シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

水素水を飲んでみた・「水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか」

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目次

「水素水は健康に良い」これってニセ科学? 

水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか

水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか

 

 「水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか」を読みました。

この本はミトコンドリア研究者の大田教授の本で、身体に有害な活性酸素を取り除くのには水素水が有効であるとが書かれています。

細胞の中にあるミトコンドリアは、酸素とブドウ糖から二酸化炭素と水を作り、エネルギーに変換が可能なATPを作り出します。(参考:ATPとは何ですか? イマイチ分かりません。)そのときに1%から2%の変換をミスがあり、活性酸素が出来てしまいます。急激に食べ物が入ったり、運動が急激だったり、ストレスがあると活性酸素は多くなります。

活性酸素は人体に有害です。周りの組織を酸化させてしまうからです。

この論文を発表したのが 2007年。太田教授は身体に有害な活性酸素を取り除く方法として、水素を使うことが有効であることを証明したのです。

しかし、水素水は健康に良いというのはニセ科学だという声は絶えません。

このこと対し、大田教授は2016年3月12日の"「効果がある」のに「効果がない?」"の中で、次のように言っています。

現在、基礎医学の学術論文が400報、臨床試験の論文が20報も発表され、これからも次々と論文が発表されます。現状は、例外的に速いスピードで研究が進展していると言えます。

このように異例のスピードで、水素に関する研究が進むのは、科学的根拠に基づいて「水素にはすごい効果効能がある」と研究者が思うからに他なりません。

(略)
しかし、非常に早いスピードで研究が進められても、水素が医薬品として認可される段階には至っていません。また、水素水などの食品としても、特定保健用食品や機能性表示食品には指定されていません。私としては、水素を医薬品として承認され、水素水を機能性食品に指定されるようにと努力しています。
科学的には効果効能が明らかにされても、「効果効能を公的機関で認めるにいたってはいない」という段階になります。 

太田教授のコメントをふまえ、「水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか」の紹介や水素水を飲んだ感想を書きます。

「サビない身体」とは?

大田教授は「水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか」で、身体はサビると言っています。人の身体は年齢とともにサビていきます。「サビる」のは、身体の中で活性酸素が発生するからです。

人が歳を重ねたり生活習慣病により、身体は酸化していきます。人が老いるのは活性酸素のせい。その活性酸素が老化の原因、病気の原因だと言います。

一番最後の日本抗酸化「病気の原因の90%が活性酸素」に活性酸素についてかなり詳しく書かれています。
このことについては知識不足なので、「ミトコンドリアのちから」を読みはじまったところです。

ミトコンドリアのちから (新潮文庫)

ミトコンドリアのちから (新潮文庫)

 

 

  • 生物にとって酸素が危険なものであり、植物が酸素をまき散らしたときかなりの生物が絶滅したであろうこと。
  • 酸素は何でも酸化させるから危険。その危険な酸素をエネルギーを作る方法として採用してしまった。
  • だから、ミトコンドリアを危険なエネルギープラントと呼んでいます
  • ミトコンドリアではATPが作られ、ATPからADPに変換させることでエネルギーが生まれます。

とても興味深いことが書かれ、ワクワクしながら読みはじめました。

太田教授は水素を治療に使うことを思いついた

大田教授は活性酸素を取り除く方法として水素を使うことを考えました。

水素(H2)+ 活性酸素(2・OH) = 水(2H2O) 

生命科学や医学にしてはあまりにもシンプル。まるで、理科室での化学実験のようです。だから、試みる人がいなかったのかも知れません。

大田教授は東京大学理学部では化学、大学院では生命科学を研究した人です。

化学科に進学したことが、水素水の研究を始めるために決定的に重要な意味を持ちます。水素は生体内では反応しないというのが当時の常識でしたが、その常識を打ち破る感性を備えることが出来たのです。

今考えると、水素水を研究するために化学科に進学したという気さえします。

大田教授は田丸謙二教授の研究室で卒業研究をしています。田丸教授の父はフリッツ・ハーバーの片腕としてアンモニアの合成に尽力した方だそうです。

アンモニアは生物が作るもの。それを窒素と水素から人工的に合成したことに価値があるのですね。

このことが生体内で水素で人工的に変化を起こそうと考えるベースつながったのかも知れません。

現在の医学がレイヤーの低い化学や物理学のレベルまで降りてきているのに驚かされます。

水素風呂に入って水素水を飲んでみた

3月19(土)に稲毛の「極楽湯」に行き、水素風呂に入って水素水を飲んできました。入場料は無料。前回行ったときに当選した無料入場券を使いました。

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いつも当選するのは100円や50円の食事割引券なんですがね。

極楽湯には今まで数十回行っています。しかし、 水素風呂に入ることがあっても短い時間で、サウナと炭酸泉がメインでした。

この日はサウナが12分、 水素風呂が20分くらい。

水素風呂は濃度が表示してあります。「589ppb」。太田教授は0.8ppm(800ppb)が目安で、それより濃いのが良いと言っています。さて、効果はあるのでしょうか?

極楽湯には水素水サーバーが設置してあります。

 

この水素水サーバーには1.2ppmと表示してあり、効果を期待してしまいます。

一本200円の専用ボトルを買うと一回100円で飲めます。ボトルは350ml缶より一回り大きいサイズ。500mlはないようです。

前回は故障していましたが、今回は張り紙がしてあり「無料」で飲めました。

風呂上がりに食事をしながら2本。帰りに1本詰めて義母へのお土産にしました。

美味しい水だと喜んで飲んでいました。

効果は身体中の疲れが取れる感じです。そして、ぐっすり眠れました。夜中に一度目が覚めましたが、二度寝すると8時半まで寝てました。こんなの初めてです。

これはいいと思って調子に乗って日曜日も行きました。

今度はサウナに入らずに水素風呂に20分くらいを二回。

食事をしながら、水素水を2本。専用ボトルをもう一本購入して2本をお土産にしました。

そしたら、あんまり効果はなかったように思います。というか、元気がありすぎたのか夜中の2時に目が覚めて、ずっとPCに向かっているうちに夜が明け、そのまま出勤してしまいました。かえって疲れました。

土曜日に活性酸素が除去されてしまったのでしょうか。

health.suntory.co.jp

まとめ

炎上騒動から水素水に興味をもり「水素水とサビない身体: 悪玉活性酸素は消せるのか」を読みました。

水素水が効果があるか、いつも行っているスーパー銭湯に水素風呂と水素水サーバーがあるので、本格的に利用してみました。

結果は「かなり良いと思う」。(個人的感想です)

人間の身体には活性酸素を打ち消す仕組みがあると大田教授は言います。若いうちは打ち消す仕組みが働いて、運動をして出来た活性酸素は消えますが、その仕組みが弱ってきて、運動をするデメリットが多くなるのは42歳ころだと言います。

だから、若い健康な人にはメリットを感じることは少ないかもしれません。

私は老化もしていますし、毎日長時間PCに向かっている疲れ、頸椎ヘルニアの後遺症、2型糖尿病があります。これからもスーパー銭湯に行ったときは、水素風呂に入り、水素水を飲んでみようと思います。

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