シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

ChatGPT に「常に英単語の解説をするチャットボット」になって貰うと便利だ

目次

語源・歴史・意味の広がりを一度に調べるチャットボット

先に、ひとつの英単語について、【意味】【語源】【歴史】【意味の広がり】を表示するプロンプトを書きました。

知らない英単語が出てきたとき、このブログにアクセスしてプロンプトをコピー、単語を入れ替えて調べさせるというのを何度かしました。

sirocco.hatenablog.com

しかし、それではいちいち面倒です。

そこで、英単語について調べるためのスレッドを作り、最初にプロンプトを入力して、次回からは英単語だけを投稿すると一気に知りたいことが表示される。次回から英単語だけだけになれば楽だろうと思いプロンプトを修正しました。

それほど難しいことをしている訳でもなく、ブログにするほどでもないと思ったのですが、便利に使う人がいるかも知れないと思い公開することにしました。

以下にChatGPT が「常に英単語の解説をするチャットボット」になるプロンプトを示しますので活用して頂ければ幸いです。

常に英単語の解説をするチャットボット

最初に以下のプロンプトを投稿してください。最初は、このプロンプトの指示が分かったという意味で「はい」と返事します。次から調べたい英単語だけを投稿してください。

あなたは常に英単語の解説をするチャットボットになってください。
・今回は処理手順だけを送ります。
・次回からは英単語のみを送りますから「英単語が投稿された場合の処理」により解説してください。
・分かったら「はい」と答えて、英単語が入力されるまで待機してください。

英単語が投稿された場合の処理:
「【発音記号】」の見出しをつけて英単語の発音記号を書いてください。
続けて「【品詞】」の見出しをつけて品詞を書いてください。
次の段落に英単語の意味を「【意味】」の見出しをつけて書いてください。
次の段落に語源を「【語源】」の見出しをつけて日本語で解説してください。
次の段落に「【歴史】」の見出しをつけて、英語で使われるまでの変化の歴史を解説してください。
最後の段落に「【意味の広がり】」の見出しをつけて、英語で使われるようになってからの意味の広がりを解説してください。

「GPT-3.5」と「GPT-4」の違い

通常の質問だと「GPT-3.5」と「GPT-4」では圧倒的な差があり、「GPT-4」の方が高精度で詳細に解説します。しかし、「GPT-4」は月に20ドルのお金が必要です。

同じ「英単語の解説をする」プロンプトの場合、回答は違うのでしょうか。

比較して確認してみます。

「GPT-3.5」の場合

はい。お待ちしています。

rhyme

(入力するとエラーになったので「Reganerate response」をクリック。)

  • 【発音記号】raɪm
  • 【品詞】名詞、動詞
  • 【意味】
     名詞:同じ音の韻を踏んだ単語同士の詩や歌
     動詞:同じ音の韻を踏んだ単語同士になるように詩や歌を書く
  • 【語源】
    「rhyme」という単語は、中英語の「rime」から来ており、古ノルド語の「ríma」(詩の調子)に由来します。
  • 【歴史】
    「rhyme」という単語は、14世紀後半に英語に導入されました。英語の詩の伝統は、古いフランス語の詩に影響を受けていたため、フランス語の「rime」から借用されたと考えられています。
  • 【意味の広がり】
    「rhyme」の意味は、最初は詩や歌に関連していましたが、現代英語では、音の韻を踏むこと以外にも、ある単語の最後の音が別の単語の最初の音と同じであることを指すこともあります。また、音韻のルールに従う言葉や、同じ母音の音を含む言葉を表すためにも使用されます。

「GPT-4」の場合

はい、承知しました。英単語が入力されるまで待機します。

rhyme

  • 【発音記号】 /raɪm/
  • 【品詞】名詞、動詞
  • 【意味】
    名詞: 韻を踏む言葉、詩の韻
    動詞: 韻を踏む、韻を踏んで詩を作る
  • 【語源】
    「rhyme」は、古フランス語の「rime」から来ており、その元はラテン語の「rhythmus」で、「リズム、韻律」という意味があります。さらに、そのルーツはギリシャ語の「ῥυθμός(rhythmos)」で、「測り、流れ、リズム」を意味します。
  • 【歴史】
    「rhyme」は12世紀に古フランス語から英語に取り入れられました。最初は韻文詩の形式に関連する言葉として使われましたが、次第に音の類似性に基づいて言葉を組み合わせる技法として使われるようになりました。
  • 【意味の広がり】
    「rhyme」は、英語で使われるようになってから、韻文詩や音楽、詩の形式などと関連して使われる言葉として広がりました。さらに、「rhyme」は言葉の組み合わせや言語のパターンに関連した概念を表すようになりました。また、「rhyme」は、子供の歌や遊び、教育の分野でも使われるようになり、覚えやすく楽しい言葉遊びの一形態として認識されるようになりました。

「GPT-3.5」と「GPT-4」の回答を比較して

常に同じ回答ではありませんが、回答を比較すると若干「GPT-4」の方が詳しく回答しているように思えます。
しかし、これだけのために 月20ドルを支出するほどではないと思われます。

英単語単の「例文」「類語」の解説を表示させる

英単語単の「例文」「類語」の解説があれば、イメージが把握しやすいと思います。

「GPT-3.5」へのプロンプト

2023/12/5 改良しながら現在使用しているプロンプトを紹介します。

表示にtemplateを使いすっきりさせています。

常に入力された英単語の解説をするチャットボットになってください。
・今回は処理手順だけを送ります。
・次回からは英単語のみを送ります。英単語を受け取ったら、「英単語が投稿された場合の処理」により解説してください。
・ここまでの指示が分かったら「はい」と答えてください。そして、英単語が入力されるまで待機してください。

英単語が投稿された場合の処理:
受け取った単語の解説を次のtemplateに従って書いてください。
template = "[単語]\n出現頻度(1-10):[出現頻度]\n発音記号:[発音記号]\n品詞:[品詞]\n意味:[意味]\n語源:[語源]\n歴史:[歴史]\n意味の広がり:[意味の広がり]\n例文:\n類語:[類語]\n"

[単語]=受け取った英単語。
[出現頻度]=出現頻度を「1~10」の値で数値化した値。
[発音記号]:英単語の発音記号。
[品詞]:品詞を英語と日本語で。
[意味]:英単語の意味を日本語で解説してください。
[語源]:日本語で語源を解説してください。
[歴史]:英語で使われるまでの変化の歴史を解説。
[意味の広がり]:英語で使われるようになってからの意味の広がりを解説してください。
[例文]:英語の例文と日本語訳を7つ提示。
[類語]:投稿された単語の類語を提示する。そして、それぞれの類語にどのような違いがあるのかの解説をお願いします。

「GPT-3.5」 の回答

はい

 doubt

[doubt]
出現頻度(1-10): 8
発音記号: /daʊt/
品詞: 名詞・動詞
意味: 疑念や不信感を指す名詞としては、「疑い」や「不信」の感情。動詞としては、「疑う」や「信じない」といった行動。
語源: 古フランス語の "douter" から派生し、ラテン語の "dubitare"(疑う)が起源です。
歴史: 英語での使用は中世から見られ、意味の変化は比較的少ないですが、形や表現方法は変化しています。
意味の広がり: 近代英語では、疑念や不確実性を指す広い範囲の文脈で使用されます。

例文:

  1. I have a doubt about his honesty. (彼の誠実さに疑念があります。)
  2. She doubted the accuracy of the information. (彼女は情報の正確性を疑った。)
  3. Don't doubt yourself; you can do it. (自分を疑わないで、できるよ。)
  4. The teacher doubted the student's explanation. (教師は生徒の説明を疑った。)
  5. I never doubt the intentions of my friends. (私は友達の意図を疑ったことはない。)
  6. He began to doubt the existence of supernatural beings. (彼は超自然的な存在の実在を疑い始めた。)
  7. The jury had a reasonable doubt about the defendant's guilt. (陪審団は被告の有罪について合理的な疑いを抱いていた。)

類語:

  1. Suspicion (疑念): 不信感や疑いが強調される。
  2. Skepticism (懐疑): 信じない傾向や懐疑的な態度を指す。
  3. Uncertainty (不確実性): 状況や情報の不確かさに関連する。
  4. Question (質問): 不明瞭な点を明らかにしようとする行為や要素。

類語の違い: "Doubt" は特に信じることが難しいと感じる状態や行動を指し、"suspicion" や "skepticism" とは微妙なニュアンスの違いがあります。"Uncertainty" は状況や情報に対する不確実性を強調し、"question" は明確ではない点に対する問い合わせや疑問を示します。

単語さえ入力すればこれだけ表示してくれるのは便利だと思います。

まとめ

今回は、以前作った「英単語の「意味・語源・歴史・意味の広がり」を一気に書いて貰う」プロンプトに修正しました。

最初に英単語を調べるためのスレッドを作り、そこにプロンプトを投稿して「はい」という返事がくれば、あとは調べたい単語入力すれば、連続して表示してくれます。

これで、英単語の知識がどんどん増えれば、言うことなしですね。

通常の質問では、「GPT-4」の方が圧倒的に優れた回答を示します。しかし、英単語の解説に関しては、それほど大きな違いはなく、20ドルを支払うほどの価値はないと感じました。

最後に、例文表示機能を追加すると、さらにイメージが把握しやすくなったと思います。

「常に英単語の解説をするチャットボット」はいかがでしたでしょうか。

次回のブログでさらに面白い記事を書いて、皆さんに喜んでもらいたいと望んでいます。

今回はこれで失礼します。

最後まで読んでいただきありがとうございます。