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履修した科目の様子が分かってきた
履修科目を決めるときは、ワクワクと希望に燃えて楽しいものです。しかし、学習を始めてみると、予想とは違う部分が見えてきます。
こんなに理解するのが難しいのか。単位認定試験は大丈夫なんだろうか、と心配になることがあるかと思うと、逆の場合もあります。この科目を選んで良かった、期待以上だと履修できたことに感謝したいと思うことがあります。
今学期は次の3科目を履修しています。今までは、5、6科目を履修していたのですが、今学期は少なくしていました。
- 「韓国朝鮮の歴史」
- 「文学・芸術・武道にみる日本文化」
- 「比較認知科学」
12月も終盤になってきて、学習もだいぶ進み、科目の様子が分かってきました。
単位の取りやすさはどうなのか、学んで得られたことは役立つのか、予想よりも学ぶのが大変なのはなぜなのか、理解しにくい科目はどうしようか・・・。
これから履修する人のため、私が考えていることを書いていきます。
「韓国朝鮮の歴史」は難しい
私の3科目の学習難易度は「比較認知科学」が一番学びやすくて、次が「文学・芸術・武道にみる日本文化」、一番難しいのは「韓国朝鮮の歴史」でした。
なぜ、こういう順序のなったのでしょうか。
まず、「韓国朝鮮の歴史」が難しい理由から話します。
「韓国朝鮮の歴史」は数千年の歴史を一冊のテキスト、15回の講義に圧縮して学びます。これに登場する言葉は初めてのものが多く、難しいのはこれが原因です。
日本なら、地名、人名、制度、事件、文化をある程度知っています。ところがこの科目は、知らない言葉がばんばん登場するのです。
私が知ってたのは「 歴史と人間」で学んだ「朝鮮儒学の大成者・李退渓」、観光で有名な地名、ニュースで見る事件や指導者くらいです。
初めて聞いた出来事は背景が分からないとイメージがつまめません。それを把握しながら学ぶのは大変で、ネットで検索したり、知ったことをツイッターでアウトプットしながら学習しました。
特に古代朝鮮は理解が大変。古いくなるほど残っている資料は少なくなりますから、説明も単純で背景もはっきりしません。そうすると、学習の難易度はさらに高くなってしまうのです。
近代になってくると、知りたかったことが登場して、相互の関連もわかって来ます。
日本に併合された経緯、植民地下の朝鮮、戦後に独立して分断・・・興味深いことが多くなり、興味深くなって来て学ぶのが楽しくなってきます。
先日、分かりやすい資料を探しに津田沼の丸善に行きました。歴史コーナーで「韓国の高校歴史教科書」を見つけて購入してきました。
この他には「中田敦彦のYouTube大学」で紹介していたネタ本が山積みになっていました。
この本には年号が登場しません。図解され文字が少ないですから、物語として理解しやすいそうな本です。
3冊買うか・・・・と、一度は手に取ったのですが、金額にびびって「韓国の高校歴史教科書」だけにしました。
この「韓国朝鮮の歴史」はオススメかどうか。
過去の単位認定試験を見ると、2019年度1学期(71.2点)、2018年度2学期(64.6点)と落とす人もいそうで、難易度は高そうです。
しかし、日本に併合された経緯、植民地下の朝鮮の様子、戦後の朝鮮を知らないで、韓国を批判したりはしたくありません。
この間、「【英単語暗記法】20000語を覚えるための方法」という動画をみました。
彼によれば、英単語暗記に一番大切なのは「高い回転率」、つまり何度も触れることだと言います。テキストを見ながら放送授業を2周くらい聞く、過去問題に取り組むなど対策をすれば、なんとかなるのではないかと期待しています。
みなさん、韓国のことを知りましょう。
通信指導が難しい 「文学・芸術・武道にみる日本文化」
なぜ、この科目を履修したんだっけ・・・ブログをみたらこんなことが書いてありました。
「社会心理学(12)木を見る西洋人、森を見る東洋人」で、西洋人と東洋人の思考様式や自己観の違いについて、学びました。
女性が一人座っている写真を見るとして、 西洋人は顔のアップに注目する。東洋人は姿全体を見て・・・と違うのです。
これはかなりショックでした。
「出る杭は打たれる」問題 、自己主張にしても、文化そのものが違うのです。
(「卒業後の目標に迷う私は、何に期待して履修科目を決めるのか」)
理解の難易度は 「韓国朝鮮の歴史」ほどではありませんが、2千年以上の日本文化が一冊のテキストに詰めこまれ、15回の授業で教えようとしますから、ついていくのは大変です。
とくに、通信指導問題が難しかった。
指導問題を解くために、テキストで確認、ネット検索をしますが、なかなか正解と確信できるエビデンスが見つかりません。半日くらい? もっとかかったかもしれません。
それでも間違えました。
「文学・芸術・武道にみる日本文化」
— sirocco (@sirocco_jp) 2019年11月20日
10問中、2問に出題ミスあり。
Webで提出。わからなくて、出題ミスを選んだものが一つ
、半分間違うという散々な成績だった。
単位認定試験の難易度はどうか。
今年開講した科目ですから、2019年度1学期の結果しかなくて「66.1点」です。
通信指導問題が難しくても、単位認定試験の成績は良い科目があります。
この科目の「66.1点」はどう考えればいいのでしょうか。
この科目はみなさん、指導問題の難しさに驚いて、必死に勉強しても「66.1点」だったのでしょうか。もう一周放送授業を視聴するとか、ノートをしっかり作るとかしないとダメかもです。
頑張れ、ワタシ!
「比較認知科学」がいちばん楽だった
今学期履修した3科目の中では「比較認知科学」がいちばん楽でした。
「韓国朝鮮の歴史」からすれば登場する用語の数そのものが少なく、それも知っているものが多いからです。
動物を使った観察や実験が紹介され、それについての考察が紹介される、そんな学習の進め方です。「韓国朝鮮の歴史」の古代のように知らないことガンガンが登場することはありません。
ただ、ラジオ番組なのが問題です。
写真やイラストがある実験はいいのですが、どんな実験をしたのかを文章だけで説明したものがあります。それを理解するのが大変でした。引用論文を検索し、図や写真を確認します。
そんな問題点を除けば学ぶ内容も興味深く、学ぶのが楽しかった。
学ぶ前はこんなことを書いていました。
「比較認知科学」は、動物はどう学習するのか、認知、知性、感情はどうなのかを学ぶ科目です。
是非学んでみたいと思うところですが、この科目は、単位認定試験の平均点が1学期でがっくんと25点も下がっているのです。
2018年度1学期(80.7点)
2018年度2学期(55.4点)・・・25.3 下がっている
ありゃ、りゃ、りゃ。
2019年度1学期の単位認定試験は(69.6点)でした。
(80.7点)では高すぎると、難易度を調整したところ予想以上に平均点が下がり過ぎ、(69.6点)に落ち着いたというところでしょうか。
この番組は過去問題を解いて復讐する程度の学習でよいかと思っています。
チンパンジー、カラス、イヌ、イルカの知性、意識や内省はどうなっているのか。自分の感情や好き嫌い、人間のモラルはどこから来たのか、そんなことを考えることができてとても良い科目でした。
みなさんにもおススメです。