シロッコの青空ぶろぐ

高卒シニアが低学歴コンプレックス脱出のため、放送大学の人間と文化コースで学んでいます。通信制大学で学ぼうとする人を応援したい。学んで成功する人が増えれば、私のやる気も燃えるはず。

投資入門(3) 「イオン株は買うべきか」

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引き続き、イオンの株を参考にして投資の学習をしていきます。

目次

投資の目標

イオンには魅力的な株主優待があって、会社の資産を分けたとしても株を購入した金額よりも資産があることは分かりました。次は、イオンは儲かっている会社なのか、イオン株を購入すべきかを検討するのですが、その前に株を保有する目的をはっきりさせておきたいと思います。

安部政権になり、2%のインフレ目標で経済を立て直そうとしています。銀行の利息が低く、一般銀行の普通預金で 0.020%、高いオリックス銀行の3年定期でも 0.4% です。

定期預金 金利・利率・利息ランキング

デイトレードをするつもりはありません。せめて2%を超える運用は出来ないものかということです。

イオンは儲かっている会社なのか

前回の『投資入門(2) 「会社の資産を分けたとすると」』では会社が解散して株主で資産を分けたらどうなるのか? それを表す数値、BPS(Book-value Per Share:一株あたりの資産)とPBR(Price Book-Value Ratio:株価純資産倍率)について学習しました。

しかし、資産だけで株を購入するかどうかを決めるわけにはいけません。次にEPS(一株あたりの利益)を見て行きます。

イオン(株)【8267】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

  • 株価は 1,211円です。
  • EPS(Earnings Per Share:1株当りの利益) は57.26円。
    EPS = 税引き後利益 ÷ 期中平均発行済株式数
  • 1株の配当が 28.00円です。
    利益の半分弱を配当にしているのですね。このまま配当が続けば約43年で株価と同じになります。
  • 配当利回り 2.31% ・・・約43年で 株価と同じ。

この数値を見ると配当利回りが2%を超えていますし、一株あたりの資産であるPBRも1を割っています。イオンはそれなりに儲かっている会社であると言えそうです。

資金は回収できるのか

株で一番心配なのは価格が変動することです。銀行預金より金利が良くても、株の価格が下がってしまえば元も子もありません。

現在1200円程度の株ですが、過去5年間という期間で見てみると高いほうではが1400円くらいで、低い方では900円前後をウロウロしています。300円くらい下がるかも知れません。1年の配当が 28.00円ですから、5年間で140円。300円も変動があればあっという間に配当は吹っ飛んでしまいます。

イオン株は割安なのか

イオン株は割安なのでしょうか? もし、割安なら値上がりすることが期待できます。株が割安であるか割高であるかを示す指標にPER(株価収益率)があります。2014/01/09のイオンのPERを見てみます。

  • PER(Price Earnings Ratio:株価収益率) 21.15倍
    PER = 株価 ÷ 1株利益(EPS)
    株価1211円の収益を上げるのに、何年かかるかという株の割安感を示す指標です。この数字に1株当りの利益を掛ければ株価になりますね。
    21.15 * 57.26 => 1211(株価)

PER(株価収益率)が20程度。PERは高いほど株が割高であることを示し、低いほど株が割安であることを示しています。だいたい10~2、30くらいの数字であることが多いそうです。「地球上で一番わかりやすい株講座」によりますと「にーちゃんの意見ですが、自分は何もわからない!という人は、だいたい15以上の企業はその時点で投資対象外」にしているそうです。素人としてはにーちゃんの意見を聞くべきですね。

info.finance.yahoo.co.jp

低PER会社リストの上位に東京電力があって興味深いです。一株当りの利益が 325.14円なのに2014/01/09の株価が489円。株価が割安なのですね。

10年後にどんな会社になっているか

杉村太蔵さんは「バカでも資産1億円:『儲け』をつかむ技術」の中で「ある会社に注目したら、その会社の10年後を想像してみよう」というような事を言っています。

10年後にイオンはどうなっているでしょうか? 10年後もイオンは王者なのでしょうか? このままぶっちぎりのトップを走り続けるのでしょうか?

イオンは日本全国にあります。私は難しいと思います。巨大なダイエーが業績悪化し、ダイエーという名前が消えようとしています。イオンもダイエーのようになるのではないかという心配があります。

展開が急に変わってきました

では、イオン株は買うべきなのでしょうか?

私の答えは「分かりません」。ですから、今は買いません。

勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな 金銭リテラシーの基本と実践」を読み出して、考えが変りました。

このブログは、株の学習をして株を買う様子を掲載しようと考えて始めました。しかし、この予定は変更すべきと判断したのです。

なぜなら、勝間和代さんは、「株はプロが得して個人が損する」と言います。持っている情報の量・質から個人がプロに勝てる可能性があるのはデイトレードくらいだと言うのです。何かひとつの銘柄を選び、とりあえず数十万円の株を買ってみる、それが素人が失敗する最悪のパターンだと言います。なんと、私のことではないですか。

今の私は金融に関するリテラシー低すぎるのです。

それではどうするのか。

  • 国債なら銀行預金よりは金利は良いですが政府のインフレ目標に及びません。
  • どうすればリスクを分散できるのか。
  • プロが管理する投資信託ならどうなのか(今はインデックスファンドに期待しています)。

これから学習していきます。

 

こちらにブログを書きました。

sirocco.hatenablog.com