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目次
- 紙のノートはコピペが出来ない
- なぜ、Google ドライブを使うの?
- Googleドライブとは
- 画像データを文字列データに変換(OCR)
- ネットのツールを使いまくる
- Google ドキュメントを使った簡易「東大理三式」学習
- まとめ
紙のノートはコピペが出来ない
英文が理解できないときには、オンライン英語辞典や翻訳ツールをよく使います。
しかし、教材が紙のテキストだと、いちいち英文をタイプ入力しないと使えないので不便です。
英語を学習している人にそんな不満はないですか?
こんな方のために、この記事では主に次のことを提案します。
- 紙のノートの代わりに Google ドキュメントを使う。
- テキスト等の画像データから Google ドキュメントへ変換する。
紙のテキストから文字データに変換できれば、ネット検索・オンライン英語辞典・オンライン翻訳にコピペが出来ます。
そうすれば、英語学習の効率がグンとアップすることが期待できます。
ITは便利かも知れないけれど、従来の方法に愛着がある方もいると思います。今回はそういう方には無理おすすめしません。逆にそういう方には、効果的な紙の辞書・ノートを使う方法などを教えていただければ嬉しいです。
なぜ、Google ドライブを使うの?
2学期は『耳から学ぶ英語』を履修します。
履修を決めたころ、「【東大理三式】1ヶ月で英語力を劇的に上げる方法」 というサイトが話題になりました。「2768 usersがブックマーク」とても人気のある記事です。
ヒロダリオさんは「”英語力”とは一体なんなのか」という問いに対して、英語の音、英語の文字、発信者の意図、この3つを自由に変換できる能力だと言っています。
Listening : 音→意味
Reading : 文字→意味
Speaking : 意味→音
Writing : 意味→文字
この変換の精度が上がることこそが、英語が上達するということなのです。
この紹介に納得して、100%でなくても良いからマネをしたいと考えるようになりました。具体的な方法は次のような感じです。
- Listening : 音→意味
『耳から学ぶ英語』の放送授業を聞く。 - Reading : 文字→意味
『耳から学ぶ英語』のテキストを読む。 - Speaking : 意味→音
テキストを翻訳した日本語を見て、放送授業の英語のマネをして言えるようにする。→これは一人でブツブツ言う程度。 - Writing : 意味→文字
テキストを翻訳した日本語を見て、書けるようにする。
→タイプして複文できるまで練習することにしました。
『耳から学ぶ英語』には完全な日本語訳は載っていません。頭から聞こえてきた順に英語を理解するためのヒントが並べてあるだけです。
「イライザが見捨てる、誰をかというとヒギンズを、そして戻って来ない」p65
Writingの練習をするためにも、一度翻訳した日本語が必要と考えました。
- オンラインの英語辞典をコピペするだけで使いたい。
- Google翻訳・DeepLを使うにも、いちいち長い英文をタイプ入力するのでなくコピペしたい。
そこで、テキストを Googleドライブで Google ドキュメントに変換してしまうことにしました。
Google ドキュメントは、MS-Wordのようなものです。文字サイズ・色も自由に編集ができます。コピペも自由自在です。
Googleドライブとは
Google ドライブは、Googleのクラウド・ストレージ・サービスです。ファイルをアップロードして管理ができます。
ファイルを編集する機能もあります。
- Google ドキュメント・・・・MS-Wordのようなものです。
- Google スプレッドシート・・MS-Excel のようなものです。
- Google スライド・・・・・・PowerPoint のようなものです。
どれも完璧なフォーマット互換ではありませんが、(.docx、xlsx、pptx)拡張子のファイルを開いたり、保存したりできます。
基本的な使い方を解説したサイトがありましたので、リンクを貼っておきます。
-
【2018年版】今更聞けないGoogle ドライブの基本的な使い方から他サービスとの比較まで - エブリデイG Suite™
※「Googleドライブの使い方」に「1. drive.Google.com にアクセスする」とありますが、まだ、Gmail などGoogleのユーザでなかった場合は、「アカウントを作成」から始める必要があります。
画像データを文字列データに変換(OCR)
ここから先にの作業は著作権法の「私的使用のための複製(第30条)」に該当します。複製したデータは本人以外は使用できません。十分注意してください。
テキストに印刷されたデータをPCが扱える文字データに変換します。
これは OCR(Optical Character Recognition/Reader)と呼ばれる機能を使います。OCRは、手書きや印刷された文字を、カメラやスキャナで画像データとして読みとり、コンピュータが使える文字コードに変換します。
先に、iPhone の「ClipOCR〜人工知能文字認識アプリ」や「Googleドライブ」を使って画像データから文字コードに変換する方法を書きました。
ここでは Googleドライブを使う方法をおさらいします。
■画像データを準備する
テキストを撮影、またはスキャンして画像データ(.JPEG、.PNG、GIF、PDF)を作ります。
本を開いたところが丸く歪みますが、少しくらいならOKです。
■画像データを Googleドライブへアップする
- PCならファイルをドラッグする
- iPhoneなら、写真を選択して□に↑のマークをタップ。「Googleドライブ」アプリを選択する。「マイドライブ」を選択するとGoogleドライブへ転送されます
- Gmailで自分に送って、画像ファイルの△マークをクリックする方法もあります。
■画像データを Google ドキュメントで開く
- 画像ファイル(IMG_5513.jpg)を選択する
- 右クリックから「アプリで開く」>「Google ドキュメント」を選択します。
- しばらくして、上部に写真、下部にそのテキストが含まれた Google ドキュメントができます。
こうなったらしめたもの。テキスト部分のコピペが自由自在です。
■ひとつの Google ドキュメントに文字データを集める
・時刻は放送授業で読まれる時間です。
・和訳は「Google翻訳」「Deepl翻訳」を使い。納得がいったものを採用。修正する場合もあります。
これでテキストの文字列データができました。
ネットのツールを使いまくる
これで思う存分ネットのツールを使うことができます。
■納得の行かないところを検索して調べる。
- She looked exactly like the woman of his dreams, the woman he was in love with.
彼女は彼の夢の女性、彼が愛していた女性のように見えました。
look は「見る」と理解していましたが、「見える」という意味で使われています。
日本語なら「見る」と「見える」は大違いです。
- 見る She → 何かを見ている
- 見える She ← 誰かが見ている
どうなってるの? って思います。
そこで「look 見る 見える」で検索して見つけたのが以下の記事です。
「見る」なのか、「見える」なのかは、文脈から判断するようです。
■Google 翻訳とDeepL翻訳を比較して使う。
Google ドキュメントの英文を両方にコピペして、都合のよい日本語を使います。
- Google 翻訳
DeepLよりこなれていない日本語の場合もありますが、英語を学習するにはかえって都合がよい場合があります。 -
DeepL Translate
Google 翻訳より良い日本語を吐き出す、と評価の高い翻訳ツールです。 - Day after day he gazed at it longingly.
Google 翻訳
連日彼はあこがれにそれを見つめた。
DeepL翻訳
毎日毎日、彼はそれをじっと見つめていました。
■英語学習ツールとしてはGoogle 翻訳が便利
・単語を選択すると定義、品詞、例文、翻訳が表示されます。
・スピーカのマークをクリックすると読み上げてくれます。
1回目は普通の速度で、2回目はゆっくりした速度になり、さらに繰り返すと交互に普通、ゆっくりを繰り返します。
■オンラインの英語辞書を使いまくる
英語辞書を使う前に Google で英単語を検索するといろんな辞書の検索結果が表示されます。
例:longingly
longinglyの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書
longinglyの意味・使い方|英辞郎 on the WEB
longingly | ロングマン現代英英辞典でのlonginglyの意味
longinglyの意味 - 英ナビ!辞書 英和辞典
longingly の翻訳 - Cambridge Dictionarydictionary.
longingly 英語の発音 - Cambridge Dictionarydictionary
longingly - 和訳 – Linguee辞書
・・・続く
有名な辞書をあげておきます。
英英辞典サイト
Google ドキュメントを使った簡易「東大理三式」学習
私の行っている『耳から学ぶ英語』の学習方法を紹介します。
これは先に紹介した「【東大理三式】1ヶ月で英語力を劇的に上げる方法」 を簡易にしたものです。
- Listening : 音→意味
先にGoogle ドキュメントを作り、『耳から学ぶ英語』の放送授業を聞きます。
放送授業の中で文法の解説などがあり、それはテキストに記載されているものがほとんど、さらに詳しい解説はテキストにメモ書きします。
テキストの読み上げは2回あります。 - Speaking : 意味→音
テキストを翻訳した日本語を見て、放送授業の英語のマネをします。
→これは一人でブツブツ言う程度。 - Writing : 意味→文字
テキストを翻訳した日本語を見て、タイプして複文できるまで練習します。
口でブツブツ言えるようになった文は、あとはスペルの問題です。
短い会話は 2 回もタイプすれば打てるようになります。
長めの文は、7、8回。
まだ完璧でないなと思っても、7、8回もタイプすれば飽きてしまうので次にする見ます。
複文するのはメモ帳など、簡単なエディダが良いでしょう。
まとめ
2学期は『耳から学ぶ英語』を履修します。
「【東大理三式】1ヶ月で英語力を劇的に上げる方法」 というサイトを知り、実行してみることにしました。
英文が理解できないときには、オンライン英語辞典や翻訳ツールをよく使います。
しかし、教材が紙のテキストだと、いちいち英文をタイプ入力しないと使えないので不便です。
そこで、次の方法を提案しました。
- 紙のノートの代わりに Google ドキュメントを使う。
- テキストの画像データから Google ドキュメントへ変換する。
文字データに変換できてしまえばこっちのもの。ネット検索、オンライン英語辞典、オンライン翻訳にコピペが出来ます。
英語学習の効率がアップすると思います。
ノートの代わりに、Google ドキュメントを使いましょう!