シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

よい質問をするにはどうすればいいか:AIの解答を参考に考えてみた

 

目次

よい質問をしたい

 こんにちは、放送大学のシロッコです。

 最近、放送大学で「より良い思考の技法 第10回 クリティカル・シンキングと社会」という授業を受講しました。この授業で東北大学大学院の乾教授が、AIを用いたネット情報のファクトチェックについて解説を行っていました。印象的だったのは、アシスタントの黒澤詩音さんが、AI技術を活用しファクトチェックを行うNPOに対して行った質問です。

 「将来、AIだけでファクトチェックが可能になるのでしょうか?」

 面接授業やオンラインゼミで「質問、意見はありませんか?」とよく言われるのですが、なかなか質問ができません。アメリカで教授が「よい質問をする学生です」という学生を称賛する言葉は最高級のものだと聞きました。

 それなのにいつも質問できない私も、「よいが質問したい」と考えさせられました。

 質問は、自分の理解を深めますが、同席者の知識、考察促進に役立ちます。しかし、「いい質問」とは具体的にどのようなものでしょうか?

 そして、どのようにすれば私は「意見、質問はありませんか?」というときに的確な質問をすることができるのでしょうか?

 AIの力を狩りながら、「よい質問をする方法」について考えて行きます。

AIに聞いてみた

ChatGPT4に聞いてみました。

大学の講義でよい質問をするにはどのようにすればいいですか。よい質問をする方法について実践的に解説をお願いします。

ChatGPT4の解答

 良い質問をすることは、学習過程で非常に重要な役割を果たします。これは、理解を深め、議論を促進し、批判的思考能力を鍛えるための方法です。以下に、大学の講義で良い質問をするための実践的なアプローチを紹介します。

予習を行う

目的:講義の内容に事前に精通しておくことで、質問の質を高めることができます。
方法: 講義の前に、教材を読み、重要な概念や用語について予習を行います。理解できなかった点や興味を引かれた点をメモしておき、質問の材料とします。

理解を深めるための質問をする

目的: 単に情報を得るだけでなく、理解を深めることを目指します。
方法: 「なぜ」「どのように」始まる質問をすることで、原因、過程、理由を深く掘り下げます。これは、表面的な理解を超えて、概念や理論の背後にある原理を理解するのに役立ちます。

批判的思考を促す質問をする

目的: 知識を受け入れるだけでなく、それに挑戦し、自分の意見や解釈を形成することです。
方法: 既存の理論や意見に対して、「この理論の限界は何ですか」「異なる文脈ではどのように適用されますか」といった質問をすることで、深い理解と批判的思考を促進します。

具体的な例を求める

目的: 抽象的な概念を理解しやすくするため。
方法: 「この概念を現実の状況で説明してもらえますか」「具体的な例でどのように適用されるのか」と尋ねることで、理論と実践の橋渡しを促します。

相互作用を活用する

目的: 講義の内容を個人の学習に結びつけ、より深い理解を促進すること。
方法: 自分の経験や既に学んだ知識と講義内容を結びつける質問をします。これにより、新しい情報を既存の知識フレームワークに統合しやすくなります。

実践的ヒント:

質問を明確にする: 
質問を簡潔かつ明確に表現し、質問の意図をはっきりとさせます。

リスペクトを持つ: 
質問の際は、講師や他の学生に敬意を払い、オープンな姿勢で接します。

積極的に参加する:
 講義中は積極的にリスニングし、議論に参加することで、より多くの質問の機会が生まれます。

これらのアプローチを実践することで、大学の講義でより効果的に質問し、学習経験を豊かにすることができます。

GPT4の解答を応用して質問する

 なるほどAIの言うことは分かりました。しかし、AIの解答をふむふむと理解しただけでは力がつきません。そこで教えて貰った「よい質問をする方法」に基づき質問を考えていきます。

「なぜ」「どのように」で始まる質問

  • なぜ、AIの力を借りてファクトチェックをしようと考えたのですか?
  • それは、どのように実現されましたか?

最初にこんな質問をメモ書きすれば、さらに質問や意見が浮かぶかも知れない。

批判的思考を促す質問

  • AIの力を借りてファクトチェックすることで限界は何ですか?
  • そもそも完璧な事実というのは存在するのですか?
    そもそも、何事もこれが事実だと確定するのは難しく、多くの新聞記事を並べて比較すればするほど、事実が分からなくなる。
    そんなことをよく井上ひさしさんが言っていたものです。
  • ファクトチェックの技術は別な問題に応用することは可能ですか?
    例えば国会答弁のファクトチェックは行えますか?

具体的な例

  • 今まで行ったファクトチェックで有意義だったものを教えてください。
  • これは失敗だったというものはありますか?

自分の経験や既に学んだ知識とを結びつける質問

  • ネットで成田悠輔さんが「老人は集団自殺すべき」のような発言をしたことが問題になっています。
    これが事実なのか、どのような意図で、どのように実現しようとしているのか、チェックをする方法を知りたい。

まとめ

 放送大学の授業「より良い思考の技法 第10回 クリティカル・シンキングと社会」で、アシスタントの黒澤詩音さんが質問をしていました。

 「将来、AIだけでファクトチェックが可能になるのでしょうか?」

 これで、いつも授業で質問ができなくて、AIに聞いたことを思い出しました。

 これは時間軸をずらして将来のことについて質問しています。これを応用するなら、過去からの経緯を質問することが出来ます。

 この質問に出会ったことから、AIに質問した内容を紹介し、その解答を参考に質問を思い浮かべて書いて見ました。

 ひとおりここまでやってみて、よい質問をしたいという目標に一歩近づいたかも知れません。

 ここまで読んでいかがだったでしょうか。

 みなさんのお役に立てば嬉しいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。