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日本人運転手はなぜ米国車を買わないのか
トランプ大統領が「日本は米国車を買わない」と批判したのに対して、BBCニュースがこんな動画を公開しました。
日本の狭い住宅街の道路を大きな車でぐにゃぐにゃと電柱をよけて走ったり、何度も切り返して狭い駐車場に入れるのを見ると、日本の交通事情の悪さに苦笑いしてしまいます。これでは日本でアメリカの大型車を買うのは無理です。
そのBBCニュースに対して「えむふぃぎゅあ」さんが、小型化しても売れないと言っています。
イギリスでは売れている車種の1位、2位はアメ車なんだそうです。日本でドイツ車が売れているのは、ドイツ車の方がアフターサービスが良いからであって、単に車を小型化しても、米国車は売れないと言っています。
なるほど・・・言えてますね。フォードの「フィエスタ」カッコイイのに残念です(Ford Fiesta - Wikipedia)。
うちはフランス車のプジョー207に乗っています。車種を決めたのは妻で、購入が2010年6月ですから7年前のことになります。では、なぜプジョー207にしたのか、それを書いてみます。
アメ車は候補にもならなかった
妻が乗っていたのはシビックです。古くなって買い換えを検討したのは、ホンダ・インサイトとプジョー207でした。
米国車は最初から選択肢に入っていませんでした。そういえば、ウチの隣のご主人がフォードに乗っていましたが、現在は国産車を乗っています。
第二次世界大戦後の日本でのフォードビジネスは「フォード自動車(日本)」、そしてマツダとの提携下で展開した「オートラマ」を経て、その後「フォード・ジャパン・リミテッド」がフォード車の輸入・販売を行っていたが、2016年(平成28年)を以って日本市場から撤退すると発表した
(Wikipedia「フォード・モーター/日本でのビジネス」より)
ディーラーも整備工場もないと心配で買う気持ちにならないですよね。
妻が購入を考えていたのはプリウスとホンダのインサイト、それから幕張の映画館駐車場で見かけるプジョーでした。
プリウスは乗っている人が多すぎるのとスタイルが気に入らなくて駄目だったらしいです。
私のハンドルが「sirocco」であることから、フォルクスワーゲン・シロッコにするなら代理店の人を紹介しますと言っていた人がいました。それもいいなと思って妻に話しましたが無視されました。
それで、ホンダのインサイトとプジョー207を比較したようです。
ホンダのディーラーは近所なので便利です。
プジョーは習志野自衛隊の前に販売店がありました。近くにプジョーのディラーがあるからでしょうか、値段も手ごろだからなのか、知っているだけでウチの近くには5台のプジョーがあります。*1
プジョー207はスタイルが可愛い
妻がプジョー207に決めたのはスタイルが可愛いから。
(Wikipedia「プジョー・207」より)
私も一緒に行って習志野自衛隊前の代理店で試乗しました。ハンドルは日本車と同じ右ですが、ワイパーとウィンカーが日本車とは逆です。気になったようですが「すぐに慣れますよ」と言われてました。
車に詳しい妹の夫に相談すると、「日本車と違ってパーツが高い、故障が多い」と言います。
しかし、妹は「好きな車に乗ればいいのよ」と後押しました。妹も夫の反対を押し切って、フォルクスワーゲンを乗っていたことがあるのです。
私はこんな意見を言いました。
「ヨーロッパにはアウトバーンのような速度制限のない高速道路があるから、そこでの走りに耐えられる車じゃないと売れないんじゃないか。そこで戦っている車だからいい車だと思うよ」と。
可愛い車と言えば、今では私も少し車に詳しくなたものですから、次に乗るなら、フィアット・チンクエチェントがいいんじゃないかとも思っています。
プジョー207にして良かったこと
- 譲られることが多くなった
以前はシビックを乗っていたのですが、プジョー207にしてから右折や車線変更のとき譲ってもらえることが多くなったと話していました。
目立つ車だからでしょうか。
私も、ポルシェやフェラーリが右折しようとしていたら譲りますが、プジョー207でも譲ってくれるんでしょうか。シビックのときはほとんど運転していなかったので、その差は分かりません。 - 走行性能がよい
足まわりが固いからか路面のガタガタが伝わってきますが、シビックのときよりもコーナリングがしっかりしています。シビックのときはカーブではフワーンとふくらむ感じがありました。プジョー207はキビキビ曲がってくれます。
小さなボディに1600ccエンジン。加速性能も良くて高速道路の走りも安定しています。
プジョー207のダメなところ
- 燃費が悪い
市街地を走るときは、1リッター当たり7、8キロです。高速で、11キロくらいでしょうか。それに、入れるガソリンがハイオクときています。
プリウスなんか燃費が良いんでしょうね。
でも、ウチではほとんど車を乗りません。月に数回、市内の買い物に行くのと、年に数回、帰省したり、旅行に行く程度。燃料代と保険代がそれほど変わらないんじゃないかと思うほどです。 - 左ハンドルを右ハンドルに改造したツケ
本来プジョー207は左ハンドルの車です。でも、日本で販売されているのは右ハンドルになっていて嬉しいのですが、そこは急ごしらえの右ハンドル車ですから、意外なところにそのツケが出ています。
・ボンネットを開けるレバーが助手席ドアのところにある。
これは探しましたよ、どこにあるんだ、って。
・ダッシュボードの小物入れが狭い。
ハンドルがあるべきだったところだからでしょうか、車検証などを入れると他のものは入りません。 - ハイテクではない。
みんな車をバックさせるのがうまいなぁと思っていました。ところが、今の日本の車はには後部にビデオカメラが付いていて、バックするときは後の様子を映して現在のハンドルの角度から車が進む方向へ弧を描いてくれるのです。
これを見たときにはびっくりしました。
間もなく7年にもなる古い車だからでしょうか。
プジョー207はダメなところもありますが、可愛いから許します。
まとめ
トランプさんが日本は米国車を買わないと批判したのに対して、BBCニュースが小型車じゃないからだと動画を公開しました。それに対して「えむふぃぎゅあ」さんが、小型化しても売れないと言っています。
うちはフランスの車を乗っているのですが、なぜ、プジョー207にしたのか。理由は可愛い車だから、それに近くにディラーがあって、メンテナンスの心配がないからです。
地方に行くと国産車がほとんどですが、それはディラーがないという問題が大きいと思います。
さて、プジョー207も古くなってきたので次の車を考えなければなりません。高齢者の事故の問題もありますが、もう少しは大丈夫でしょう。
次には、フィアット・チンクエチェントがいいか・・・。しかし、ゲームに夢中な孫がトヨタ86とか言っています。私は運転を引退して、スポーツタイプの車になるかも知れません。
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*1:その後、習志野のディラーがなくなって、現在は船橋まで行っています。