シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

ChatGPT に英語の先生になって貰い、放送大学修士課程院試の長文英語の構造を教えてもらう。

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目次

放送大学大学院修士課程の試験を突破したい

放送大学大学院の修士課程を受験したいと考えています。どんな試験なのかと過去問題を覗いてみました。

私が受験したいの「人文学プログラム」の2021、2022、2023年度の問題を見ますと、問題は2問あります。

  • 1問目
    5つのコースに分かれていてコースを選択して、問題に答え
    る。
    私が受験したい「文学・言語文化」では、修士課程で研究したいテーマについて、
     ① いかにしてそのテーマに惹かれるようになったのか、
     ② それについてこれまで何を学び、考えてきたのか、
     ③ これからどのように研究を深めていきたいと考えているか、
    について、 1,000 字以上1,200字以内で述べるというものです。
    研究計画の内容が勝負です。
    これには「研究計画の作成」が参考になります。
  • 2問目
    英文の問題です。
    放送大学には次の7つのプログラムがあります。
     ①生活健康科学プログラム
     ②人間発達科学プログラム
     ③臨床心理学プログラム
     ④社会経営科学プログラム
     ⑤人文学プログラム
     ⑥情報学プログラム
     ⑦自然環境科学プログラム
    そのうち、英文の試験問題があるのは「①、④、⑤」だけです。
    (参考「①修士課程の概要及び入学者選考の方法等について」)

英語の比重はそれほど高くない

英語試験のないプログラムがあることから、英語能力の比重はそれほど高くないと思われます。

学生募集の概要」の「大学院修士全科生入学者選考配点比率等について」の人文学プログラムの「英語と専門分野の配点比率」を見ると、英語の配点比率が「30:70」と低いことが分かります。

  • 第1次選考(筆記試験)と第2次選考(面接試問)の配点比率
    第1次選考 : 第2次選考 = 50 : 50 となります。
  • 筆記試験の「英語と専門分野の配点比率」
    第1次選考英語:専門
    ①生活健康科学    50:50
    ④社会経営科学    50:50
    ⑤人文学    30:70

難解な英語長文の構造を知りたい

しかし、出題される英文の問題は、私にとっては難解です。

紙の辞書なら持ち込み可能ですが、ずっと翻訳ツールを使ってきた私でもなんとかなるだろうと英文を眺めてみても、単語を辞書で調べたくらいでは、簡単に意味を理解することは出来ないのです。

以前、ChatGPT に「常に英単語の解説をするチャットボット」になって貰う方法を紹介しました。

sirocco.hatenablog.com

今回はChatGPT に英語の先生になってもらって、英語長文の解説をしてもらいます。

(ここで取り上げるのは「2021年度大学院修士全科生入学者選考筆記試験問題」の「人文学プログラム」の英文の一部です)

英文を文法的に解説して貰う

GPT-4 に英文を文法的に解説して貰います。

以下の英文を文法的に解説して、日本語訳文が生み出される過程を述べてください。

英文:

On what basis do they conclude that one act deserves to be classified criminal and another one doesn't? 

GPT-4

この英文 "On what basis do they conclude that one act deserves to be classified criminal and another one doesn't?" の文法的解説と日本語訳文が生み出される過程を以下に述べます。

文法的解説:

  1. 前置詞句: "On what basis" - どのような根拠であるか、という問いを提起しています。
  2. 主語: "they" - 複数の三人称代名詞で、ある人々や組織に言及しています。
  3. 助動詞: "do" - 疑問文を形成するために使用されます。
  4. 動詞: "conclude" - 結論を下す、という行動を表します。
  5. 従属節: "that one act deserves to be classified criminal and another one doesn't" - 主節の動作の内容を詳細に説明します。
    "one act deserves to be classified criminal" - ある行為が犯罪として分類されるべきであるという概念。
    "another one doesn't" - 別の行為はそうではない、という概念。

日本語訳文の生成過程:

  1. 前置詞句の翻訳: "On what basis" を「どのような根拠で」と訳します。
  2. 主語と動詞の翻訳: "do they conclude" を「彼らは結論を下す」と訳します。
  3. 従属節の翻訳: 具体的な行為についての詳細な説明を追加します。「ある行為は犯罪として分類されるべきであり、別の行為はそうではない」と訳します。
    全体の結合: 各部分を結合して全体の意味を表現します。

日本語訳:

「彼らはどのような根拠で、ある行為は犯罪として分類されるべきであり、別の行為はそうではないと結論を下すのですか?」

他に次のような質問もしてみました。
  • base、basis 、basicはそれぞれどのような関係にありますか?
  • include、conclude について解説してください。
  • include、conclude はどちらも、clude を含みますが、cludeにはどんなイメージがありますか?

英文の装飾関係を図にする

これにはWhimical プラグインをインストールする必要があります。インストールは以下を参考にしてください。

それでは、ChatGPTに図を描いてもらいます。

以下の英文の装飾関係を図にしてください。
The only rational basis for a law against sexual harassment is that the act is wrong, not just for those who think so but for everyone. 

 

以下の英文を文法的に解説して、日本語訳文が生み出される過程を述べてください。
The only rational basis for a law against sexual harassment is that the act is wrong, not just for those who think so but for everyone. 

文法的解説

  1. 主語:"The only rational basis for a law against sexual harassment" - 性的嫌がらせに対する法律の唯一の合理的な根拠。
  2. 述語: "is" - である。
  3. 補語: "that the act is wrong" - 行為が間違っているということ。
  4. 修飾節: "not just for those who think so but for everyone" - そう考える人々だけでなく、誰にとっても。

日本語訳文の生成過程

  1. 主語を訳す:
    性的嫌がらせに対する法律の唯一の合理的な根拠。
  2. 述語と補語を訳す:
    行為が間違っているということである。
  3. 修飾節を訳す:
    そう考える人々だけでなく、誰にとっても。

最終的な日本語訳文

「性的嫌がらせに対する法律の唯一の合理的な根拠は、行為が間違っているということであり、そう考える人々だけでなく、誰にとってもそうである。」

この文は、性的嫌がらせに対する法律の合理的な根拠について述べており、その根拠が個人の意見に依存するものではなく、普遍的な道徳的価値に基づいているという主張をしています。

どんな発想で書いた英文なのか

短い単純な文章と違って複雑な構造なので、どんな発想で書かれた英文なのか聞いてみました。

以下の英文はどういう発想で書き始められたのですか? 装飾関係と事実を伝えようとする発想はどのようなものなのか教えてください。
英文:
"The fact that two or ten or five hundred legislators expressed that personal view would not be sufficient reason to conclude that a law should be passed preventing other people from committing the act."

ChatGP

この文の背後にある発想と装飾関係、事実を伝えようとする意図について説明します。

発想

この文は、法律の制定に関連する議論の一部として書かれた可能性が高いです。特定の行為に対する法律の必要性についての議論で、立法者の個人的な意見だけでは法律を制定する十分な理由にはならないという立場を明確にしています。

装飾関係

  1. 主語: 立法者の数とその個人的な見解の表明。
  2. 述語: 十分な理由ではないという否定。
  3. 補語: 法律を制定する結論に至るプロセス。
  4. 修飾節: 他の人々が行為を犯すのを防ぐ目的。

事実を伝えようとする発想

この文の目的は、個人的な意見と法律の制定との間の関係を明確にし、法律の制定にはより堅固な根拠が必要であるという事実を強調することです。立法者の個人的な意見だけでは、他人が特定の行為を犯すのを防ぐ法律を制定するには不十分であるという主張が、この文の中心的なテーマです。

この文は、法の合理性と個人の意見との間の緊張を浮かび上がらせ、法律が個人的な信念に基づくべきではなく、より広い公共の利益に基づいているべきであるという哲学的な視点を反映している可能性があります。

なぜ、thatがおおいのですか?

that の多い文章です。なぜ、thatがおおいのですか?
英文:
"The fact that two or ten or five hundred legislators expressed that personal view would not be sufficient reason to conclude that a law should be passed preventing other people from committing the act."

ChatGPT
英文において、"that"が多用される理由は、文の構造と意図に関連しています。この特定の文では、"that"が以下のような役割を果たしています。

  1. 名詞節の導入:
    "The fact that..."の部分では、"that"が後続する節を名詞化しています。この使い方により、特定の事実を主語として提示することができます。
  2. 間接話法の導入:
    "expressed that personal view"の部分では、"that"が立法者が表明した個人的な見解を紹介しています。間接話法では、"that"がしばしば使用されます。
  3. 結論の導入: "to conclude that a law..."の部分では、"that"が結論に至る理由を紹介しています。この場合、"that"は結論の内容を明示する役割を果たしています。

この文の複雑さと多層的な構造は、"that"の多用を必要としています。"that"は、異なる部分の文をつなぎ合わせ、主張、理由、結論などの関係を明確にする役割を果たしています。

このような構造は、法的、哲学的、または論理的な議論で一般的に見られるもので、複雑な関係と推論を正確に表現するために使用されます。

最後に

放送大学大学院修士課程の試験を受けたいと思っているのですが、翻訳ソフトに頼っていた私は英語が苦手です。

院試は紙の辞書なら持ち込めるのですが、論理の複雑な英語長文は装飾関係を把握しないと簡単には理解できません。そこで、 ChatGPT に英語の先生になって貰って、英語長文の構造を教えてもらいました。

 ChatGPT は「ある言葉」の次には「どんな言葉」が続く確率が高いかという計算で文章を生成しますから、ハルシネーション(Hallucination)という、事実でないことが生成されることがあります。しかし、英文理解はAIの基本的機能ですから、ハルシネーションが混入することはほとんどないと考えていいんではなかと思います。

ChatGPT は世界でもトップクラスの英語の先生のはずです。英語について質問すれば、的確な指導をしてくれると思います。

放送大学修士課程の院試は9月30日です。

泥縄ではありますが、その日に向けて英語を学習したいと考えています。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございます。

これらの中に、みなさんのお役に立てる情報があれば嬉しい限りです。