターでは、ロケットの打ち上げを見学する授業をしたことがあるというのです。去年、ワインのテイスティングができる授業の話をきいたのも、この方でした。
そういえば、鹿児島SCのシラバスは検討していません。
自宅に戻って見直すと、ロケット打ち上げの授業こそありませんでしたが、ありましたよ、面白そうな授業が、これです。
- 「鹿児島湾洋上実習」鹿児島学習センター
面接授業は学習センターごとに特色があって、所長の好みが大きく反映されると聞いたことがあります。どんな方なのか検索してみると、鹿児島大学で理工学を研究していた方のようです。鹿児島大学とのパイプも太いでしょうから、こんな授業を実現できたのだと思います。
この面接授業はどんな授業なのか、それを紹介してみます。
大型練習船「かごしま丸」に一泊
この授業の魅力は、講義が大型練習船「かごしま丸」で行われるということです。
それに、練習船に一泊し、食事も出ます。
日程 5月25日(土)・26日(日)
授業内容を抜粋するとこんな感じ。
第1回(室内講義)乗船実習と船内生活の概要 : 船内組織、役職と呼称
第2回(船内活動)練習船の見学 : 操舵室、船内設備、安全設備、避難訓練
第3回(室内講義)海洋観測とは : 地球環境、海洋の役割、海洋観測の意義
第4回(室内講義)水産資源評価 : 海の中の魚の数を調べる
第5回(洋上実習)航海実習 : 操舵、当直、ロープワーク、電気推進、機関室
第6回(洋上実習)海洋観測実習1 : CTD観測、採水、透明度
第7回(洋上実習)海洋観測実習2 : 採泥、プランクトン採集
第8回(室内講義)水圏環境と人間 : 2日間のまとめ
練習船の内部を見学できる。海洋観測とは何をするものなのか。
「海の中の魚の数を調べる」なんてのもあります。まさか、海に潜って、一匹、二匹とは数えないでしょうから、どんな装置でどう数えるのか。
航海の実習もあります。
特記事項としてこんなのがありました(抜粋)。
- 船内泊(一泊)を伴う乗船実習です。船内の居室は2名ないし3名の相部屋です。船内は4層構造で急傾斜の階段が多いため、健康で階段の昇降に支障のない方に限ります。
- 参加費は2,500円(食費、洗濯代)と交通費2,000円が必要です。参加費と交通日は当日徴収します。
宿泊費としては安いもんです。
- 授業当日は、午前9時学習センターに集合後、谷山港までバスで移動します。2日目終了後の解散もバスで移動後、学習センターです。なお、詳細は履修登録者へ別途お知らせします。
千葉からでは間に合いません。前日に行って宿泊することにします。
- 「学生教育研究災害傷害保険」加入者を対象としていますので、未加入の方は必ず前日までに最寄の学習センターにて加入してください(開設科目一覧P17参照)。
はい、わかりました。当選したら加入します。
これは行きたくなります。
世阿弥『風姿花伝』珍しきが花
みなさん、「鹿児島湾洋上実習」に魅力を感じましたか?
私は福島・阿武隈山系の村で育ちましたから、海をみるとワクワクします。
都内から2時間かけて幕張まで通勤していたことがあって、新木場から京葉線に乗り換え、ディズニーランドや朝日に輝く海が見えてくると、ウキウキしてとても仕事にいく気分ではありませんでした。
能を生み出した世阿弥は「風姿花伝」で「珍しきが花」と言っています。
海洋観測を仕事にしている人には、当たり前の日常かもしれませんが、「鹿児島湾洋上実習」は、私にとって、とんでもない非日常で珍しくて面白いのです。
世阿弥は、「面白さ」は普遍であることを知っていました。そのために、「珍しさ」を追及していたのです。
ブログだって、常に変化を続けていかないと、つまらなくなってしまうじゃないですか。私が「鹿児島湾洋上実習」に魅力を感じるのと同じです。
去年は北海道SC「イーストウッド映画を観る」関連で4本の記事を書きました。
今年も珍しき体験をしたいものです。
問題点や心配なこと
この面接授業の一番の問題点は、定員が20名だということです。
2018年度2学期の放送大学在学生数は 83,610 人います(数字で見る放送大学)。学生全員に受講資格があり、どれだけの人が応募するのか・・・。鹿児島SCだけでも相当多そうです。
次は鹿児島SCは遠いということ。鹿児島SCに午前9時集合は無理です。
前日に鹿児島に行って市内を観光でもしますか。鹿児島県には行ったことがないのです。
それから、先に検討した「感性を培い心を表現する」と日程が重複しています。
うーん・・・これは「鹿児島湾洋上実習」を優先させましょう。「珍しきが花」です。
それと、鹿児島空港から鹿児島市内までは、どうやって移動するのか知りませんでしたので、 Twitter で聞いてみました。
空港からの鹿児島市内行きバスが15分から20分おきにあります。所用時間は35分程です。
あとは、心配なのは船酔い。一度だけ船酔いをしたことがあるのです。
昔、大島に行った帰りが欠航寸前の嵐でした。大きな波を乗り越えながら、船が進むのですが、その高さがビルの3階くらいあったような気がします。
スーッと船体があがって、スーッと下がる。その繰り返しが延々と続くのです。このときの気持ち悪さは大変なものでした。
日程が5月25、26日と天候が安定している時期なこと。鹿児島湾から出ないでしょうから酷い船の揺れはないと予想しています。
なんと言っても、抽選に当選するのが難関です。
追記:「鹿児島湾洋上実習」 に当選、行ってきました。