シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

筝曲「六段の調」:すみません、琴をなめていました

f:id:sirocco:20150604145030j:plain

琴をなめていました

みなさん、琴に対してどんなイメージを持っていますか?

  • 正月三が日にショッピングモールやレストランに出かけた時に流れている音楽。
  • テレビ番組がつまらないのでよその番組を見ようとしてチャンネルを切り替える途中にたまたまNHKを通過して、そこで放送している古典芸の番組があって、そこで流れている音楽。

私が思い出すのはそんな程度です。
ところが、 2012年のお正月に開いたYouTube動画にハッとさせられたことを思い出しました。まずはYouTubeにある琴の演奏を鑑賞してみてください。


筝曲「六段の調」Atsuko Yoshida 2012.1.3

迫力ある演奏にびっくり!

まず、迫力ある音色にびっくり! 琴とはこんな音がするものなのですね。着物を着たお嬢さんが上品に弾いてみせるものと思い込んでいた音とは全く違い、音はビンビンと打楽器のように響いてくるダイナミックなものです。琴を奏でる手の動きを見るとプロだから当たり前なんでしょうが、安定していて迷いがないというか、そんな動き。鍛錬された職人のイメージでもあります。

音も映像もばっちり

カメラは一台。静かにズームして行って、弦をはじく爪へ移動して指の動きを捉えます。さらに、静かに弦にそってカメラがパンして弦を押さえて音程を変える手の動きを捉えます。画面は調和していて穏やか。ピーンとした緊張感があって、それが見ている人にも伝わってきます。吉田さんの着ているワンピースも楽器も和室と同系色でマッチしていて、琴はもともと和室で演奏するものだったのだと再認識しました。

alltamura.vt ってなに?

この動画を作成っているのは 「alltamura.tv 福島県の田村郡と田村市を伝えるWebTV♪ 」。

ずいぶん前に私の出身地に関係するキーワードを検索しているうちに見つけたサイトです。最初にこの動画サイトを見たときは「自分で撮影している動画をアップしているしょぼいサイト」だと思っていました。ところが、動画の数はどんどん増えて、手間もかけていますし、その質もただものではないと思うようになります。

Twitterでコメントを交換するようになって、同じ高校を卒業したプロのディレクターだと分かったのです。

是非、プロの音楽、プロの映像美を味わってみてください。