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ネタバレ注意!
美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック<英語版[1CD]>
- アーティスト: V.A.
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2017/03/22
- メディア: CD
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「こんな化け物に恋するとかありえないだろ」
シロマティ (id:shiromatakumi) さんにはお世話になっています。はてなブログのデザインテーマ「Brooklyn」、他にも、はてなブログ編集用のChrome拡張機能「Chrome Add-on for Hatena」を便利に使わせて貰っています。ありがとうございます。
そのシロマティさんのブログ「実写版の映画『美女と野獣』が素晴らしすぎた。【レビュー・感想】」を読みました。
ビーストを最初見た時は、「こんな化け物に恋するとかありえないだろ」と思うんですよ。
それが、物語が進むにつれてこっちまで「野獣…かっこええ…」って思えてしまう不思議。もはや元の姿よりかっこいいんじゃ…(オイ)
これを読んで 「なぜ、美女が化け物に恋するようになるのか」知りたくなりました。それが物語作者の腕の見せどころだと思うからです。
お手並み拝見。29日に見た「ショーシャンクの空に」でTOHOシネマズ「シネマイレージ」が6ポイントになり、無料で1本見れることもあって、さっそく見てきました。*1
不朽の名作『美女と野獣』
「美女と野獣」は良く使われる言葉です。美しい女性と不釣り合いな男性が並ぶと「美女と野獣」とからかったりするのを見たことがありますが、この原作が元なんだと知りました。
ディズニーがアニメ映画『美女と野獣』を作ったのは知っていました。それが、今回調べてみて、かなりの名作であるのが分かりました。
- 美女と野獣 (1991年の映画) - Wikipedia
ディズニーのアニメ映画。
アニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作品(第64回)。
作曲賞と歌曲賞を受賞した。
「1983年以降に製作された恋愛映画の名作25本」では、第25位。
原作のWikipedia「美女と野獣 」には更に色んなことが書いてあります。
- 原作はフランスのヴィルヌーヴ夫人によって書かれた(1740年)。
- グリム童話に「夏の庭と冬の庭」として収録された(1812年)。
- 映画化がこの実写版を含めて5回。
- テレビドラマ化が4回。
- ピアノ連弾組曲が作られ、デヴィッド・ボウイのアルバムにも入っている。
- バレエになったのが5作品
- ミュージカルとして舞台で演じられ、宝塚、歌舞伎にもなっています。
- 舞踏にもなっています。
こんなに映画やドラマになるのはヒットが期待できるからですが、日本ではどんな物語が一番映画やドラマになったんだろうと考えてみました。『坊ちゃん』、『伊豆の踊子』・・・と思い浮かべて、『忠臣蔵』がそうではないかと思い当たります。
忠臣蔵(ちゅうしんぐら)は、 人形浄瑠璃(文楽)および歌舞伎の演目のひとつで、1748年に大阪で初演された『仮名手本忠臣蔵』の通称。また歌舞伎や演劇・映画の分野で、江戸時代元禄期に起きた赤穂事件を基にした創作作品。(「忠臣蔵 - Wikipedia」より)
忠臣蔵の初演が1748年ですから、 『美女と野獣』の原作と同じ時期ですね。
日本には 『源氏物語』、『竹取物語』はありますが、江戸時代になるとガラッと雰囲気が変わって恋愛物と言えば心中物がもてはやされます。恋愛は結婚に結びつかず、ハッピーエンドにはなりません。
『源氏物語』や『竹取物語』の時代はおおらかだったけれど、武士の時代になると孝行や忠義を説かれてだんだん息苦しくなったのでしょうか。
日本との文化差を考えると大きなため息が出てしまいます。
なぜベルは野獣を愛したのか?
ディズニーのサイト「美女と野獣」のトップページに「なぜベルは野獣を愛したのか?」とあります。それが知りたくて映画を見に行きました。
- まず、野獣と言ってもよく見るとイケメンです。
妻は動物が大好きでしたから、この野獣なら惚れてしまうんじゃないかと思うほどです。ウシやライオンの顔をしていても、バランスがよければ美しいのです。 - 捉えられた父の身代わりにベルが城に軟禁されます。
そのベルを野獣が食事に誘うのですが断られてしまいます。
これは非モテならよくあるパターンでしょう。 - ベルが城を飛び出してしまいます。野獣にとっては最悪の展開です。
そしてベルは狼に襲われ、野獣に救われます。野獣は命がけでベルを救います。ベルは傷ついた野獣を馬に乗せて城に戻ります。
「ボーイ・ミーツ・ガール」の典型的パターン。
『電車男』も困っている女性を助けるところから始まりました。 - 最後に魔法が解けて野獣は人間に戻ります。
家具に変身させられた家臣たちも人間に戻って、ベルと元野獣が踊ってハッピーエンドです。
言葉に書いてしまえばこれだけのこと。それを表現するために膨大な手間をかけて映像、音楽を作る。それが映画です。
是非、映画を見て感動を味わってください。
ラストを見て、あれ? って思ったこと。
ラストを見て、あれ? って思いました。
ベルが愛したのは野獣じゃなかったの?
そんな疑問が湧きました。
野獣に恋したんじゃなかった?
魔法がとけてしょぼい別人になってしまって、それでもいいの?
そんな思いに駆られました。
それはさておき・・・たっぷり映画を楽しむことが出来ました。
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*1:6本目も頂いたムービーチケットでしたので無料でした