(ホテルリブマックス鹿児島・11Fから見た桜島)
25日(土)、26日(日)と放送大学の面接事業・鹿児島SC「鹿児島湾洋上実習」に参加しました。競争率は2.6倍だったそうで、運よく当選できたことに感謝です。
今後参加する人の役に立ちそうなことを書きます。
目次
- 当選したらすぐに航空券・ホテルを予約しよう
- 鹿児島空港・市内間のバスを知る
- 前日の午後はどう過ごすか
- 鹿児島のテレビが印象的
- 役に立つかも知れないちょっとしたメモ
- 準備すれば良かった・・・。
- レポートは何を書くか
- 以下写真を貼り付け
当選したらすぐに航空券・ホテルを予約しよう
放送大学から19名、志學館大学から5名の参加でした。鹿児島県内からは3名。ほとんどが千葉、東京、長野、大阪など県外からの参加でした。
前年の北海道SC「イーストウッド映画を観る」の時は予約に出遅れ、高価なビジネスホテルしかなく、カプセルホテルに宿泊しました。それでも1泊6000円でした。
今回は前回の失敗を繰り返さないよう、当選が分かった時点で即航空券を購入。ホテルを予約しました。
格安航空券
当日なら4万円くらいの航空券が1万円以下になります。
集合場所に近いホテル
- ホテルリブマックス鹿児島
朝食付き 4700円
会場の「かごしま鹿児島SC(県民交流センター)」まで約400メートルです。
大事なことなのでもう一度。当選したらすぐに航空券・ホテルを予約する。早いと遅いでは値段が全然違います。
鹿児島空港・市内間のバスを知る
鹿児島空港と鹿児島市内の移動はどうするのか。
バスで移動します。
- 片道 1250円 前払い
- 鹿児島空港⇔鹿児島中央駅は 38~41分くらいかかります。
- 鹿児島空港から市内へのバスは 10分おきくらいに出ている。
鹿児島中央駅:ほとんど降りた。
天文館:私以外の残り。
市役所前:私だけ。
市役所のトイレを借り、城山方面を散策。 - 市内から鹿児島空港へ
市役所前発:面接授業を終えて 20:25 に間に合うのは 18:21 だけ
鹿児島中央駅発:6:00~19:00 10分おきくらいに出ている。 - 鹿児島⇔鹿児島中央は市電が便利。
5分か10分おきには電車が来ます。料金はいくら乗っても170円。
前日の午後はどう過ごすか
早めの昼食を済ませてから搭乗しましたから、午後はそのまま鹿児島を散策しました。
西南戦争の銃弾跡
福島会津と言えば戊辰戦争の話を避けられませんが、鹿児島といえば西南戦争が大きな意味を持っています。
鹿児島県歴史資料センター黎明館
なぜ、西南戦争になってしまったのか。
西郷隆盛は引退して農夫になるつもりでしたが、彼をしたって多くの人が集まり、学校を作ることになります。生徒が増えると生徒たちは中央と対立するようになってしまいます。
西郷隆盛終焉の地
西郷隆盛が最後の5日間をすごした西郷洞窟へも行こうと思いましたが、暑かったのでやめました。
ホテルおすすめの「しょう」
ホテルフロントで「近くに夕食を食べるところがありますか?」と聞いて、教えていただいたのが「しょう」という居酒屋でした。
「みなさん、美味しかったとおっしゃいます」
これは期待できます。
とりあえず生ビール。
最初に食べたのが、突き出しの「首折れ鯖」の刺身。「首折れ」とは鮮度が落ちないように首を折ることから、そう呼ぶそうです。これが絶品でした。高級魚の雰囲気で、普段食べている鯖とは違う魚のようでした。
刺身三点盛。
三点盛なのにサービスで四点盛になってました。これは普通のお刺身です。
もつ焼き(みそ味)
下の写真は1個食べてから撮影。この味付けが絶品だった。高級レストランの妥協を許さぬシェフの味。料理を作っているのは普通のおっさんですが、どんな経歴の人なのでしょう? 興味がわきました。
もつラーメン
いろんな定食がありますが、シメはラーメンにしました。
レンゲのところにある黒っぽいのが焦がしたモツです。この味が素晴らしい。
鹿児島の夜は遅い。なかなか暗くなりませんでしたが、帰りには暗くなってました。
場所はホテルのすぐ近くです。
鹿児島のテレビが印象的
奄美出身の女性歌手が「島唄」を歌っていました。
7:30分頃からNHK鹿児島で馬毛島への米軍訓練場移転問題を放送していました。
馬毛島とは種子島の隣にある無人島です。Googleマップで見ると、十字に滑走路が走っていいます。
ここを米軍のFCLP訓練場にするという計画があるのです。FCLP訓練とは空母から出撃、着艦するための訓練。島の滑走路を空母の滑走路に見立て、タッチアンドゴーを繰り返す訓練です。
- 陸上空母離着陸訓練 - Wikipedia
騒音問題のため、厚木から暫定的に硫黄島に移転されています。
米軍は不満がある。厚木基地から遠く代替え飛行場もない。
それが30年続き、硫黄島からより安全な場所は米軍の念願であった。このことから、空母艦載機の岩国基地移転し、FCLP訓練は馬毛島でということになったようです。
種子島では騒音の問題があります。しかし、人口減少で売り上げが激減している商店街は自衛隊の宿舎が来ることを望み、反対派を賛成派の対立も。
先に静かな土地を求めて都会から移住して来た人たちもいて、問題は複雑なのです。
NHKはしっかりした番組を作っています。
役に立つかも知れないちょっとしたメモ
谷山港までバスで移動。鹿児島丸が停泊しているのは谷山港です。バスで40分くらいかかります。
参加者の自己紹介。海、船が好きな人が多かった。海洋レジャーのインストラクターをしている人、子どもが魚に興味をもったからなど。
四人部屋。二段ベッドが二つ。
個人ごとに荷物を入れる戸棚があります。この戸が開かないので鍵がかかっているのかと思いましたら、揺れても簡単に開かないようにきつめになっているのです。
水は3種類。
飲み水:タンクに積んだ水道水をさらにろ過したもの。水道水よりきれいと考えてよい。
タンクの水道水:洗い物など。
海水:トイレを流す。船には浄化槽があり、バクテリアで分解した後、海に流す。
男性用シャワーは3つ。
東京湾と鹿児島湾は大きさ、形が似ている。
船はほとんど揺れない。最初の日は停泊したまま宿泊。出航は翌日です。
準備すれば良かった・・・。
- 参加費
4500円。「釣銭がいらないように」というのに小銭がなかった。
コンビニで飲み物を購入。 - マグマカップ
日程表の下に記入されていたのを見落とした。
ホテルのマグマカップを借りてきた人がいました。面接授業が終わると、もう一泊し、霧島、高千穂を観光するのだそうです。
私はコンビニから紙ミコップを買って行った。 - スリッパ
ホテルの使い捨てスリッパ持っていけばよかった。
シャワーにいくのにスニーカーは不便。
レポートは何を書くか
最後の45分に課題が与えられ、レポートを提出しなければなりません。レポートは、Ⓐ、A、B、C、Dの段階に評価され、単位が認定されるためにはC以上の評価が必要です。
私のレポートはどうだったか。小学生のような感想文を書いてきました。実技の科目ですから、Dになることはないと思いますが、情けないレポートです。
レポートがどんな課題であったかを公表することはできませんが、「海」について何も考えずに授業に臨んだのはまずかった。
「海洋」について論じる。
自然の中での海洋の役割、太陽から受けるエネルギー、海流、気象、漁業資源、海の環境問題、そういう環境と人間について、何かを選んで論じる。そのための準備をして面接授業に臨むべきでした。
以下写真を貼り付け
避難訓練。
食事。
出航のために錨を巻きあげている。障害が発生していないか目視確認をする水産学部の学生さん。
機関室。この船はディーゼルエンジンで発電し、電力でプロベラを回す。
停泊しているときは九州電力から電気の供給を受け、エンジンは停止している。
エンジンは4基。2基のペアで片方はバックアップとして動作する。
ゲーム機のようなステアリングホイール。「120℃」とか「130℃」とか指示をうけて操舵しましたが、肩に余分な力が入ってしまいます。
Uターンしているところ。航海はここまでの往復だけです。
学生さんは、海の法律、海洋、漁業、英語などを学んでいるそうです。
航海日誌は英語で記録します。海外の港に入港するときは港の管制官(?)と英語でやり取りをします。
もやい結び。
高校のとき、山岳部から教わりました。他の二つもマスター。こういうのはすぐ理解できるけど人の名前はすぐ忘れる。たぶん、空間認識力は高いけど記憶力が弱いのです。
24本の筒に海水を採取。実習なので指示をうけて筒のふたを閉める操作をした。
表面近くの海水と200メートルの海水。どちらも、触ってなめました。
表面近くは塩分が薄くて温度が高い、200メートルの海水は塩分が濃くて温度が低い。
温度の差はすぐわかります。なめても味はよくわかりませんでした。
深さごとのクロロフィル(緑)、水温(左の水色)、塩分濃度(赤)
クロロフィルは植物プランクトン。深くなると植物プランクトンはいない。
水温は20数度から深くなるほど温度が下がる。16℃くらいまで。
海面近くは河川の水、雨水で塩分濃度が低い。
このような調査を鹿児島湾など海洋の調査を行い。分布、黒潮の影響などを把握する。