シロッコ手習鑑

高卒シニアが放送大学の心理と教育コースで学んでいます。人間と文化コースにも興味があります。学んだことを基に自分の考えを組み立てて伝えていきたい。

高倍率ズームでマクロ的表現をして分かったこと(クモの写真注意)

目次

カメラには肉眼とは違った映像を作り上げる力がある

カメラの撮影技術を知りたくてこんな本を買いました。 

(撮影テク早見表付) 完全版 写真がもっと上手くなるデジタル一眼撮影テクニック事典101+

(撮影テク早見表付) 完全版 写真がもっと上手くなるデジタル一眼撮影テクニック事典101+

 

この本を一通り眺めて思ったことは、カメラには肉眼で見えるのもとは違った映像を作り上げる力があるということです。

6つの項目に分類された121の撮影テクニックが紹介されているのですが、その作例の写真はふだん肉眼で見ている映像とは一味違ったものになっています。

目に見える映像を枠で切り取って、データとして記録する。それがカメラだと思っていたのですが、違いました。

「絞り・ボケ」、「シャッター速度」、「光」、「色温度・色調」、「レンズ」、「構図」 を工夫することで、肉眼で見える画像とは違ったものが生まれるのです。

この本から学んだことを意識して写真を撮影してみました。それを貼り付けてみます。

高倍率のズームならマクロ的表現ができる

庭の一坪ほどの畑を耕して、チンゲン菜の種をまいていましたら、庭に植えてあるムクゲと山茶花の垣根の間にクモが巣を作っているのを発見。綺麗な色のクモでしたので撮影したくなりました。

この本に、高倍率のズームならマクロ的表現ができるということが書いてあったのを思い出し、高倍率ズームで撮影してみることにしました。

以前、このレンズでハスの花を撮影したことがあったのですが、マクロ的表現ということは考えていません。

TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-200mm F3.5-6.3 DiIII VC  

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SONY NEX-5N 200mm(35mm 相当 300mm) 1/320s f/8.0 ISO:1600

少しトリミングしてあります。

望遠レンズは遠くのものを大きくしてくれるものと思っていたのですが、近くのクモをこんなに大きくはっきりと撮影できるのには意外でした。

後ろの畑や垣根にピントが合わないようにするために、オートフォーカスを真ん中で調整するモードに設定して撮影しました。これをいじったのは初めて。

人間の目でこのクモを見たときは、左右の目をクモに焦点を合わせて集中します。そのとき、背景はボケているのですが、クモだけを見ていますからボケた背景と一緒の映像を楽しむことはありません。カメラはボケた背景を一緒に綺麗に見せてくれる。これがは肉眼では味わえない映像です。

試に人差し指を目の前に差し出して、それに焦点を合わせてみます。背景がボケているのはわかりますが、どんなボケ方をしているのか、それを肉眼で楽しむことはありません。カメラはその映像を切り取ってくれます。

丸ボケも肉眼では味わえないです。この本にはレンズの羽根の枚数で丸ボケの形も変わるということも紹介されていました。

ソニー SONY 単焦点レンズ E 30mm F3.5 Macro

本来はこっちで撮影するのが本筋でしょう。 

ソニー SONY 単焦点レンズ E 30mm F3.5 Macro ソニー Eマウント用 APS-C専用 SEL30M35
 

このレンズは今年の4月に買ったばかり。それほど使っていないので、絞り具合に慣れていないのです。

どのくらいボケるかは次の要素で決まります。

  • 絞りの値
  • 焦点距離
  • 被写体との距離
  • 被写体と背景の距離

マクロレンズはかなり被写体に近づくことができますから、思った以上にボケます。

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SONY NEX-5N 30mm(35mm 相当 45mm) 1/250s f/3.5 ISO:100

被写体に近づいていますので、背景の映る範囲がかなり広くなっています。

クモ全体にピントが合った方が良かったように思います。何も考えないで撮影しました。絞りを変えて何枚か撮影すれば良かった・・・Orz

iPhone でもボケた写真が撮れる

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iPhone 7 4.0mm(35mm 相当 28mm) 1/195s f/1.8 ISO:20

畑仕事を終えて、放送大学へ。放送大学本部の建物を出たところでスマートフォンでキンモクセイを撮影している人がいましたので、私も真似しました。

背景の左手が送大学図書館、右手が千葉学習センターです。その間にある桜並木から漏れる光が丸ボケになって面白い写真になりました。(スマートフォンでは拡大しないと見えないかもしれません)

肉眼ではこんなふうには見えない訳で、カメラが持っている映像を作り上げる力はたいしたものです。

高倍率ズームのマクロ的表現と本物のマクロレンズの違い

上のふたつのレンズは、何が違うか。レンズの画角が違いますから、背景の映る範囲が違います。

高倍率ズームは画角が狭く、背景が何であるか全くわかりません。

それに対してマクロレンズは画角が広いですから、庭の畑、左のエアコンの室外機、右の垣根となんとなく分かります。

この場合のクモを写すというテーマなら、高倍率ズームをマクロ的表現に使った方が、背景がすっきりしてテーマに沿った写真になることが分かりました。

iPhone で撮影した写真はボケた背景の様子が微妙に分かるのが味になっていると思います。