(Wikipedia:「放送大学学園」より)
目次
面接授業がつまらないと途中退席した人が話題に
放送大学1学期の単位認定試験が終了しました。
「日本語リテラシー(’16)」の単位認定試験には、簡単で少しだけ拍子抜けしました。成績は「評語」と合否で発表されるそうです。
「評語」とはどんなものなのだろうと検索しているうちに、私よりも短時間に出来たという人を見つけました。科目は「心理学概論('12)」。「4分で出来た」と言っていますから、そうとう能力の高い人なのでしょう。
どんな人なのかとブログを読んでみると、面接授業があまりにもつまらなくて途中で退場したという記事があって、びっくりしました。
そのブログをTwtterに引用して紹介したすると、岡部学長がコメントをつけてリツイート。そうしましたら、「けしからん」というコメントた多数投稿され、そのブログがプチ炎上になってしまいました。
面接授業で何が起きていたのか
2年前の記事なのですが、こんな様子だったそうです。
私は手を挙げて言いました。
「先生。」
講師は質問だとでも思ったのでしょう。答えました。
「はい。」
私は宣言しました。
「つまんないので帰ります。単位はいりません。」
私は先にノートなどをまとめて入れておいたカバンを持って教室を出ました。
おそらくそのあと教室にはシラーっとした空気が流れたことでしょう。?(「ひどい面接授業 - 放送大学、文句あり!!」より)
科目名が「○○××△△学入門」なのに「××○○△△学入門」。「○○」と「××」が入れ替わっていたそうで、講義をする人が科目名を間違えるレベル。
面接授業は1時間25分の授業が合計84本です。講師も大変ですが、つまらない授業を聞いているのも大変です。
好奇心があって講義を受けたのに、これではこの分野がいやになってしまう。この授業が自分に悪影響を与えるものだと判断して、受講を中断することにしたそうです。途中から怒りがこみ上げてきたんでしょうね。
途中退席を非難する人が多いことへの違和感
放送大学を卒業しても、放送大学の学歴は全くと言っていいほど役に立たないでしょう。学歴を求めて受講している人はいないと思いますから、中身のある講義をして欲しいものです。私個人としては、この不満はよく理解できるものです。
このくらい元気なひとがいても良いのではないか、半分うらやましいくらいだと感じて紹介しました。
ところが、その態度を攻撃する人がいてびっくりしました。これが日本の封建的な儒教社会なのだと思いました。
面白く授業を進めるのは大変だ。講師が気の毒ではないか、という感情からでしょうか。教えて貰う立場なのだから、失礼だと感じたのでしょうか。それも理解できなくはないのですが・・・。
私だったらどうするのか。同じような怒りの感覚が湧いてくるかもしれません。しかし、挙手をして「つまらない」とも言えず、さらには途中退席する勇気もなくて、次の授業との間にある休憩時間に抜け出す程度でしょうか。ブログに書くかもしれませんが、かなりボカすでしょうから、講師には不満は伝わらないと思います。
おなじような経験をされた方もいるようです。
大阪学習センターの面接授業も、講師自身が、世界中をまわった写真を次々と、スクリーンに映し出していたが、授業とは関係ないと思っても、入学したばかりだったので、つっ込めず、バカにされた感じが残る。
とTwitterに投稿した人がいました。
面接授業は講師によって当たり外れがあるというのが分かりました。
科目を履修する前の期待と試験後の感想
JALを定年退職後に大学に入り、心理療法のカウンセラーになった元JAL機長。現在69歳。とても若々しい方を知り、自分も心理学を学びたいと放送大学に入学しました。放送大学1学期の単位認定試験が終了しましたので、最初に期待したことと認定試験後の感想を書いてみます。
「初歩のアラビア語(’11)」
- 期待したこと:アラビア語を読み書きができるようになりたい。簡単な挨拶を話せる。辞書を引けるようになりたい。
- 単位認定試験:45分の授業が15回だけ。だから、簡単な文章を暗記すればよいのかと思ったがそうではなかった。印刷教材持ち込み可能だから、問題そのもののレベルは高い。通信指導問題、過去問題を解くにも最初は印刷教材のどこに出ているかを調べるだけでも大変。
印刷教材巻末の語句リストにないので調べられない単語もあって苦戦。それでも、推論して四択から答えを導きだせた。 - 成果:アラビア語は母音記号を省略することが多く、いきなりは読めない。良く知っている単語なら読めるようになるらしい。アラビア語に少し慣れた程度。
「日本語リテラシー(’16)」
- 期待したこと:ブログを上手にかけるようになるといいな。
- 単位認定試験:通信指導問題を解いていれば印刷教材を見なくても解ける程度の難易度。10分くらいで出来ちゃいました。途中退場できる30分が経過すると、8割の人が退場してガラガラになりました。
簡単すぎると思いましたが、老後の楽しみに受講しているひともいるでしょうからこれでいいのかも知れません。 - 成果:ブログは上達したのか。ノウハウを知ったが実際に使いこなしているかというと怪しい。
おまけ
単位の評価方法を検索していましたら、すごい人を見つけましたので紹介します。
- 32年も放送大学に在籍し、今までに7回卒業している方を発見。恐れ入りました。
私ももう32年目になる放送大学をいつ卒業するか大問題なのですが、とりあえずエキスパートグランドスラム達成までは頑張ろうと思います。
エキスパートグランドスラムとは放送大学全科目の単位を取得することでしょうか。
12の大学通信教育を比較紹介している。この方も凄い。
中学3年生時の成績表(通知表)が5段階評価で全科目オール1というのもすごいですが、その後、通信教育で高校を卒業。3期(1年6か月)で放送大学卒業要件の124単位をクリアしたそうです。
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