シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

iPhone 7 でも NEX-5 に見劣りしない写真が撮れた(長沼の駒形大仏)

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SONY NEX-5N 50.0mm (35mm 相当:75mm) 1/80s f/2.0 ISO 250

阿弥陀如来像の高さは、2.36m。それほど大きなものではありませんが、これだけのものを作るのは相当の資金が必要だったと思われます。

小さな地方の村でどのようにして資金を集めたのか。そのことを考えると、信仰の深さが想像できます。

この仏像は元禄16年(1703年)に作られました。なんと柔和な表情をした仏像なのでしょう。作者の技術の高さが分かります。 

目次

長沼の駒形大仏

よく利用するスーパー銭湯・極楽湯へ行く途中に大仏があるのを知りました。「駒形大仏」 という名前のようです。場所は「スーパーセンタートライアル長沼店」手前にある交番の隣り。買い物のついでに撮影することにしました。

  • 駒形観音堂 | 千葉市観光協会公式サイト/千葉市観光ガイド

    徳川家康の鷹狩りのために造られた、現、船橋市~東金市を結ぶ『御成街道』。その道を通る人々の安全と疫病退散を願って建立された駒形観音堂の境内に、大仏が鎮座しています。その高さ2.36mの、銅で鋳られた阿弥陀如来座像の背中には、大仏建立の浄財を寄付した村人の念仏講が刻まれています。 

千葉市観光ガイドの駒形大仏は野ざらしですが、Google検索したときに表示される画像は建物の中にあります。屋根があって光があたらず大仏は暗い。壁がないのでバックが明るくて逆光ですから、撮影が難しそうです。

レンズはどれを持っていくか

カメラはSONYのミラーレス一眼・NEX-5N(APS-C)ですが、レンズはどれを持っていくか。

この4本を持っていきましたが、使ったのは「SIGMA 19mm F2.8 DN」がほとんど。

ボケを期待して無理に「SONY E 50mm F1.8 OSS SEL50F18」を使ってみた程度です。

念のため撮影した iPhone 7 でも遜色なかった

iPhone の写真がよく撮れていて、NEX-5 に見劣りしないことがよくあります。

そこで今回は同じような写真を撮影して比較してみます。

まず、iPhone7に搭載されているカメラのスペック紹介から。

  • 6枚構成 F値1.8 のレンズ
  • 1200万画素イメージセンサー
  • 光学式手ぶれ補正 

iPhone7に使われている撮像素子の大きさは分からないのですが、 iPhone6の撮像素子についての情報を見つけました。

iPhone6の内蔵カメラに使われている撮像素子(CMOSセンサー)はソニー製で800万画素です。
面積は6.1mm×4.8mm(29.3mm2)で、これは一般的なコンパクトデジカメに使われている1/2.3型CMOS(6.2×4.7mm=29.14mm2)とほぼ同じです。

 (『ガバサク流 iPhoneで撮る写真がきれいなのは「低画素」だから』より)

  • NEX-5N APS-C 23.4mm×15.6mm
  • iPhone 6 ・・・6.1mm×4.8mm 

iPhone6 の撮像素子の幅は1/4くらいしかありません。iPhone7になっても、それほど大きくなったとは思えません。これではNEX-5Nには敵わないと思うのですが、 iPhone で撮影した写真はなかなか綺麗なのです。

以下、iPhone 7 と NEX-5N の撮影した写真を比較してみます。 

駒形観音堂

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iPhone7 4.0mm (35mm 相当:28mm) 1/563s f/1.8 ISO:20 

iPhoneは構えてシャッターを押すだけ、何もしなくても綺麗に映りました。

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NEX-5N 19.0mm (35mm 相当:28mm) 1/80s f/4.5 ISO:100

iPhone7は構えて簡単に撮影できましたが、NEX-5Nはお堂の壁の部分が暗くなってしまいます。

撮影モードは「おまかせオート」 。以下の5項目が簡単に設定できます。

  • 背景ぼかし
  • 明るさ
  • 色あい
  • 鮮やかさ
  • ピクチャーエフェクト

この明るさを使って調整しました。

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駒形大仏・外観

こんなふうに屋根に覆われていますから、大仏に光があたらず黒く映ってしまいます。この日は曇りでなんとか撮影してきました。天気がカンカン照りの明るい日だったら、バックはもっと明るくなり、撮影がもっと大変だと思います。

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iPhone7 4.0mm (35mm 相当:28mm) 1/541s f/1.8 ISO:20

ISOが「20」と低いのにびっくりしました。シャッター速度も 1/541s と中途半端な数字で撮影されています。

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SONY NEX-5N 19.0mm (35mm 相当:28mm) 1/125s f/5.6 ISO:100

どちらの画角も、35mm 相当:2.8mm と公表されています。もう少し、右に寄れば同じ構図の写真になったのかも知れません。

やはり、NEX-5Nの方が解像度が高いのが分かります。

駒形大仏・座像

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iPhone7 4.0mm (35mm 相当:28mm) 1/120s f/1.8 ISO:25

上の写真で言うと、植木の裏あたりから柵からカメラを覗かせて撮影しました。高さがかなりあるので、手を伸ばしてiPhoneのシャッターボタンを押しました。

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SONY NEX-5N 19.0mm (35mm 相当:28mm) 1/60s f/4.0 ISO:400

iPhoneのように腕を伸ばして柵から撮影しようとすると、その姿勢で明るさを調節するのが大変でした。何もしないと顔が真っ黒になってしまうのです。

駒形大仏・正面

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SONY NEX-5N 19.0mm (35mm 相当:28mm) 1/60s f/5.0 ISO:640

まとめ

よく利用すスーパー銭湯・極楽湯へ行く途中に大仏があるのを知り、撮影してきました。念のため撮影した iPhone 7 でも遜色なかったので、 NEX-5 の写真と比較してみました。 

  • iPhoneは構えてシャッターを押すだけ、何もしなくても綺麗に映りますが、NEX-5はそのままだと黒くつぶれてしまうので、明るさの調整が必要。
  • iPhoneは、ISOが「20」と低い感度、1/563s と中途半端なシャッター速度で撮影しているのが分かりました。
  • 無理な姿勢、位置からはiPhoneが有利です。

いいカメラ、いいレンズを買えば綺麗な写真を撮れそうだから、もっといいカメラが欲しいと思っていましたが、 当分はNEX-5とiPhoneでいいんじゃないかと思いました。

ちなみに、次に欲しいと思っていうのはこれだけど、高くて買えません。

明度差の激しい被写体の撮影方法を教えて貰った

追記 2017/10/05

この記事を書いたところ、えむふぃぎゅあさんから、明度差の激しい被写体の撮影方法を教えて貰いました。

  1. RAW撮影で暗めに撮って、RAW現像で明るく調整する
  2. HDR撮影機能を使用する
  3. ストロボ(フラッシュ)を使用する

1.RAWで撮影するメリットが分かっていませんでした。

 ソニーの画像処理ソフトなら出来るんじゃないかと思います。

2.iPhone にHDR撮影機能があるんですが、二枚も撮影されるからウザイ! ってオンにしたことがありません・・・Orz

NEX-5Nのメニューを見ると、「明るさ・色合い」の中にありました。機会があったら使ってみようと思います。

snep1000.hatenablog.com