2017年も残すところわずかになりました。
2016年にセミリタイアしました。その年から放送大学で学び始め、ブログも本格的に書くようになって、以前より忙しくなりました。
そんな状況の中で見た映画が、DVDも合わせて18本。ブログのネタにしようという思いがありました。ブログがなかったら、こんなに映画を観ていなかったと思いますから、ブログの力は偉大です。
ランキングとなると面白いとばかり言ってはいられません。順番に並べるのはとても苦労しました。どうやって測定していいか尺度が分からないからです。
これ以外の映画は、私が観たいと思わなかったという時点で予選敗退です、悪しからず。
リアルタイムの部
1.「ラ・ラ・ランド」
「沈黙」、「gifted/ギフテッド」と横一線でどれにするか悩みましたが、ミュージカルのすばらしさを教えてくれたという功績で、一位に推しました。
「ダッ・ダッ・ダッ・ダ、ダラーラダンダン♪~ ダッ・ダッ・ダッ・ダ、ダラーラダンダン♪~」
音楽が耳にこびり付いています。ダンスと音楽が素晴らしくて、それがラブストーリーの映画になっています。
いきなり歌い、踊り出す不自然さ。それは慣れです。歌舞伎の音楽や踊りみたいなもの。ただ楽しめばいいと思います。
2.「沈黙」
「ラ・ラ・ランド」と対照的に音楽がほとんどありません。
人はなぜ宗教を信じるのか、信じるメリットは何なのか。弾圧され、信仰を捨てるのか信者の命を救うのかとロドリゴ神父は迫られます。それでも、沈黙している「神」。
この作品がアカデミー賞で評価されなかったのは、「神」に疑いをかける映画をキリスト教、ユダヤ教の多いアメリカでは好まれなかったのでは? そんな勘繰りをしました。
3.「gifted/ギフテッド」
脚本家の香取俊介さんのツイートを見て、急遽観に行った映画です。
ストーリーの展開はまさにギリシャ悲劇。フランクの母・イブリンが孫のメアリーを引き取って数学者として育てようとするその様が「オイディプス王」のオイディプスに当てはまります。
スペクタクルも、派手なアクションもありませんが、名作です。
4.「ハクソー・リッジ」
戦争は武器を持って殺し合いをするものです。主人公のデズモンドは面倒臭い奴で、銃は持ちたくないが、戦争に行きたいと言います。
そして、沖縄の激戦で人を助けまくる。敵の日本人まで助けてしまう。なんですか、これ。日本の軍隊なら、処罰される?
戦争が狂気なら、その中で敵まで助ける狂気は、ぐるっと周回して普通の感覚になるという不思議。
5.「ドリーム」
NASAで計算手として働く黒人女性たち。能力があるのに人種差別で認めて貰えない。そんな溜まったストレスが映画のラストに向けて解き放たれます。
映画も面白かったが、登場するファッション、車、計算機が私の知っているアメリカ全盛のときのもので面白かった。
6.「家族はつらいよ2」
山田洋次監督の映画は安定して面白い。
主人公の周造が、もう歳だから車の運転をやめろと家族に言われる。しかし、それが面白くない。久しぶりに再会した落ちぶれた旧友。
ひとつひとつの笑いが自分にも当てはまっていて、「あるある!」と言いながら、笑いたくなる。
7.「美女と野獣」
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「こんな化け物に恋するとかありえないだろ」というブログを読んで、「それなら見てみたい」と思って見にいった映画。
そして、分かったんですが、よく見るとこの野獣がイケメンなんですよ。
だから、非モテの童貞がモテるようになる映画ではないので期待してはダメ。
そんな理由で順位が下がってしまいました。
8.「モアナと伝説の海」
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飛行機の中で見たので、映画の良さが半分も分からなかったと思う。
午前10時の映画祭の部
今年は、9本の古い映画を観ました。
これらのランキングと紹介は次の機会に。