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PCを買いたいからつき合ってほしい
日曜日、「PCを買いたいからつき合ってほしい」と電話がかかってきました。
電話の相手は、放送大学千葉学習センターが開いている「パソコン初心者講習」の生徒さん。私はその講習会にボランティアとして参加していたのです。
その生徒さんには電話番号を聞かれ、答えたことがあったのですが、いきなり、「PCを買いたいからつき合ってほしい」と言われると、「なんで私が?」と思ってしまいます。
そうは言っても、困って電話したのでしょうから、断る訳にもいきません。
「放送大学の近くに、パソコンを買えるところはあるんですか?」と聞きますから、「ヤマダ電機」がいいでしょうと答え、図書館で待ち合わせることにしました。
本部図書館へは運動も兼ねて歩いていくことに。
春っぽい陽気の中をテクテクと歩くと、ムッとした気分は消えていくのでした。
家電住まいる館YAMADA幕張本店
さて、どの機種にしましょうか。
本人はノートPCを希望しています。
「ヤマダ電機」の2階に並んでいるノートPCは相当数あります。どれを勧めていいものか見当もつきません。
- 私が欲しいのは「マイクロソフト Surface」あたりですが、全くの初心者に勧めるわけにもいきません。
- Windowsで学習していますから、Mac はダメでしょう。
- Windowsのノートは 2、3万円のものから、20万円を超えるものもあります。
- レノボは中国メーカです。政府の指示で何かバックドアでも仕込まれていたら困ります。
- 評判がいいのはパナソニックですが高い・・・。
- 国内メーカのものは12、3万円クラスが多いようだ。
「パソコンはどこのメーカも同じ部品を使ってます。どこのメーカはだめということはまずありません。どれを選びましょうか」
店員さんに相談することにしました。
「ゲームをするとか性能を求めるのでないなら、こちらあたりはどうでしょう」
案内されたのが 「DELL」でした。
「DELL」はコスパがよいメーカです。妻は「DELL INSPIRON N5010」を使っていました。ただ、通販だけで販売していたので、ヤマダ電機では、取り扱っていないのかと思っていました。
「DELL」なら私もオススメです。
店員さんがオススメしたモデル
これには納得です。「評価とレビュー」ページには以下の記述がありました。
"日経コンピュータ 2018 年 9 月13日号 顧客満足度調査 2018-2019 ノートPC部門1位 。" — Nikkei BP
どんどんと出てくる新しい技術の情報に追いつけなくなっているとき、教えてくれる店員さんはありがたい存在です。
SSDモデルは初心者にオススメしない
同じような外見のさらに高価なモデルがありました。
どんな違いがあるのか聞くと、SSDモデルだということです。
ただ、「こちらは初心者にオススメしない」といいます。
高速なのはいいのですが、初心者には問題があるといいます。
SSDモデルはSSDがCドライブ、HDDがDドライブに割り当てられています。
初心者はCドライブばかりにダウンロードをしてしまい、Dはガラガラなのに、Cが満杯になってしまうことがあると言うのです。
なるほど、こういう発想はありませんでした。流石は店員さんです。
SSDに使用されているデバイスは書き込み回数に限界があります。それをどうやって限界を増やしているかというと、使う場所をローテーションさせて書き込み回数が少なくなるようにしています。
それが、空きがなくなると同じ場所ばかり書き込まれ、SSDの劣化が早まるのです。
PCを使えるようにするまでどうするか
普通の家電は、箱から出してコンセントに差し込めばすぐに使えます。
ところがPCは、購入しても、タイムゾーン、パスワードなど、がっつりと初期設定をしないと動き始まりません。
さらには、インターネットに接続するのも難関です。
使えるようにするまでどうするか。
ヤマダ電機にはそれをサポートするシステムがありました。
- タイムゾーンを設定したり、使える状態にすると12万ちょっと。
それには予約が必要で、申し込みが多くすぐできない。 - 自宅のネット設定までやって貰うと、14万くらいになる。
私がやってもいいのですが、こういう作業には懲りています。
で、聞けば30歳くらいの息子さんがいるそうです。
今回はとりあえず、そのまま帰ってもらい、お子さんが出来るかどうか相談して貰うことにしました。
息子さんはネットにつないでいるのでしょうか?
不親切だと思うかもしれませんが、無制限に頼られるのも、つらいものがあります。